入居前に買っておくべき新居の汚れ対策アイテム

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入居前準備とは?

引っ越し先が決まって、荷造りや手続きが着々と進んでいるといった状況で忘れがちになるのが入居の際の事前準備です。

入居前準備の主な内容は、新しい住居に引っ越す前に行う各部屋の清掃防汚、また防虫対策などがあります。しっかりと準備をしておくことで、新居を清潔で快適な環境へと整え、住み始めてからも毎日の手入れや処置の負担をより軽減させることができます

今回は、キッチン・浴室・リビングルーム・トイレなど、部屋ごとの汚れ対策に便利なグッズをまとめて紹介していきます。準備をする際にぜひ参考にしてみてくださいね!

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新居の汚れ対策アイテム

汚れ・害虫対策対策のアイテムは、入居前準備の際に役立つだけではなく、普段のお掃除にも大活躍します。

また、1つ持っておくだけで困らないものもありますが、ものによっては定期的な交換やストックが必要な場合なども考えられます。

さらに、同じ用途でも対策の仕方によっては使用するアイテムが違う場合もあります。

新居の構造や設備・部屋の位置や気候などを考えた上でも、適切なアイテムを入手して準備に向かいましょう。

ワイパー

ワイパーは入居前準備の段階で購入しておくのがおすすめです。

床のチリ・ホコリの清掃用、洗面所や浴室の清掃用として、フローリング用ワイパーと水切りワイパーの2種類はできるだけ用意しておきましょう。

フローリング用ワイパー

参照元Amazon.co.jp
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床の清掃には、クイックルワイパーがおすすめです。340gと軽量で簡単に組み立てができる上、ヘッドが自由に回転するので隅っこや角の清掃にも困りません。組み立て式の長い柄で、腰を痛めることなく水拭き・乾拭きができます

専用の立体吸着シートを本体に装着することで、液体によるベタベタした汚れ・溜まったホコリなどを掃除機よりも確実に隅々まで一掃できます。

立体吸着シートはドライタイプウェットタイプどちらも両面使用できます。

値段の相場は、ワイパー本体が1400~1500円前後で、立体吸着シートはドライタイプの場合40枚入3パックで1700円から、ウェットタイプの場合32枚入2パックで1800円前後です。

アマゾンではドライ・ウェットタイプのセットで販売しているものや、香り付きのシートなどもありますので、本体と合わせて多めに購入しておくと便利です。

水切りワイパー

参照元:Amazon.co.jp
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浴室などの水滴の除去に役立つ水切りワイパーは、スクイージーとも呼ばれ、用途によって適した長さや形状、柔らかさが変わってきます。ワイパーブレードの長さや素材に着目して、合うものを選ぶようにしましょう。

浴室内の収納棚やバスタブ表面などの水切りには、柔らかい素材で、ブレードの長さが20㎝~25㎝程度のものがおすすめです。

左上の写真のワイパーは、山崎産業から出ている「ウォータースクイジー バスボンくん」という製品です。

重量は70~80gと軽く、プラスチック製で錆びる心配がないうえ、カーブした面や隙間などの水滴も楽に取ることができます。お値段も200円~600円などとリーズナブルで、どんな場所にも使いやすいです。

一方、右上の写真のワイパーは、山崎実業から出ているマグネット 水切りワイパー」です。

こちらの製品はワイパーブレードが約31㎝と長く、一度に広範囲の水切りが可能です

シリコーン製で水垢やカビ汚れの心配もなく、浴室内のフックにかけられるのはもちろん、浴室の壁にぴったりとくっつけることができる強力なマグネットもついています

カラー展開がホワイト・ブラックの2種類あり、価格の相場は1900円前後となっています。新居の浴室が広めな方や、デザインにこだわりたい方にはこちらがおすすめです。

その他

参照元:Amazon.co.jp

フローリング用・水回り専用のワイパー以外にも、持っておくと便利なハンディタイプのワイパーがあります。

ふわふわの繊維が家具の隙間やエアコンの上などに溜まっているホコリを絡めとってくれます。

全長46㎝~95㎝まで伸縮が可能なものもあり、高い場所細い隙間などの掃除がしにくい場所のお手入れに最適です。

ハンディタイプのワイパーは本体が280円~700円前後、取り換え用の吸着繊維が12枚入りで1200円前後でお求めいただけます。

壁に後付けで棚を付けたい方や、本棚などの大型家具と壁の隙間が気になる方は、ぜひ手に入れておくといいと思います。

フィルター・カバー

次に、各場所にフィルターやカバーを付けておくことも重要です。

チリやホコリの蓄積防止室内の空気をきれいに保つことができ、電化製品のエネルギー効率の向上にもつなげることができます。

特に、各場所における換気扇や通気口、エアコンには、季節によっては悩ましい花粉症・ハウスダストなどのアレルギー症状を防ぐためにもこれらを設置しておくとよいでしょう。

また、場所によっては対策を行わないことで虫害の原因となる場合もあります。室内に害虫が侵入するリスク軽減にも役立ちます。

通気口や換気扇、レンジフード専用のフィルターだと、100円ショップなどでも手軽に購入できます。ものによっては、自由にサイズ調節が可能で、あらゆる形の設備にも柔軟に対応しています。

また、東洋アルミエコープロダクツの「フィルたん」シリーズも代表的です。ほこり取り、アレルギー対策、ウイルス・細菌、PM2.5対策用など多くのラインナップがあり、さらに各場所に対応するフィルターやカバーを多数取り揃えています。

ここでは、各設置場所ごとのフィルターやカバーの種類と選び方について詳しく解説します。

お風呂

お風呂でフィルターやカバーが設置できるのは、主に浴室のドアの通気口部分乾燥機換気扇です。

旅行などで家を空ける時を除き、浴室は基本的に毎日使用する場所なのでお手入れが欠かせません。

特に、入浴中・入浴後に暖房をつけたり、浴室の換気や乾燥を行う機会はかなり多いと思います。それゆえ、浴室の各場所は汚れやすいのです。

浴室のドアや浴室乾燥機に使用できるフィルターは、以下のようなものがあります。

参照元:amazon.co.jp
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水垢や汚れが溜まりやすいお風呂のドアや、湿気によるカビの繁殖が心配な浴室乾燥機の表面に貼るだけで設置ができます。

粘着タイプですが、しっかりと通気性があって効果が見込めます。浴室は湿気を集めやすいので、表面が乾燥している状態で貼り付けるようにしましょう。

浴室の換気扇や乾燥機は住居によって大きさや形が違いますが、天井に設置されていて、25㎝×47㎝よりも吸気口部分が狭いものであれば、カットすることで自由に調節することができます。

また、フィルターは定期的に交換が必要なものになりますが、こちらの「フィルたん」シリーズはすべて、交換時期が分かりやすいように交換お知らせサインがついています

一般的な交換目安は2~3か月になるので、時期を見て多めに購入しておくとよいでしょう。

Amazonでは浴室ドア用は3セットで900円前後、浴室乾燥機用は1セット480円程度で購入できます。

また、特にお風呂に浸かる機会が多い家庭小さな子どもがいる場合は、浴槽のカバーも用意しておきましょう。

お湯を沸かした後に、浴槽にふたをしておくことでお湯の保温性が高まり、浴室内の湿度が上がるのを防ぐことができます。

さらに、小さな子どもが沸かしたてのお風呂に誤って転落し、やけどするなどの不慮の事故を防ぐことができます。

参照元:amazon.co.jp
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浴槽のカバーには、主に上のような折り畳み型組合せ型のほか、シャッター型やシート型など様々な種類があります。

どの型も収納が簡単で、基本的に高い保温性を誇りますが、抗菌・防カビ性能に優れているものを選ぶことが重要です。

右の写真の商品は、「東プレ 折りたたみ 風呂ふた」で、耐熱温度が110度と高く、丈夫で軽いのが特徴です。

バステーブルとして使用することもでき、カラー・サイズ展開があります。

左の写真の商品は、ミエ産業 アルミ組み合わせ式風呂ふた」です。アイボリー/ブルーのリバーシブルカラーになっており、高い耐久性を誇ります。

サイズ展開も豊富で立てかけて収納することができます。

ご自宅の浴槽にあったサイズのものを選んで検討しておくと良いですね!

エアコン

また、季節によっては重宝するエアコンには、フィルターを用意しておくと便利です。

エアコンの冷房・暖房は、室内外の空気の入れ替えが行われることによって機能しています。

その際に一緒に通過するチリ・ホコリやアレルギー性の物質、花粉などがお部屋に流れてきてしまうと、体調不良を引き起こしてしまう可能性があります。

エアコンのフィルターは、これらの商品がおすすめです。

参照元:amazon.co.jp
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吸気口に貼りつけるタイプが多いですが、ホコリ・カビ・ウイルス対策に特化しているものなど、種類が豊富です。

こちらに掲載しているフィルターは、東洋アルミの「ウイルス対策フィルター」と、スターフィルターのカビブロックバイオ酵素フィルター」です。

東洋アルミのフィルターはおなじみのシリーズで、銀成分配合で浮遊する小さなホコリもまとめて取り除きます。

前面吸気型、または上面吸気型で内臓フィルターがむき出しになっていないエアコンであれば、設置が可能です。カットしてサイズを調整すれば、背面に吸気口がある空気清浄機にも使用することができます。

お値段の相場は、2、3個セットで購入する場合500円程度、ウイルス・細菌対策シリーズは2000円前後です。

次に、スターフィルターのバイオ酵素フィルターは、帯電フィルターと酵素フィルターの二層構造でウイルスとカビの原因を一掃します。

こちらは、内臓フィルターがあるカバー付きのエアコンにも設置することができます。

1500~2000円前後でAmazonにて購入することができます。

注意しておきたいポイントとは、自動掃除機能搭載で、内臓フィルター付きのカバーがないエアコンの場合は、こういったフィルターはつける必要がありません。

設置することで、逆に運転効率の低下や内部に熱がこもることの原因になります。

換気扇

トイレや浴室、洗面所などの換気扇にもフィルターやカバーを設置することで、清潔な環境を維持することができます。

トイレの換気扇は特に、汚れが溜まってきてしまうことで正常に換気ができなくなり、個室内にニオイがこもりやすくなります。また、カビやバクテリアの繁殖も起こりやすくなり、健康リスクも高くなります。

参照元:jp.daisonet.com
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換気扇用のフィルターは取り扱っている店舗が多いので、100円ショップでも豊富な種類が取り揃えられています。

左の商品は、ダイソーの落ち落ちV 給気口&換気扇フィルター銀イオン換気扇フィルターです。

大きさはどちらも30㎝四方で、換気扇の大きさに合わせて自由に調節できます。

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また、前述の通り換気扇用のフィルターも交換頻度が2~3か月と高いため、一度に多くの枚数を購入してストックしておきたい方には、Amazonなどで箱入りタイプを購入しておくのをおすすめします。

東洋アルミから出ている換気扇用 ほこり取りフィルターは、Amazonで20枚入りのパック1つが1900円前後で購入できます。

通気口

さらに、各部屋や屋外の通気口なども見逃してはいけません。

フィルターやカバーを付けないことで、知らない間に外部から害虫の侵入が起きたり、室内の空気汚れの原因になります。

住居によって、室内や屋外の設置されている通気口の種類や形は違います。

室内の通気口は、蓋がついているものそうでないものに分かれていて、屋外の通気口は、以下の写真のように丸型・深型フード付き・丸型フード付きなど多種多様です。

参照元:nasta.co.jp
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ただし、フィルターは通気口のサイズが大きすぎない限り、専用のものを使用すればしっかりと効果を発揮してくれます。

室内に設置する場合は新居の通気口が「蓋付き」「蓋付きでない」かを把握しておき、屋外に設置する場合はサイズのみを確認しておけば大丈夫です

フィルターも多くのメーカーから出ているので、ここでは多くのレビューで効果が期待できるもの、また目的別に商品を紹介していきます。

まず、スターフィルターの換気口フィルターや、東洋アルミの「アレルブロック フィルター」がおすすめです。

ハウスダストや花粉、アレルギー症状に悩む方は、ウイルスやアレル物質の増殖・侵入をしっかりと防げるこういったフィルターを用意しておきましょう。

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スターフィルターからは、3種類の換気口フィルターが出ています。どの種類のものもシールタイプで、丸型・角型・プッシュ型などさまざまな形の室内の通気口に適しています。

パッケージの裏側にあるガイドに合わせて着るだけで、簡単に通気口の大きさに合わせて調整できるうえ、蓋付き・蓋なしかかわらずタイプ別に通気口への取り付け方も動画で解説されています。

「虫ブロック換気口フィルター」は、屋内・屋外兼用で、虫よけフィルター帯電フィルターの2層構造になっています。

また、「花粉ブロック換気口フィルター」は、PM2.5よりも小さいPM0.3も98%除去し、徹底的に汚れをブロックします。高性能かつ効果が保証できるうえ、価格も3枚入で890円とリーズナブルです。

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東洋アルミからは、室内用・屋外用・室内の蓋付き通気口用に分かれ、さらにアレルギー物質を防ぐタイプPM2.5対策のタイプが出ています。

こちらも貼るだけ・差し込むだけで簡単に設置ができます。どのフィルターもAmazonでは1つにつき500円以下で購入することができますが、まとめ買いしておくと便利です。

キッチン

キッチンは調理中・調理後の換気が必須になります。汚れが溜まりやすいので、頻繁に自炊を行うという方は特によく確認しておくとよいでしょう。

キッチン周りでフィルターやカバーを設置することができる箇所は主に、レンジフードシロッコファンの2カ所です。設置場所別に見ていきましょう。

レンジフード

レンジフードとは、キッチンのコンロやグリルの上に設置される換気装置のことで、料理中に発生した蒸気や油煙、ニオイを吸い込み、外に排出する役割があります。

このレンジフードも、使用していくうちに汚れてしまうと換気がうまくできなくなります。

キッチンに設置されているのがガスコンロである場合、換気が不十分な状態で長時間調理を行うと、状況によっては一酸化炭素中毒になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

レンジフードに設置するフィルターの種類は、内蔵の金属フィルターに直接接着、または上から設置するタイプと、金属フィルターを外して、専用の枠に取り付けて設置するタイプの二種類があります。

内蔵の金属フィルターの上に設置するタイプは、安価で簡単に設置できるメリットがあります。

今まで紹介してきた東洋アルミのフィルターやカバーのほか、100円ショップでも手に入れることができます。

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ダイソーでは、一般的な浅型・深型の60㎝の長さのレンジフードに適したフィルターや、ミシン目付きのロール型フィルター、伸縮式でサイズ調整が自由自在のレンジフードカバーなどが販売されています。

フィルターは油煙や油跳ねを防ぎますが、カバーは油煙が広がらないようにするために設置します。

カバーはフィルターと比較して交換頻度が少なく長期利用できる特徴があります。目的と用途によって、組み合わせて設置することもできます。

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東洋アルミからは、浅型深型整流板付きのレンジフードに対応したフィルターや、油煙や汚れの吸着力が従来品と比較して10倍になった厚手のバージョン、レンジフードカバーなども販売されています。

一方で、金属フィルターの代わりに設置するタイプは少し値段は高くなりますが、より細かい油汚れを吸着できるうえ、製品によっては水洗いができます。

Amazonでは、スターフィルター「レンジフードフィルター スターターセット」などが代表的な商品です。

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こちらは、フィルター用取付枠とフィルターが2枚セットで販売されているレンジフード専用のフィルターです。

フィルター本体は、ガラス繊維という素材で作られているため熱に強く、レンジ内部が調理中に高温になっても変形や溶解の心配がないうえ、不燃性なので発火のリスクが低いです。

内蔵の金属フィルターの大きさ別に、豊富なサイズ展開があります。

設置されている金属フィルターの枠に対応するサイズがない場合でも、開口部より5㎝程度大きいフィルターをマグネットを用いて固定することで使用することができます。

こちらのスターターセットはAmazonで2800円であり、交換用のフィルター6枚入りで3600円程度で購入できます。

内蔵の金属フィルターの上に設置するタイプは大体1~2か月金属フィルターの代わりに設置するタイプは大体2~3か月を目安に交換するようにしておきましょう。

シロッコファン

シロッコファンは、主にレンジフード奥や浴室暖房乾燥機などの天井埋め込み型換気扇に使用されるファンで、室内の空気を吸い込み、ダクトを通じて排気する役割があります。

油煙や油飛沫などにより汚れてしまうと、ファンの回転が止まって正常に排気ができなくなるため、フィルターなどを使用しない場合は、定期的に清掃する必要があります。

シロッコファンには、備え付けのキッチンによってはコーティングがされているものされていないものがあります。

コーティングがない場合、一度ついた油汚れは20分程度の漬け置きをするなどの対処が必要になってきます。毎回の掃除の手間を省くため、シロッコファン専用のフィルターを設置しておくと便利です。

専用のフィルターは販売している業者が比較的少なめですが、東洋アルミから「レンジフード奥のフィルター」として販売されています。

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こちらのフィルターは、内径13~19㎝のシロッコファンに対応していて、浅型深型整流板付きのレンジフードに設置できます。

磁石付きのフレームが付属しているので、整流板や金属フィルターを取り外した後、フレームにフィルターをセットするだけで簡単に取り付けられます。

交換目安は、一般的な家庭の場合3~6か月に1回程度と覚えておきましょう。

Amazonでは3枚入りのものを4セットまとめて購入で2200円前後で購入できます。

レンジフードによっては、シロッコファンの下部に「オイル受け」と呼ばれるプレートが内蔵されています。

その場合、ファンの回転によってオイル受けに油が振り落とされるため、ファン自体にフィルターを付ける必要がない場合があります。

さらに、ホーロー製のプレートは表面がガラス質になっていて、水垢や油汚れが簡単に落とせるといった特徴を持つので、食洗器で洗うことができるものもあります。

フィルターを購入する前に、新居に設置されているレンジフードの製品情報などを確認しておくとよいでしょう。

コーティング剤

水回りや床のコーティングは、住居内の各設備の表面を皮膜で覆うことによって、凹凸を少なくして汚れやカビを防ぐ目的で行います。

使用できるコーティング剤は場所によって決まっていて、いくつか種類があります。用途や効果持続年数、コーティング剤の価格相場などを記載しておりますので、準備の際の参考にしてみてください。

水回りのコーティング

水回りのコーティングは、主にキッチンバスルーム洗面所などの水を多く使用する場所が対象です。

フッ素・シリコン・ガラスといった3種類のコーティング剤があり、それぞれ特有の特徴と用途があります。

フッ素コーティング

フッ素コーティングは、主に撥水防汚の2つの効果があります。

「フッ素」と聞くと、歯科でも使用されるイメージがあるかもしれません。

フッ素コーティングをかけると、汚れや水垢が付着しにくくなり、また付着したとしても簡単に落とすことができます。

そのため、キッチンのシンクトイレの便器蛇口など、汚れが付きやすい場所に適しています。コーティングの仕上がりは非常に透明で、撥水性が高くなります

値段に関しては、他のコーティング剤と比較すると安めなので初めてコーティングをかけるという方にはおすすめです。

注意しておきたい点として、表面が少し滑りやすくなることに加え、ものによっては防カビ効果は期待できませんので、湿気が高くカビが生えやすい場所などには適していない場合があります。

フッ素コーティング剤は、ニトリやコーナン含む一般的なホームセンターでは販売されていないため、AmazonやYahooショッピングなどのオンラインショップのみ取り扱いがあることが多いです。

Amazonでは、超撥水剤 防汚コーティング剤 スプレータイプ」などが販売されています。   

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スプレータイプなので、汚れを防ぎたい場所の大きさや位置などを問わず簡単に使用することができます。

スプレーをしてスポンジ等で塗布後、乾燥させてから乾いた布巾で拭きとるだけで、撥水して水垢を防ぐことができます。

こちらの商品は成分中にシリコンも含んでいるため、防カビ撥水防汚の3つの効果が期待できます。

お値段は500mlで651円と安く、2Lの詰め替え用パックでも2000円程度で購入できます。

効果持続期間は1~2週間程度なので、掃除の際に定期的にスプレーする必要がありますが、その際にもあまり手間がかからないのが特徴です。

シリコンコーティング

シリコンコーティングは、防カビ撥水防汚の効果があり、3年から5年程度の効果持続期間が期待できます。

使用頻度の高い水回り全般の設備に適しており、汚れや水垢の付着を防ぎ、維持管理を容易にします。表面を保護しつつ、温度や湿度の変化による素材の膨張や収縮にも対応できる特徴があります。

主にキッチンのシンク周りバスルームの壁などに使用でき、仕上がりはやや光沢感が少なく柔軟性があります。

シリコンコーティング剤は、以下のようなものがあります。

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こちらは、「和気産業 超かんたんコーティングスプレー」です。

濡れたままでもスプレーができるので、乾拭きの必要がないうえ簡単に掃除と一緒にコーティングができます。

こちらは一部のホームセンターや専門店でも購入することができます。

300ml1600円程度なので、フッ素コーティング剤に比較するとやや高めになりますが、2週間程度は効果が持続されます。

基本的に使用方法はフッ素コーティング剤と同じで、表面に吹きかけてスポンジ等で塗り伸ばし、乾燥させて空拭きするだけでコーティングが完了します。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、防カビ撥水防汚防キズ抗菌の効果を持ちます。硬度が高く耐摩耗性が強いです。

シリコンコーティングと同様に3年から5年の効果持続期間があり、頻繁に使用するキッチンのカウンタートップバスルームの床などに適しています。

硬く、光沢感が出て滑らかな仕上がりになります。他のコーティング剤と比較して高価ですが、その分、高い保護性能を持っています。

ガラスコーティング剤も、市販品としてホームセンターでも幅広く販売されています。

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代表的なものは、Glass Veilから出ている「水回り ガラスコーティング」という商品です。

こちらはキッチン・洗面所・トイレ・浴槽などのあらゆる箇所の汚れや錆び、カビを防ぐ効果があり、フッ素コーティングやシリコンコーティングと違って液体のタイプになっています。

塗布はスポンジ等に数滴含ませて行う形ですが、それ以外は他2つのコーティング剤とあまり変わりはありません。

価格は25ml(キッチンシンクやバスタブなど一カ所分程度)で4950円と少し高くなってしまいますが、一度コーティングを施すと約5年間効果が持続します。

スプレータイプのフッ素コーティングやシリコンコーティングをこまめに買い足して使用するよりも、場合によってはコスパが良いかもしれませんね!

フロアコーティング

フロアコーティングは、床のキズ汚れを防ぐために施されるコーティングです。ウレタンガラスUVといった様々な種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。

ウレタンコーティング

ウレタンコーティングは、耐久性耐摩耗性に優れており、一般的な家庭の木製・コンクリート製のフローリングに適しています。

水や油に強いほか、家具の移動を行う際にできやすい傷やスレが防ぎやすくなりますが、一度傷が付いてしまうと修復が難しくなるといったデメリットもあります。

ウレタンコーティング剤は店頭でも幅広く取りそろえられているうえ、500円から数千円程度で購入することができるので手が出しやすいです。

Amazonでは、リンレイから発売されている「ウルトラタフコート」などの種類があります。

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こちらはアクリルとウレタン両方を配合したコーティング剤で、2年の耐久性を誇ります。

ウレタンコーティングを行った床は、普段の清掃時に軽く水拭きするか、床用洗剤を使用して軽く手入れするだけでOKです。

塗布方法は床の汚れを洗剤等で落として乾燥させた後、スポンジや布にコーティング剤を染み込ませます。液体に粘り気が少なくためよく伸びるうえ、500mlと大容量なので、一本で広いお部屋にも存分に使用することができます。

価格は500mlで3164円、1Lで4110円となっています。

ガラスコーティング

ガラスコーティングは、油汚れ低温下の結露に強いのが特徴です。屋外では紫外線対策として効果を発揮します。

床以外にも、屋外・浴室などのドアや、窓ガラスなどに適しています。強い衝撃が加わった場合や高温多湿の環境下では、塗膜の劣化に繋がりやすいので注意が必要です。

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水回り用のガラスコーティング剤でおなじみのGlass veilから、床専用のコーティング剤も発売されています。

こちらは一度表面に塗布すると、約20年間防汚・防傷・撥水の効果を発揮します。

仕上がりは、表面に何も塗布していない状態の床とほぼ同じようなテクスチャで、適度なツヤのある状態に仕上がります。

Amazonで購入する場合、6畳分・12畳分・24畳分と、間取りに合わせて量も調節することができます。価格は25ml(6畳分)で9900円、100ml(24畳分)で29800円です。

UVコーティング

UVコーティングは紫外線硬化型のコーティングであり、施工時間が短いことが特徴です。

硬度が高いため、耐久性はもちろん、滑りにくい表面に仕上がります。                 また、表面の光沢感が出て、日光などによる色あせや変色も防ぐことができます。

ただ、UVコーティング剤の場合、市販でUVコーティング剤を購入できる場合が少ないです。

また、小さな部屋の床などに使用するにしても、材料費自体が数千円から数万円程度と高いうえ、硬化の際にLEDランプが必要であったり、専門的な作業が多いため施工費も考慮に入れておく必要があります。

UVコーティングにかかわらず、コーティング剤の塗布は多くの場合業者に依頼することが可能です。

業者に依頼する場合、例えば水回りのコーティングにかかる目安としてキッチンや浴室の場合は約44,000円洗面台は約20,000円トイレは約16,000円フルセット(キッチン、浴室、洗面台、トイレ2箇所)では約90,000円の相場があります。

使用頻度や使用用途、またどういった被害を防ぎたいかなどをよく考え、各設備の適切な保護・管理を目指しましょう。

マスキングテープ

マスキングテープは、通常DIYや装飾などに使用するイメージがありますが、実は防水・防カビ対策専用のものがあります。

浴室・トイレ・洗濯機周りなどの湿気が多い場所のほか、油跳ねや汚れが目立つキッチンのコーキング部分など、使用できる場所は多岐にわたります。

使い方は、各場所の接合部分や水が跳ねやすい部分の周りに、空気が入らないように丁寧に伸ばして密着させます。

こうすることで一度生えたら取り除くことが難しいカビの繁殖や水垢、ベタベタした油汚れの付着も心配無用です。

また、マスキングテープはホームセンター100円ショップでも購入でき、かつ価格帯もリーズナブルです。各場所で売られているものを見ていきましょう。

参照元:daisonet.com

100円ショップでは幅9㎜幅・15㎜・幅30㎜のもので、白・シルバー・黒のカラーが主に販売されています。定期的な貼り換えが必要になってきますので、安く手に入るのはありがたいです。

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参照元:amazon.co.jp

また、ホームセンターやAmazonなどで主にみられるのは、図のような幅広で透明のタイプです。価格帯は700円~1200円程度とすこし高めですが、隙間や接合部分をしっかり塞ぎたい方、なるべくテープを目立たせたくないという方にはおすすめです

また、装飾用のマスキングテープでも有名なmtからも、カビ汚れ防止テープが販売されています。

30㎜幅で10メートルのものでも価格が495円とリーズナブルな上に、ドット柄のついているものカラーがブラックのものも取り揃えられています。

コスパを重視したいけど、家具のデザイン性も考えたいという方はこちらのマスキングテープをストックしておいてもよいかもしれません。

参照元:masking-tape.jp

布や木、大理石でできているもの、塗装がされているものの表面には、マスキングテープは適していません。貼る前に表面の材質を一度確認しておきましょう。

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保護マット・パッド

大型家電・家具の搬入時や移動時の傷や振動、稼動音が気になる場合は、保護マットや保護パッドを敷いておくとよいでしょう。柔らかい壁や床の傷・へこみ予防になるほか、振動や騒音を軽減し、り止めの役割を果たしてくれます。

参照元:jp.daisonet.com
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机や椅子には、足に直接接着するシールタイプジョイントマットなどが最適です。これらは、100円ショップで買い揃えることができます。

頻繁に出し入れする椅子の足には、楽に動かせるのに傷がつかないうえ、ソックスタイプやフェルトタイプと違ってホコリを巻き込みにくいといった特徴があります。

また、洗濯機などには四隅に設置する防振ゴムのほか、ウレタン素材でできている保護マットを使用できます。

参照元:amazon.co.jp

防振ゴムの場合、洗濯機の稼働時の振動の軽減のほか、設置する際の安定性をかなり高めることができます。

地震災害時にも、完全に揺れに対処できるということは保証できませんが、大きな転倒などは防げる可能性があります。

防振ゴムは家電量販店やホームセンターなどでも購入することができます。Amazonでは、4個セットが1000円前後で購入できます。

参照元:store.shopping.yahoo.co.jp

保護マットの場合、防振ゴムほど振動を抑える効果は見込めないものの、家電を設置している範囲の傷や汚れを防ぐことができるうえ、防音効果が期待できます。

大家族で使用する場合、大型で重量のある洗濯機を設置することもあります。設置前にマットを敷くことで、重さによる床の損傷の防止に繋がります。

こちらはAmazonなどで1800~2200円程度で購入することができます。洗濯機の大きさや重量ごとにマットの厚さ・大きさが選択できるようになっています。

ものによっては、洗濯機だけではなく、冷蔵庫やピアノなどのほかの家電や楽器に対応したものもあります。騒音、揺れや傷対策として購入を検討してみても良いでしょう。

害虫対策グッズ

最後に、入居前にできる害虫対策に役立つアイテムを「防虫剤・防カビ剤」「ゴキブリ駆除剤」に分けて用途別にご紹介していきます。

新居への家具搬入や設置の際にも害虫が侵入してしまう原因となる場合がありますので、しっかりと予防できるようにしたいところです。

防虫剤・防カビ剤

防虫剤には置き型吊り下げ型スプレータイプがあり、通常は使用する場所や収納スペースの広さや大きさに応じて選びます。

置き型は部屋全体、吊り下げ型はクローゼットや押し入れなどの小空間、スプレータイプはタンスの引き出しちょっとしたものの隙間などに適していることが多いです。

特に湿気の多い環境では、衣類や他の服飾品をカビから守るためにも、防カビ剤と併用することもおすすめです。

商品によっては、防カビ効果も備えている防虫剤もありますので、クローゼットや押し入れなどの収納にはそういったものを選ぶとよいでしょう。

市販の防虫剤・防カビ剤では、エステー「ムシューダ」シリーズが人気です。1000円程度で手に入れることができ、防カビ効果も兼ね備えています。ラインナップが多く、それぞれの効果持続時間が1年程度となっています。

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さらに、部屋全体の害虫対策をしたい場合、以下のような置き型の防虫剤もおすすめです。

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左の製品は、アース製薬から出ているマモルーム」シリーズの置き型防虫剤です。

こちらは、専用の機器に薬剤の入ったボトルをセットし、電源をつけることで薬剤をお部屋に充満させる仕組みの加熱蒸散機です。

お部屋を使用する時間帯に合わせて電源を付けたり消したりできます。

ゴキブリ用の「マモルーム」は毎日12時間使用する場合、約2か月程度効果が持続します。本体と詰め替え用ボトルのセットで、Amazonにて1800円程度で購入することができます。

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スプレータイプのものは、どんな場所にも手軽に使用できるハンディーな作りになっています。

右の製品は、ピレパラアースから出ている「 Magic Push 防虫剤 スプレー 無香タイプ」で、防虫・ダニよけ・消臭の3つの効果があります。

クローゼットや引き出し、その他収納タンスに数プッシュするだけで一回につき約6か月間効果が持続します。

目安は大きめのクローゼットに2プッシュ、衣装ケースに1プッシュですが、こちらの製品は1本で60プッシュ分の大容量です。価格もAmazonにて864円で購入でき、大変コスパに優れています。

ゴキブリ駆除剤

害虫を防ぐだけでは不安で、新しい引っ越し場所に潜んでいるかもしれない害虫による被害があるかもしれない、、という方は、ゴキブリ駆除剤を設置しておくと安心が増えます。

ゴキブリをはじめとする害虫は、築年数が多い物件中古物件などに侵入しやすいですが、比較的新しい物件や新居にはもともと潜んでいる可能性は低いです。

旧居から新居に移動する際にまとめた荷物の段ボールなどにはゴキブリが寄り付きやすいので、引っ越し先の物件の状態によっては入居後に駆除剤を使用するのも1つの手であると言えます。

ゴキブリ駆除剤にもいくつか種類がありますが、基本的には置いておくだけでよいものが多いです。

コオロギやアブラムシなど、ゴキブリ以外の害虫にも一定の効果がありますが、商品によって対象となる害虫が異なるため、使用する前にはラベルに表示されている「効能・効果」を必ず確認することが重要です。

代表的なゴキブリ駆除剤をいくつか紹介していきます。

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左の製品はアース製薬から出ている「ブラックキャップ」です。キャップ内の薬剤入りの餌がしっかりとした効き目を発揮するベストセラーの商品です。

設置目安として、1畳に1つ程度置いておくと効果的です。約1年の効果持続期間があり、コオロギやワラジムシ対策にもおすすめできます。

12個入りが1000円前後で店頭やオンラインストアで購入が可能です。

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右の製品は、KINCHOから出ている「コンバット」です。

こちらは1個で約6畳分の範囲の殺虫効果を発揮し、ダニなどの小さな虫から大きめのゴキブリまで徹底的に対策ができます。

効果は「ブラックキャップ」と同様、1年間です。こちらはAmazonにて4個分を1100円で購入することができます。

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こちらの製品「バルサンプロEX」は、特に中古物件や賃貸物件に引っ越しすることを考えている方におすすめです。

こちらは霧タイプの殺虫剤で、密閉した部屋の中央に設置して1時間程度おくことで、お部屋に潜む害虫を退治します。30分程度換気して掃除機で害虫の駆除を行うだけで処置が完了します。

燻煙タイプとして知られる類似の商品と違って、火災報知器が反応しづらいうえ、お部屋に均一に充満しやすいといった特徴があります。

食器や植物、家具に霧がかからないように保護する必要があるため、入居前の使用が特におすすめです。

新居をきれいに保つために

いざ住み始めてからも綺麗なお部屋を保つためには、定期的な掃除はもちろん、そもそも汚れにくい状態を作っておくことが重要です。

そのためには、入居前の新居の内見の際に汚れやすい場所や掃除しにくい箇所を把握しておき、必要になりそうなアイテムをチェックすることが大事です。

入居前は荷造りや不用品の処分、その他たくさんの手続きで忙しくなります。

しかし、家具搬入前に各部屋にひと工夫しておくことで、掃除の手間や害虫被害に悩むことがなくなります。入居前準備でより快適な生活ができるようにしていきましょう!

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