お金がない人が引っ越しするにはどうすればいいか?お金がないときの引越し節約術

お金がない!・賢い引越し費用の節約術
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引っ越しをしたいけど「お金がない」と悩んでいる方もいるかも知れません。

引っ越しというのは、基本的にお金がないとできないからです。

引越し業者に支払う費用はもちろんのこと、新たに転居先と賃貸契約するときにも、敷金や礼金などのさまざまな費用が発生します。

しかし、人生には、必ず何度か引っ越しをしなければならないようなイベントが起こります。

大学への入学、転勤、結婚といったときには、引っ越しが伴うことが多いです。

また、いま住んでいるところの環境的な問題や近隣とのトラブルなどで、引っ越しが必要なこともあるでしょう。

そういったときには、たとえお金がない状況であっても、なんとか引っ越しのための費用を工面しなければなりません。

ここでは、引っ越しをしたいけれどもお金がないという人に向けて、なるべくお金をかけないで引っ越しをするにはどうしたらいいかについて解説をしています。

お金がない人のための引越し費用を節約する方法

お金のない人が最初に考えるのが、自力の引越しだと思います。

レンタカーなどを借りて自力で引っ越しをするのであれば、業者に依頼をするのにくらべてお金は掛かりません。

しかし、荷物がたくさんあったり、大型の家具や家電などがあったりする場合には、自力で引っ越しをするというのはかなり厳しくなります。

特に、ドラム型の洗濯機は重さが100kg近くありますので、アパートの2階などから素人が運び出すのは困難です。

参考:自力で引越しをした人の体験談~業者を使わずに自分でやるのは思ったよりも大変?

そうした大型の家具や家電がある場合には、必然的に引越し業者に依頼せざるを得なくなります。

もちろん、引越し業者に依頼をすれば費用が発生しますので、お金がない人にとっては頭の痛い問題ということになります。

ここでは、引越し業者に支払う費用を削減する方法や、自分自身が負担するお金を減らす方法などをいくつか紹介してみたいと思います。

お金がない人は引越しの閑散期を狙うべし

カレンダーと電卓引越し時期にこだわらないのであれば、お金のない人は引越し業者が暇な閑散期を狙うべきです。

なぜなら、閑散期は引越しの料金が大幅に安くなるからです。

たとえば5月から8月にかけての時期であれば、引越し業者がそれほど忙しくありませんので3月中旬から4月にかけての繁忙期にくらべると、半分以下の料金で引っ越しができることもあります。

お金がない人にとって、引越し料金が半分になるというのは、大きな魅力です。

また、引っ越しは土日祝日を利用して行う人が多いので、あえて平日を選ぶと料金がさがる可能性があります。

作業時間に関しても、午前中から荷物の積み込みをする人が多いので、あえて午後から作業を開始するプランを選択することで料金的に安くなることが多いです。

参考:引越し見積もりの金額は午前開始と午後開始でどれくらい変わるのか?

さらに、引越し予定日や当日の作業開始時間などをすべて業者にお任せするプランを利用すれば、さらに安くなる可能性が高くなります。

また、大型の家具や家電などの大物を中心に引越し業者に運んでもらい、ダンボールに入った小物などはマイカーなどを利用して自分で運ぶ方法も、お金がない人にとっては有効なやり方です。

トラック1台に積めるだけの荷物を積み込んで、残った荷物は自分たちで運ぶ「積みきりプラン」というサービスがありますので、マイカーを持っている人は利用してみるといいかも知れません。

参考:引越し業者の「積みきり」というプランの特徴とは?~トラックに積めるだけ運ぶ

お金がない人は引越し業者を競争させるべし

見積りを作成する引越し業者荷物の量や移動距離がまったく同じであっても、依頼をする引越し業者によって料金が大きく違ってしまいます。

そのため、お金がない人が引っ越しをするときには、、なるべくたくさんの業者から相見積もりを取ることが大切になります。

高い業者と安い業者で見積もり金額が2倍も違ってしまうことが普通にありますので、比較をせずに1社だけの見積りでそのまま発注してしまうと、大損となってしまう可能性があります。

たとえば、東京から大阪まで2人~3人家族が引っ越しをする場合、閑散期であれば安い業者だと10万円程度の料金で済むことがあります。

ところが、運悪く高い引越し業者にあたってしまうと20万円以上の請求になることも少なくありません。

つまり、高い業者と安い業者で10万円もの差があるわけですから、お金がない人が引っ越しをするときには、見積もりの比較は必須といえます。

大型の家具や家電がなければ自力で引っ越しをする

自力で引っ越す引越し時期や業者のプランなどをうまく活用したり、複数の業者から相見積もりを取ったりすることで、かなり安く引っ越しができるということがお分かりになったかと思います。

しかし、それでも引越し業者に支払うお金をゼロ円にすることはできません。

もし大型の家具や家電品などがほとんどなく、距離もそれほど遠くないということであれば、あえて業者に依頼をせずに自力で引っ越しをすることを検討してみてもいいでしょう。

体力的にはきついですが、お金がない人にとってはこれ以上の節約術はありません。

その場合、荷物を運ぶためのクルマがない場合には、トラックなどをレンタルする必要がありますので、最低でもその分の費用は発生してしまいます。

大型のワンボックスカーなどを所有している人でなおかつ近距離の引越しであれば、自分のクルマに荷物を少しずつ積んで、何度も往復するピストン輸送で荷物を運ぶことも可能になります。

ただし、何度も繰り返しになりますが、大型の家具や家電がある場合には、プロの引越し業者にお任せしたほうが無難です。

素人が無理をして自力で引っ越しをした結果、家具や建物を壊してしまう事例も少なくありません。

その結果、引越し業者に頼んだとき以上の出費になってしまう可能性もあります。

参考:引越し業者に払うお金がもったいないという理由で自力引っ越しをするとどうなる?

お金がないときは宅配便などの活用で引越し費用を節約

宅配便の女性の配達員荷物の量が少なくて、ダンボールが数箱程度しかないのであれば、宅配便などのサービスを利用することで、引っ越し費用をおさえることが可能になります。

たとえば、120サイズのダンボール5個を東京から大阪まで宅配便で送った場合、料金は8,600円で済んでしまいます。

単身パックを使って東京~大阪の引越しをすると2万5千円ほどかかりますので、およそ1/3の料金で引越しが出来ることになります。

詳しくは以下のページをご覧になってください。

関連記事:宅配便を使って引っ越しをしたらどれくらいの費用がかる?~単身パックとどちらがお得か?

会社や行政から引っ越し費用の補助を受ける

青空とハローワークの建物サラリーマンが転勤に伴って引っ越しをする場合には、お金がなくてもなんとかなったりします。

会社で引っ越しに費用を負担してくれることが多いからです。

転勤が決まったら、まずは総務に確認をしてみるといいでしょう。

ただし、会社で負担してくれるのはあくまでも荷物を運搬するための費用であって、荷造りなどのオプションサービスに関しては自腹になるのが普通です。

サラリーマンの転勤にともなう引越しの場合、お金がなくてもそれほど心配する必要はありませんが、失業者の場合はどうなのでしょうか?

実は、ある条件を満たすことによって、ハローワークから「移転費」という名目で引っ越し費用を支給してもらうことが可能になります。

お金がない失業者にとっては、とてもありがたい制度です。

詳しくは以下の記事をご覧になってください。

参考:ハローワークから引越し費用が支給になる?~失業保険でもらえる移転費の話

また、生活保護を受けている人が引っ越しをするときにも、条件を満たすことによって行政が引っ越し費用や借家に入居するための諸費用を負担してくれることがあります。

ただし、この条件というのがなかなか厳しいものとなっています。

以下の記事に詳しく書いていますので、気になる方は目を通してみてください。

参考:生活保護を受けている人が近隣トラブルで引っ越しをしたいとき

お金がない人は賃貸物件の初期費用をどうするか?

不動産会社で相談をする男性引っ越しにあたって新たに賃貸物件の契約をしようと思うと、敷金・礼金・仲介手数料・前家賃などで、家賃の5ヶ月分程度の初期費用が発生してしまうのが普通です。

家賃が5万円の物件であれば25万円、家賃が10万円であれば50万円の初期費用がかかってしまうわけですから、お金がない人にとってはかなり頭の痛い問題です。

逆に、これらの初期費用があまり発生しない物件を探すことができれば、引っ越しに伴う費用を大幅に減らすことができるわけです。

お金がない人が引っ越しをするときには、具体的にどのような物件を選べばいいのでしょうか?

お金がない人は敷金なし・礼金なしのゼロゼロ物件を探す

最近では、敷金はともかく礼金が不要の物件が増えてきています。

ところが、物件によっては敷金も礼金もどちらも発生しない「ゼロゼロ物件」と呼ばれるものが存在します。

つまり、手元にお金がない人でも入居できる物件ということになります。

こういった物件を探すことができれば、それだけで家賃の2~3ヶ月分程度の費用を削減することが可能になります。

ただし、敷金も礼金も必要がないということは、何らかの理由があるはずです。

普通に考えられる理由としては、入居者がなかなか見つからないために、あえて「ゼロゼロ物件」として入居者のハードルを下げているということです。

入居者が見つからない理由としては、「物件がかなり古い」「駅からの距離がかなりある」「日当たりが悪い」「近くに問題の施設がある」「事故物件である」などといった、さまざまな要因が考えられます。

「ゼロゼロ物件」の場合には、一度契約をしてしまうと途中解約ができない物件もありますので、契約をするまえにどういった物件なのかを慎重にチェックする必要があります。

仲介手数料が無料の物件も存在します

仲介手数料が無料敷金や礼金がかからないだけではなく、仲介手数料が無料の物件も存在します。

こちらもお金がない人にとっては魅力的です。

敷金や礼金というのは大家さんに支払うお金です。

たとえ「ゼロゼロ物件」であっても、その後は毎月家賃が入ってくるわけですから、大家さんとしては基本的には問題ありません。

ところが、仲介手数料というのは、物件を紹介してくれる不動産業者に支払うものですから、これが無料ということになると、不動産業者はボランティアになってしまうような気がします。

しかし、実際には不動産業者にとって、まったく問題ないようなシステムになっているのです。

どういうことかといいますと、そういった仲介手数料無料物件の場合、不動産業者は入居者から仲介手数料を取るのではなく、大家さんからとる仕組みになっているからです。

賃貸物件が空室となってしまった場合に困るのは、不動産業者ではなく大家さんです。

そこで、大家さんは本来であれば入居者が仲介手数料として支払うべき分を負担することで、お金がない人でも入居しやすいようにハードルを下げているわけです。

いずれにしましても、「ゼロゼロ物件」と同様に、なかなか入居者が見つからないために仲介手数料を無料としている可能性が高いので、その理由はしっかりと確認をしておいた方がいいでしょう。

参考記事:引っ越し先の家賃を値引き交渉で安くすることはできるのか?

前家賃が不要なフリーレント物件を探す

賃貸物件の契約をするときに、敷金・礼金・仲介手数料の他に必要になってくるのが、前家賃です。

しかし最近では、この前家賃でさえも不要な物件が登場しています。

それがフリーレント物件と呼ばれるものです。

フリーレント物件の場合、入居後の家賃が1ヵ月~3ヶ月にわたって無料になります。

つまり、家賃が1ヵ月~3ヵ月もタダになるわけですから、お金がない人にとって、これほどありがたい引越し先はないでしょう。

このフリーレント物件も、「ゼロゼロ物件」や仲介手数料無料物件と同様に、何らかの理由によって入居者が集まりにくいために、そういった条件を提示しています。

契約前にしっかりと物件チェックをすることが大切です。

お金がないなら引っ越し費用を借りるという選択肢も

銀行の融資窓口大型の荷物が多く、距離も遠いということになれば、さすがに自力での引っ越しは困難になりますので、引越し業者にお願いをするしかありません。

その場合、引越し業者というのは基本的に現金払いですから、お金がないことには依頼をすることができません。

どうしてもお金を工面することができないということであれば、銀行などから借りるしかありません。

ただし、どこの銀行にも「引越しローン」などといった商品はありませんから、利用目的が自由なローンを選択することになります。

利用目的が自由ということになりますと、カードローンなどを思い浮かべる人もいると思います。

しかし、カードローンは金利が高いのでおすすめはしません。

同じ利用目的が自由でも、カードローンとくらべるとはるかに金利の安い、フリーローン(多目的ローン)を利用してみるといいと思います。

カードローンの年利が13%~18%なのに対して、フリーローンであれば、年利5%~6%程度で借りることができる銀行が多くなっています。

どうしても引っ越しをするお金がない人は、銀行に行って相談をしてみるといいでしょう。

クレジットカードの分割払いを選択する方法

銀行からの借り入れだと、手続きが面倒だという人もいると思います。

そういった方は、クレジットカードの分割払いなども検討してみるといいしょう。

引越しというのは、けっこうまとまったお金が必要になりますので、分割での支払いが可能であれば、お金がない人にとってはありがたいと感じるはずです。

ただし、引越し業者というのは現金払いが基本であり、クレジットカードの分割払いに対応している業者は限られていますので、事前に確認しておく必要があります。

また、賃貸物件の初期費用に関しましても、クレジットカードに対応しているところがありますので、こちらも事前に確認してみるといいでしょう。

関連記事:引っ越し費用をクレジットカードで分割払いすることのメリットとデメリット