引越し業者のトラブルで一番多いのは~当日に業者が来ない!

引越し業者に電話する男性引越し業者とのトラブルにはさまざまなものがあります。

荷物を紛失されてしまったり、家具や床に傷をつけられてしまったりといったトラブルはよく耳にします。

しかし、意外に思うかも知れませんが、国民生活センターに寄せられた引越し業者とのトラブルの中で一番多いのが「業者が当日に来ない」というものです。

荷造りなどの準備も完全に終わって、あとは業者が来るのを待つばかりといった状態のときに、引越し業者にすっぽかしを食らってしまったら大変なことになってしまいます。

法的には「債務不履行」にあたる業者の違法行為となりますが、そういった被害に合わないためにはどうすればいいのでしょうか?

怒りを感じるあまりにも非常識な引越し業者の対応

引っ越しの当日に、業者にすっぽかしを食らうと悲惨なことになります。

実際に被害にあった、Aさんの事例を紹介してみたいと思います。

引越し業者より、当日のトラックの到着時間を前日にお知らせしますといわれていたAさんは、その言葉を信じて電話を待っていました。

しかし、前日の夕方6時を過ぎても業者から何の連絡もないことに不安をおぼえたAさんは、自分から電話をしてみました。

すると「確認して折り返し電話をします」とのことだったので、その言葉を信じて折り返しの電話を待ったものの、まったくかかってくる様子がありません。

Aさんは、仕方なく1時間ごとに自分から電話をしましたが、返ってくる言葉はいつも同じで「確認して折り返し電話をします」でした。

それを何度も繰り返したものの、とうとう夜の11時過ぎには電話もつながらなくなってしまったそうです。

腕時計を指差す女性仕方なく、翌日の朝9時にはしっかりと準備をして待つことにしたのですが、トラックが来る様子はまったくありません。

10時過ぎに電話をしてみると、相変わらず「折り返し電話をします」というお決まりのセリフが返って来るだけです。

その後も、1時間おきに電話をかけましたが、同じセリフが返ってくるだけで、むこうから折り返しの電話がかかって来ることはありませんでした。

夕方の6時過ぎになってようやく引越し業者から電話がかかってきたのですが、そのときAさんは、信じられないようなことを言われました。

「本日はいけなくなりましたので、日程の変更をお願いします」

Aさんにしてみれば、電気やガスなども今日までで止められてしまいますし、部屋の契約も今日までとなっているので、日程の変更なんて絶対に無理です。

Aさんが、日程の変更は絶対に無理なので何とかしてくださいとお願いしても、「分かりました、折り返し連絡をします」という耳にタコが出来るほど繰り返し聞かされたセリフが返って来るばかりです。

Aさんは、仕方なくレンタカー屋さんから小さなワゴン車を借りて、片道1時間の転居先まで友人に手伝ってもらいながら何度も何度もピストン輸送して荷物を運んだそうです。

徹夜で作業をして、すべての荷物を運び終えたのは、翌日の午前10時過ぎだったそうです。

ちなみに、そのあと1週間以上たったあとでも引越し業者から折り返しの電話がかかって来るどころか、お詫びの連絡なども一切なかったそうです。

信じられないかも知れませんが、世の中にはこういった非常識きわまりない引越し業者も存在するのです。

実は、こうした「当日に引越し業者が来ない」というトラブルは、引っ越しの繁忙期となる3月や4月にはよく起こることなのです。

もし悪質な引越し業者とトラブルになったら

不安そうに電話する女性Aさんの事例の引越し業者はかなり悪質でしたが、実際にはそれ以上の悪質極まりない引越し業者もいるようです。

約束の日に来ないばかりか、勝手に予定日を変更しておいて、こちらが拒否をするとキャンセル料を請求してくるというものです。

当然ながら、キャンセル料などはまったく払う必要はありません。

国土交通省が定めた引越運送約款には、キャンセルに関する規定が書かれています。

引越し前日のキャンセルの場合には引越し料金の10%、当日の場合には20%のキャンセル料を支払う必要があるということが書かれています。

ただし、これはあくまでも依頼者側の都合でキャンセルをした場合です。

約束した日に引越し業者が来なかったわけですから、キャンセルの原因を作ったのは業者側ということになり、当然ながら1円も支払う必要はないわけです。

それどころか、契約した当日に引越し業者が来ないなどというのは、明らかに契約違反です。

もし、引越し業者が当日来なかったことにより、何らかの損害が生じた場合には「債務不履行」により業者に対して損害賠償を請求できることになります。

たとえば、引っ越しをする日が延びてしまったために、家賃を1か月分余分に支払わなければならなくなった場合などは、当然ながらその分を業者に対して請求できることになります。

また、転勤に伴う引越しなどの場合に、予定通り引越しが出来なかったために、新しい職場で仕事をするのにホテルを利用せざるを得なかったりした場合にも、そういった費用もすべて引越し業者に損害賠償として請求できます。

もし、運悪くそういった悪質な引越し業者の被害にあってしまったら、国民生活センターかひっこし110番(03-3256-8110)に相談してみるといいでしょう。

参考記事:国民生活センターに寄せられている引越し業者へのクレーム

引越し業者とのトラブルを避けるために

当日に引越し業者が来ないといったような最悪なトラブルを避けるためには、業者選びがとても重要になってきます。

複数の見積もりを取得して少しでも安い業者に依頼をすることは間違いではありませんが、ただ安ければどこでもいいということではありません。

誰もが名前を知っているような大手の引越し業者であれば、当日にすっぽかしをするというような悪質かつ無責任なことはしないはずですので、万が一のことを考えた場合は、多少料金的には高めでも、そういった大手の引越し業者に依頼をする方が安心です。

絶対にやってはいけないのが、モグリの引越し業者へ仕事を依頼することです。

モグリの引越し業者というのは、陸運局の正式な許可を受けていない業者のことで、トラックのナンバーが白なのですぐに見分けがつきます。

彼らはもともと無許可で違法営業をしている業者ですから、失うものはありません。

どうしても当日に都合がつかなくなれば、すっぽかしなどということも平気でやる可能性があります。

引越し業者を選ぶ際には、もちろん料金が安いということも重要ですが、それ以上に信頼性が高く安心して仕事を依頼することが出来る業者を選ぶということが大切になって来るのです。

参考記事:引越し業者を見積もり金額だけで選ぶと失敗します

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>