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引っ越しが決まったら、まずは不動産屋をまわって転居先を探すことになると思います。
土地勘のないところに引っ越しをするとなると、不動産業者のセールストークをそのまま信じて物件探しをすることになります。
もし不動産屋が悪徳業者だったりした場合には、大変な物件に住むことになってしまうかも知れません。
そういった意味では、物件選びをする前の不動産屋選びこそが、一番重要であるといえます。
引っ越し先の物件を探すにあたって、悪質な不動産屋か良心的な不動産屋かを見分けるためには、どういった点に注意をすればいいのでしょうか?
ウソの物件情報でお客を呼び込む悪質な不動産業者
転居先の物件を探すときには、まず不動産業者のホームページや店頭に貼られている物件情報をみることが多いと思います。
そういった物件情報のなかに「なぜこの間取りでこの家賃?」と思えるような魅力的な情報が掲載されていることがあります。
他の人に先に契約されてしまっては大変だと思い、あわてて問い合わせをすると、次のようなセリフが返ってきたりします。
「申し訳ありません。残念ですが、その物件はついさっき決まってしまったんですよ」
こんなふうに言われると、「そうだよな~、確かに条件が良すぎるし、すぐに決まっちゃうよな」などと妙に納得してしまったりするものです。
ひょっとしたら、あなたも過去に似たような経験があるかも知れませんね。
実は、こういった物件広告の多くは「おとり広告」などと言われて、実際には存在しない架空の物件だったりすることがあるのです。
この「おとり広告」を見て連絡をしてきた「カモ」に対して、悪徳不動産業者は次のようなセリフを吐くことになります。
「残念ながらこの物件は決まってしまいましたが、他にもいい物件がたくさんありますよ」
素直な人はこの言葉をそのまま信じて、この不動産業者に他の物件を紹介してもらうことになるわけです。
しかし、実際には「おとり広告」に使われていたようなお得な物件などあるはずもなく、最終的には妥協してそれほどお得ではない物件と契約をしてしまったりするわけです。
こういった架空の物件で入居者を呼び込む方法は違法なのですが、実際にやっている不動産業者は少なくないのです。
1月~3月の繁忙期であれば、本当についさっき決まってしまって、広告を削除する暇もなかったということもあるかも知れませんが、それ以外の時期では考えにくいことです。
「申し訳ありません。残念ですが、その物件はついさっき決まってしまったんですよ」
あなたが訪問した不動産業者からこのようなセリフを言われたら、「分かりました、それでは結構です」とあっさり引き下がって、次の不動産屋を探した方が無難といえます。
参考記事:おとり物件で時間を無駄にしないための賢い引っ越し前の物件選び
よそのお店に行かせないための決まり文句に注意
不動産屋にいくつかの物件を紹介されても、なかなか気に入った物件が見つからないことも多いものです。
仕方なく「他の店に行って探してみようか」などと考えていると、それを見透かしたかのように「他の不動産屋にいっても結局おなじですよ」というセリフが不動産屋から返ってくることがあります。
要するに、他の不動産屋に行っても無駄になるからうちで決めなさいということです。
しかし、普通に考えて周辺の不動産屋がすべて同じ物件を扱っているなどということはあり得ないはずです。
この店では見つけることができなかった自分の条件にあった物件を、よその店で見つけることができる可能性は十分にあるわけです。
せっかく自分の店にやってきたお客を、よその店に取られたくない思いから、「他の不動産屋にいっても結局おなじですよ」というセリフが出てくるわけです。
ただ、他の不動産屋に行っても、なかなか自分に合った条件の物件が見つからないことも実際にあります。
そういった場合は、不動産屋がどうのこうのというよりも、自分の条件が厳しすぎると考えて、ある程度は妥協して条件を落とした方がいいかも知れません。
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「他にも検討をしている人がいる」というのは不動産屋の常套句
自分の条件にぴったりの案件ではないけれども、かなり近い条件の物件があったときには、契約すべきかどうかで悩むことがあると思います。
もう1件だけ別の不動産業者をまわって、それで見つからなかったらこの物件にしようなどと思っていると、不動産屋から次のようなセリフを言われることがあります。
「実は他にもこの物件を検討している人がいるんですよ。早い者勝ちなので、決めるなら早い方がいいと思いますよ」
こんなセリフを吐かれると、次の店に行こうと思っていた足がつい止まってしまうかも知れません。
これよりもいい条件の物件が、次の店で見つかるとは限らないからです。
しかし、こういったセリフはある意味では不動産業者の常套句ともいえ、実際には他に検討している人などいなくても、このようなセリフを吐くことは多いのです。
実際に引っ越しをしてしまったら、しばらくのあいだはその物件で暮らすことになるわけですから、妥協をするのはよくありません。
「もう1店だけまわってみよう」という自分の気持ちに素直に従って、行動をしたほうがいい結果になることが多いものです。
もし不動産屋の言っていることが本当で、他の人に先に契約されてしまうことになったとしても、それはそれで仕方のないことです。
その物件とは縁がなかったと思って、きっぱりとあきらめるようにしましょう。
さまざまなオプションを当然のように勧めてくるところは要注意
最近の賃貸契約にはさまざまなオプションサービスがあったりします。
たとえば、消毒サービスや、水漏れなどがあったときに対応してくれる24時間安心サービスなどです。
これらのサービスは基本的に任意であり、依頼をするかどうかは本人の自由です。
消毒サービスといっても、自分でバルサンを使って消毒をするのとあまり変わらないにもかかわらず、けっこうな値段を請求されたりします。
こういったサービスをすすめるときに、悪質な不動産業者は次のようなセリフを吐きます。
「他の人はみんなやっていますよ」
こういったセリフを吐くことで、自分だけやらないのはおかしいという雰囲気を意図的に作るわけです。
こういうセリフを言われたら、次のようなセリフで応酬して悪質不動産業者をギャフンといわせてください。
「おたくの扱っている物件は、消毒しないと新しい入居者が入れないほど衛生状態が悪いんですか?」
このセリフをいっても屁理屈をいって強引にすすめてくるような不動産業者とは、基本的に契約はしない方がいいでしょう。
物件選びだけでは終わらない不動産業者とのつきあい
ここまで、引っ越し先の物件探しをするときに気をつけるべき不動産業者のセリフについて紹介してきましたが、不動産業者との付き合いは物件選びだけでは終わりません。
彼らとのつきあいは、その後の物件管理も含めて考えなくてはなりません。
物件選びのときに先に紹介したような怪しいセリフが出てこなかったとしても、あきらかに態度が横柄で不親切そうな不動産業者は避けるようにしたほうがいいでしょう。
他の住民とのトラブルがあった場合なども、頼りになるのは管理をしている不動産業者です。
「釣った魚にエサはやらない」といった考えの不動産業者では困ることになります。
引っ越しが終わればこれから長い付き合いが始まるわけですから、物件選びをするときには、あくまでも不動産業者の人柄まで考慮したうえで慎重に行うことが重要といえます。