引っ越し先で気をつけなければならないNYMBYと呼ばれる困った施設

困った施設引っ越し先の物件を探すときには、近くにスーパーやコンビニなどの便利な施設があるかどうかという点を気にする人は多いと思います。

しかし、それとは逆に、「近くにあると困る施設」の存在を契約前に確認する人は、意外に少ないのではないでしょうか?

たとえば、暴力団の事務所やカルト宗教の施設、ゴミ焼却場、火葬場、性風俗店などで、こういった施設はNYMBY(ニンビー)と呼ばれています。

このような施設は、なるべく自分が暮らす近くにはない方がいいと誰でも思っているはずですが、つい便利な施設の方にばかり目が行ってしまい、NYMBYがあることに気がつかないで契約をしてしまったりすることが多いのです。

引っ越してしまってから気がついてもおそいNYMBY

引っ越しが終わってやれやれと思ったとたん、近所をいかにも暴力団風の男が毎日のように徘徊しているのを目の当たりにしたら、その時点で物件選びが失敗だったということに気がつくでしょう。

もし抗争などが起きて、流れ弾が飛んでくるようなことがあったらシャレになりません。

また、あきらかに目つきのおかしいカルト宗教の信者らしき人に、毎日のように勧誘に来られたら気持ちが休まることがないでしょう。

こういったNYMBYが物件の近くあるかどうかというのは、事前に調査をすれば容易に分かることなのですが、便利な施設の方にばかり目が行ってしまい、チェックをおこたってしまうことが多いわけです。

引っ越してしまってから後悔しないように、必ず契約前にそういった施設がないかどうかを確認することが大切です。

不動産業者が事前に教えてくれることもありますが

良心的な不動産業者であれば、近くにそういった施設があることを教えてくれることもあります。

しかし、困る施設かどうかの判断は人によって異なりますので、不動産業者は問題ないと思っている施設であっても、認識の違いで引っ越しをする当の本人にとっては問題なこともあるわけです。

不動産業者が風俗店ぐらいは問題ないだろうと思って何も言わなかったとしても、小さな子どものいる家庭にとっては大問題だったりします。

逆に、小さな子どものいる家庭にとっては、学校や保育園はあったほうがいい便利な施設となりますが、子どもいない独身の人にとってはNYMBYとなる可能性があります。

そういった人にとっては、保育園や学校から聞こえてくる子どもの声が、騒音と感じてしまうこともあるからです。

また、墓地なども近くにあったら困ると思っている人は多いと思いますが、どれくらい離れていたら問題ないのかという認識も人によってことなります。

不動産業者は物件から50mほど離れているからNYMBYではないと判断したとしても、その墓地が駅までのルートの途中にあったりすると問題になる可能性があります。

残業などで夜遅くなったときに、そういった道を1人で歩くことに恐怖を感じる人もいるに違いありません。

ですから、自分があったら困ると思えるような施設がないかどうかを確認するには、不動産業者をあてにせずに、自分で地図を確認したり実際に周辺を歩いてみたりするのが確実ということになります。

公園がNYMBY になることもある?

公園のブランコ十分に周囲のNYMBYについてチェックしたつもりでも、思いもよらなかった意外な施設がNYMBYだったりすることもあります。

たとえば公園です。

多くの人は、近くに公園がある物件というのはいいイメージを持つに違いありません。

小さな子どもを遊ばせることができますし、ときどき緑のなかを散歩するのはいい気分転換になるからです。

ところが、公園があることによって、夏場に虫が大量に発生してしまって、防虫対策で頭を抱えてしまうということも実際にあるのです。

また、公園が不良のたまり場になってしまって、夜通し若者が騒ぎまわるといったようなケースもまれではありません。

近くに公園があることを良心的に解釈していると、とんだしっぺ返しを食らう可能性もあるわけです。

飲食店街の近くも要注意だったりします

独身で1人暮らしをしている人は、どうしても外食が多くなります。

そのため、物件の近くに食堂や居酒屋などがあると便利だと考える人が多いと思います。

しかし、こういった飲食店街も一歩間違うとNYMBYとなる可能性があるのです。

毎晩のようにカラオケの声が聞こえてきたりする可能性がありますし、朝には道路におう吐物などがまき散らされていたりすることもあります。

自分にとっては近くにあった方がいいと思えるような施設であっても、実際に住んでみるとNYMBYであったりすることは決して少なくないのです。

静かな住宅街だと思っていたら物件の前が有名な抜け道だった

幹線道路や線路なども、ある意味ではNYMBYといえるかも知れません。

クルマや電車が通過する騒音によって、睡眠不足になってしまうような人も実際にいるからです。

しかし、幹線道路や線路などが近くを走っていないかどうかは、地図をみればすぐに分かることです。

最低限のチェックを欠かさなければ、うっかりとそういった物件に住んでしまう失敗は回避できるわけです。

ところが、あきらかに幹線道路から離れているにもかかわらず、実際に住んでみたら目の前の細い道路が幹線道路の有名な抜け道で、クルマがひっきりなしに通過するような場所だったりすることもあります。

そういった抜け道では、細い道路をクルマが猛スピードで走り抜けていったりしますので、騒音だけではなく命の危険さえ感じることになります。

こういった物件も、事前に内見をしておけば契約をしてしまうことはないはずですが、忙しいことを理由に内見をせずに契約をしてしまったりすると、こういった物件に住むことになってしまったりするわけです。

自分自身にとって困る施設は不動業者に伝えておく

不動産業者に相談このようにNYMBYかどうかの判断というのは、人それぞれの価値観や感じ方によって変わってきたりするものです。

暴力団事務所やカルト宗教団体の施設などは、基本的には誰にとってもNYMBYとなりますが、学校や保育園などは便利施設だと判断する人もいればNYMBYと判断する人もいるわけです。

そのため、不動産業者で物件探しをするときには、自分にとってのNYMBYを明確にしておき、それを担当者に伝えるようにすることが大切です。

たとえば「お墓は別に気にしないけれども学校や保育園は困る」とか「妻が大の虫嫌いなので公園の近くは避けてほしい」などといった感じです。

そうすることで、ある程度は不動産業者との認識の違いを埋めることができ、うっかりとNYMBYの近くに住んでしまうことを避けられる可能性が高くなります。

住民運動に巻き込まれてしまう可能性もあります

同じマンション内に暴力団事務所やカルト宗教のアジトがあったりして、何か問題が起こったときには「反対運動」や「退去運動」などが行われることがあります。

NYMBY物件に住んでいると、そういった運動に巻き込まれる可能性はつねにあるわけです。

そのような運動を起こすことで暴力団やカルト宗教団体がすなおに出て行ってくれればいいのですが、話がこじれて運動に参加していた人たちが逆恨みをされたりする可能性もあります。

自分はそんな運動に参加をしたつもりはなくても、運動を起こしている団体が「○○マンション住民一同」などと名乗って活動していた場合は、まるで住民全員が参加しているかのようなイメージを持たれてしまいます。

もし運悪くそういった事態になってしまった場合には、お金はかかりますが、再び引っ越しの検討をしたほうがいいかも知れません。

余分な引っ越し代がかかることになっても、自分の身に危険が降りかかるよりはましだからです。

分譲マンションだとそう簡単に引っ越しというわけには行きませんが、何かあったときに簡単に転居できるのが賃貸物件に住んでいる人の強みであるといえます。

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