引っ越し見積もりの相場と料金が決まる仕組みを知って格安に引っ越しをしよう

引っ越し見積もりの料金が決まる仕組み
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引っ越し見積もりほど相場が分かりにくいものはないと思います。

移動距離や荷物の量といった条件だけではなく、引越し業者のスケジュール状況など、さまざまな要因によって引っ越し見積もりの相場は大きく変わるからです。

ですから、引っ越し見積もりを業者から出してもらっても、はたしてそれが高いのか安いのか見当がつかないという人が少なくありません。

また、そういった相場が見えにくいという引っ越し見積もりの特徴を悪用して、高額な請求をしてきたりする悪質な業者もいたりします。

ここでは、引っ越し見積もりの相場を知る方法や、料金が決まる仕組みなどについて詳しく解説をしています。

これから引っ越しを予定されている方はぜひ参考にしてみてください。

引っ越し見積もりの相場を決める基本要因は?

引っ越し見積もりの相場を決める要因は?引っ越し見積もりの相場を決める基本的な要因は、転居先までの移動距離と荷物の量です。

近場で荷物の少ない引っ越しよりも、遠距離で荷物がたくさんある引っ越しの方が高くなるのは当然です。

ただ、荷物の量といっても、厳密にサイズや重量で細かく料金設定されているわけではありません。

目安となるのは、トラックのサイズと台数です。

移動距離が同じ引っ越しの場合、2トンショート、2トンロング、3トン、4トンといったトラックのサイズと台数によって、見積もり金額が決まることになります。

また、移動距離に関しても、単純に距離が2倍になったら料金が2倍というようには算出されません。

近場であっても遠距離であっても、荷物の積込や荷降ろしの手間は同じです。

そのため、単純に移動距離に比例した見積金額にはならないのです。

たとえば、東京から横浜まで2トンロングトラックで引っ越しをする場合、引っ越し見積もり相場は通常の時期で3万円~6万円くらいです。

これが、同じく2トンロングトラックで東京から名古屋までだと、7万円~13万円が相場になります。

東京から横浜の移動距離は35km程度なのに対して、東京から名古屋は350kmほどあります。

移動距離的には約10倍の差がありますが、引っ越し見積もり相場は2倍ちょっとの差しかありません。

引っ越し見積もりの金額が業者によって大きく変わる理由

見積もりの金額が業者によって違う理由引っ越し見積もりというのは、移動距離と荷物の量が同じであっても、業者によって大きな金額差が生じることが少なくありません。

ほぼ同じ条件なのに、料金が2倍も違ってしまうことは普通にあるのです。

引越し業者には、大手から地元の中小業者までさまざまな規模の会社があります。

基本的には、会社の規模が大きい大手の会社の方が、引っ越し見積もりが高くなる傾向があります。

しかし、だからといって単純に会社の規模で料金が決まるわけではありません。

なぜなら、会社にはそれぞれに得手不得手がありますし、社内のスケジュール状況などによっても引っ越し見積もりが高くなったり安くなったりします。

ですから、実際に引っ越しをするときには、大手から中小までを含めたさまざまな業者から見積もりをとって料金を比較することが大切になります。

大手の引っ越し見積もり相場は遠距離だと安い?

大手の引っ越し見積もりは遠距離だと安くなる?会社の規模が大きい大手の引越し業者は、どうしても見積もり相場が高いイメージがあります。

しかし、遠距離の引っ越しになると必ずしもそうとはいえず、大手の業者の方が安いことが少なくないのです。

中小の業者の場合、遠距離の引っ越しであってもトラックを1台チャーターして、目的地に向かいます。

それに対して、全国に拠点や中継所のある大手の場合には、同じ方面の荷物をまとめて大きなトラックで積んで効率よく運ぶことが可能になります。

その結果、遠距離での引っ越し見積もりは、中小よりも大手の業者の方が安くなることが多いのです。

逆に、近場の引っ越しのときには、地元の中小業者の方が安い傾向にあります。

関連記事:大手と中小の引越し業者のメリット・デメリットを比較

引っ越しの見積もり相場は家族の人数でどう変わるか?

家族の人数と見積もりの金額引っ越し見積もりは、荷物の量が多くなればなるほど高くなりますから、家族の人数が多くなるにつれて高くなる傾向があります。

ただし、単純に家族の人数で引っ越し見積もり相場を算出することはできません。

なぜなら、その家族のライフスタイルによって、同じ人数でも荷物の量はまったく異なるからです。

極端な例ですと、1人暮らしの人でも4トントラック1台分の荷物がある人もいれば、4人家族なのに2トントラックですべての荷物を運べてしまうケースもあります。

ですから、実際に引越し業者から見積もりをとってみないと、料金がいくらになるのかは単純には分かりません。

ただ、それではあまりにも不親切なので、平均的な家族の人数別の引っ越し見積もり相場を記載しておきます。

東京と大阪間で引越しをしたときの、家族の人数別の見積もり相場の目安は以下の通りです。

●一人暮らし(軽トラック便):7万円~10万円
●2人家族(2トンロングトラック:8万円~15万円
●3人家族(3トントラック):11万円~20万円
●4人家族(4トントラック):14万円~25万円

関連記事:4人家族だと引越し見積もりはいくらになるか

これらは、通常時期の引っ越し見積もり相場となりますので、3月中旬~4月上旬にかけての繁忙期には、最低でも5割ほど高くなると考えておきましょう。

閑散期と繁忙期で引っ越し見積もり相場はどれくらい違う?

閑散期と繁忙期の見積もり金額の違い引っ越し見積もり相場が大きく変わる要因の1つに、引っ越しをする時期があります。

特に引っ越しをする人が多くなる3月中旬~4月上旬にかけてのいわゆる繁忙期には、どこの業者も見積もり相場が大幅にアップします。

通常の時期にくらべて、およそ1.5倍程度の相場になるのが普通ですが、中には2倍とか3倍の見積もりが出て来ることも少なくありません。

この時期は、どこの引越し業者も人手やトラックの台数が足りなくなりますので、相場的に大幅な割増しになってしまうのは仕方のないところです。

繁忙期に引っ越しをする予定だったのを、1週間ほどスケジュールを後ろにずらしただけで、見積もり金額が数十万円も安くなったという事例が実際にあります。

もし可能であるならば、繁忙期を避けるようにすることで、引っ越し費用を大幅に節約できることになります。

作業開始時間で変わる引っ越し見積もり相場

作業の開始時間で見積もり額が変わる?引っ越し見積もりの相場は、当日の作業開始時間によって変わってきたりします。

傾向として、午前中に作業を開始するパターンが料金的には一番割高になります。

なぜなら、午前中に作業を開始して、なるべくその人の早いうちに引っ越しを終わらせたいと考える人が多いからです。

需要が多ければ料金が高くなるというのは、経済の基本原則です。

ですから、少しでも引っ越し見積もりを安くしたいと考えるのであれば、当日の作業開始時間を午後からにした方が無難といえます。

特に遠距離の引っ越しで、転居先に到着するのが翌日以降になるような場合には、あえて午後からの作業開始にこだわる必要はないといえます。

引っ越し見積もり相場は土日祝日と平日で違うのか

土日祝日と平日で引越し料金は変わるか?多くの人は、平日よりも土日祝日の引っ越し見積もりが高めだと思っています。

どうしても、休日に引っ越しをする人が多いようなイメージがあるからです。

しかし、実際に見積もりを取ってみると分かりますが、休日であっても平日であっても、見積もり金額にほとんど差がないことが多いです。

なぜなら、平日にくらべて、土日祝日に引っ越しをする人が特に多いということはないからです。

実際にサラリーマンの転勤などの場合、会社から有給扱いで平日に引っ越しをすることが多いですし、学生などの場合も春休みを利用して平日に引っ越しをすることが多いです。

つまり、土日祝日であっても平日であっての、引越し業者の混み具合にそれほど差はなく、見積もり金額的にもほぼ同じであるということがいえるのです。

関連記事:土日祝日と午前中は引っ越しの料金が高くなるのはウソ?

引っ越し見積もりを安くするならフリー便の利用がおすすめ

フリー便の利用で引越し料金が格安に引っ越し見積もりというのは、さまざまな条件によって、大きく変動します。

その中でも一番影響するのが、引越し業者の、スケジュール状況です。

つまり、スケジュールがいっぱいのときは引っ越し見積もりが高く、スケジュールが空いているときには、安くなる傾向があります。

そのため、引っ越し見積もりを安くしようと思ったら、引越し業者のスケジュールに余裕のあるときに、依頼をすればいいことに、なります。

しかし、引越し業者のスケジュール状況というのは、それぞれの業者によって変わってきますし、依頼をする私たちがそれを知ることはできません。

それでは、どうすればいいのでしょうか?

実は、引越し業者にはフリー便と呼ばれるサービスを提供しているところがあります。

これは、どういうサービスかと言いますと、引越しをする日時をすべて業者にお任せして、スケジュールに余裕のある日時に組み入れてもらうというものです。

引越し業者にしてみれば、スケジュールが空いている日時を有効活用できるので、とてもありがたいことになります。

そのため、フリー便を利用することによって、通常のサービスにくらべて引っ越し見積もりが割安になることが多いのです。

引っ越しの日時に特にこだわらない人は、ぜひ利用してみるといいでしょう。

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遠距離の引っ越し見積もりが格安になる混載便とは?

混載便の利用で遠距離の引越しが安くなる遠距離の引っ越し見積もりをなるべく安くしたいとうことであれば、「混載便」の利用を検討してみるといいでしょう。

混載便というのは、同じ方面に向かう他の家族の荷物と一緒に、大型のトラックで運搬をするサービスになります。

1台のトラックを出発から到着まで貸切りにするチャーター便にくらべて、効率よく荷物を運ぶことができるため、距離によっては引っ越し見積もりの金額が半分ほどになることもあります。

ただし、混載便にはデメリットもあります。それは荷物の到着までにどうしても時間がかかってしまうという点です。

各家庭から積んできた荷物を、ターミナルで待機している大型トラックに積み替えるのですが、この大型トラックの荷台が、いっぱいになってから出発をすることになります。

そのため、あまり引越しをする人がいない方面だと、1週間近く待機をすることもあります。

ですから、生活必需品などのすぐに使うものなどは別途で運ぶようにしないと、転居先で少しの間不便な生活をしなければならなくなります。

また、混載便の場合は、ほかの家族の荷物と一緒に運ぶため、チャーター便にくらべて荷物を紛失する可能性が高くなりますし、何度か積み替えをしますので、家具などを破損する可能性もあります。

そうしたデメリットが、あっても、引っ越し見積もりが大幅に安くなるというメリットを捨てがたいと感じる人は、混載便を選択してみるといいでしょう。

混載便は、ある程度の規模の大きい引越し業者であれば利用することができますが、名称に関しては必ずしも「混載便」とは限りません。

たとえば、サカイ引越センターでは「ご一緒便コース」などと呼んでいますし、ムービングエースでは「割り勘便」という名称に、なっていたりします。

関連記事:引っ越しのとき混載便とチャーター便のどちらを選ぶべきか?

引っ越し見積もりが100万円を超えるケースとは?

引越し見積もりが100万円以上のケース引っ越し見積もりの金額が100万円を超えるような引越しを、業界用語でミリオン引越しなどと呼んだりします。

めったにはありませんが、引っ越しの見積もり額が100万円を超える案件が実際にあるのです。

普通に荷物を運ぶだけであれば、たとえ北海道から九州まで、荷物を運んだとしても、見積もり金額が100万円を超えることはありません。

通常の時期であれば、4人~5人家族で荷物が多めであっても、北海道から九州まででも50万円以内で収まることが多いです。

3月中旬から4月中旬にかけての、いわゆる繁忙期であれば、かなり高い金額が出てくることがありますが、それでも100万円を超える引っ越し見積もりはまれです。

ただし、これが離島などへの引越しだった場合、荷物の量によっては、100万円を超えることがあります。

離島の場合、どうしても日数がかかってしまうことが多く、船に乗せるコンテナに積みかえたりする手間もかかりますので、荷物が多い引越しだとどうしても見積もり金額が割高になってしまいます。

また、家の建て替えやリフォームなどで、引越し業者が荷物を一時的に預かって、工事が終わったあとにまた荷物を戻すような引越しの場合も、見積もり金額が100万円を超えることがあります。

引っ越しの作業を2回やることになりますし、荷物の保管料なども発生してしまうからです。

最近では、引越し業者がオプションサービスとして家具や家電の販売なども行っていることがあり、そういった場合もトータルで見積り金額が100万円を超えることがあります。

いずれにましても、こうした例外を除いて、通常の引越しで100万円を超えるような見積もりが出てくることは、基本的にはないと考えていいでしょう。

まれに、ボッタクリ業者が100万円を超えるような引っ越し見積もりを提示してくることがありますが、複数の引越し業者から見積りを取って比較することで、そういった悪質な業者からの被害を防ぐことができます。

クレーマー体質の人は引っ越し見積もりが相場よりも高くなる?

クレーマー体質の人は引越し見積もりが高い引越し業者が見積もりを作成するときには、訪問見積もりをするのが原則です。

もちろん、訪問見積もりをする主な目的は、荷物の量を把握したり建物の状況を確認したりするためです。

しかし、それと同時に見積もり依頼者がどんな人物なのかを、チェックするという目的もあるのです。

なぜなら、引越し業者というのは、クレーマー体質のお客様をものすごく警戒しているからです。

うっかりと、そういった方の仕事を受注してしまうと、あとあとトラブルになったり、引越し当日の作業がスムーズに行かないことが多いからです。

そのため引越し業者は、自己防衛のためにそういったお客様には、相場よりもかなり高額な見積もりを出してきます。

できれば、他の業者にお願いしてもらいたいという思いから、まず依頼をしてこないだろう、と思われるような、高額な引っ越し見積もりを作成するわけです。

もちろん、他の業者も同じような対応になるのが普通なので、クレーマー体質の方は結果的に相場よりもかなり割高な引っ越し費用を支払うことになってしまいます。

もしあなたが、どの引越し業者に見積もりをとっても、相場よりもあきらかに高い見積もりしか出てこないと感じるならば、引越し業者にクレーマー体質のお客様と思われているのかも知れません。

ただし、3月中旬から4月初旬の繁忙期には人手が足りなくて対応できないために、いわゆる「お断り見積もり」と呼ばれる高額な、見積もりが出て来ることがあります。

この場合は、クレーマー体質とはまったく関係がありません。

一番高い引っ越し見積もりを出した業者が値引きで最安に?

一番高い業者が値引きで最安になった?引越し業者の見積もりというのは、高い業者と安い業者で2倍近い料金差があったりしますので、1社だけの見積もりでそのまま契約をしてしまうのは危険です。

そのため、複数の引越し業者から見積もりを取って料金を比較する必要があるのですが、単純に比較をして一番安い業者にそのまま発注してしまうのはちょっともったいないです。

なぜなら、最初は一番高い引っ越し見積もりを出してきた業者が、お断りをしようとするたびに見積もり金額を下げてきて、最終的に一番安くなってしまうということも実際に起こるからです。

ですから、複数の引越し業者に見積もりをとったときには、一番安い業者に即決をするのではなく、高かった業者にこれ以上見積もり金額が下がらないのかどうか、探りをいれてみることをおすすめします。

もし、それ以上安くならなければ、他に安い業者さんがいることを伝えて、お断りをすればいいだけのことです。

それでは、なぜ最初の見積もりで一番高かった引越し業者が、最終的に最安になることがあるのでしょうか?

考えられる理由としては、その引越し業者が自分のところだけにしか見積もりをとっていないと、勘違いをしている可能性があります。

ライバルがいないのであれば、自社の言い値で契約できますので大儲けできることになります。

そして、ライバルがいることに気がついたとたんに、あわてて見積もり金額を、下げてきたりするわけです。

引っ越し業者への再見積もりで料金が上がるケースと下がるケース

引っ越しの再見積もりで高くなるとき・安くなるとき一度見積もりをとった引っ越し業者から、再見積もりをとることがあるかも知れません。

そのときに、最初の見積にくらべて金額が上がってしまうときと、下がってしまうときがあります。

引っ越し業者への再見積りで、金額が上がってしまう理由で一番多いのは、荷物の量が増えてしまったときです。

当初とトラックのサイズが変わらない程度の小物であれば、当初の見積もり金額で大丈夫なことも多いですが、トラックのサイズが変わるほど荷物が増えると、間違いなく見積もり金額はあがります。

次に、引っ越しの日時が当初と変わってしまったときも、再見積もりの金額がアップしてしまうことがあります。

たとえば、月初に引越しを予定していたのに、月末に変更になるような場合です。

引っ越しというのは、どうしても月末にする人が多いので、予定を月初から月末に変更すると、見積もり金額はアップしてしまします。

あるいは、1月とか2月に引越しを予定していたのに、3月中旬以降の引越し業者が一番忙しい時期に、日時が変更になるような場合です。

こうした繁忙期には、通常の時期にくらべて、1.5倍~2倍近くに見積もり金額が上がるのが普通です。

引っ越し業者の再見積もりの金額が下がるケースとしましては、単純に上がるケースの反対と考えていただければ分かりやすいと思います。

当初、転居先に持って行く予定だった荷物を処分することで、荷物の量が減った場合や、繁忙期に予定していた引越しを、それ以外の時期に変更した場合などです。

極端な例ですが、当初4月1日に予定していた引越しを、1週間ほど後ろにずらしただけで、75万円だった見積りが、25万円にまで下がったウソのような例が実際にあります。

たった1週間で、見積もり金額50万円も違ってしまうわけですから、びっくりですね。

ここまで極端な例はそれほど多くはないとは思いますが、引っ越し業者の見積もりというのは、つかみどころがない部分もあるのです。

引っ越し業者に再見積もりをお願いする際には、他の業者からも見積りをとって、しっかりと料金を比較するようにしたいものです。

近距離の引っ越し見積もりが安くなる車両お任せプランとは?

近距離はスケジュールをお任せすると安くなる引っ越し見積もりというのは、さまざまな条件によって変わってきます。

その条件の1つに、どの大きさのトラックを何台使うかという点があります。

引越し業者は、依頼者の荷物を効率よく運べるサイズのトラックを、当日にうまく配車できるようにスケジュールに組み込む必要があります。

しかし、引越し業者が忙しい時期になると、この配車のスケジュールを組むのにとても苦労することになります。

そこで、トラックのサイズや台数を引越し業者にすべてお任せすることによって、見積もり金額を安くできることがあります。

これを「車両おまかせプラン」などといいます。

引越し業者にとっても、たまたまそのときに空いているトラックを利用することができるので、スケジュールをお任せしてもらえるのはとてもありがたいことになります。

この「車両お任せプラン」のときに、引越し業者がよくやる方法がピストン輸送です。

トラックを何台も用意できないときに、1台のトラックで何度も往復をして荷物を運ぶわけです。

遠距離の引越しでは無理ですが、近距離だとこのピストン輸送を有効に活用することができるのです。

関連記事:引越し業者がピストン輸送を選択するときとは?~メリットとデメリットを考える

もちろん「車両お任せプラン」が安くなるとは言っても、引越し業者のスケジュール状況は、それぞれの業者によって違います。

依頼をするタイミングによっては、安くならない可能性もあります。

ですから、実際に引越しをするときには、必ず複数の引越し業者の見積りを取って料金を比較することが大切です。

引っ越し見積もりを取るタイミングはいつがベスト?

引っ越し見積もりを取るタイミングはいつ?引越し業者から見積もりを取るタイミングですが、基本的には早いにこしたことはありません。

引っ越しまでの時間に余裕があれば、引越し業者もスケジュールを組みやすいからです。

しかし、だからといって、まだ転居先などの詳細な情報が分かっていない段階で、見積もりをとるというのは早すぎます。

なぜなら、転居先の住所や建物の様子などがある程度分かった状態じゃないと、正確な引っ越し見積もりは作成できないからです。

たとえば、マンションの1階とエレベーターのないマンションで5階まで階段で荷物を運ぶのとでは、当然ながら引っ越しの見積もりの相場は変わってきます。

単純に、「○○市に引っ越しをします」程度の情報では、正確な見積もりを作成することは難しいのです。

また、引っ越しをする日時に関してよく分からない状態だと、正確な見積もりを作成することはできません。

なぜなら、引っ越し見積もりの金額というのは、業者のスケジュール状況によって変わってきましすし、作業の開始を午前にするか午後にするかでも変わってきます。

そのため「4月中旬くらいに引っ越しをしたいです」といった程度のあやふやな情報では、引っ越し見積もりの金額を正確に算出できないことになります。

こうしたあやふやな情報で、引っ越し見積もりを作成しなければならないとき、業者はリスクを避けるために、高めの見積もりを作成することになります。

また、あまりに情報が少ないと、引っ越し見積もりの作成そのものを、お断りされることがあります。

ですから、引越し業者に見積りを依頼するベストのタイミングは、最低でも引っ越し先と予定日が決まった状態で、なおかつなるべく早い時期ということになります。

引っ越し見積もりに含まれる人件費の相場はどれくらい?

引っ越し見積もりの人件費の相場はいくら?引っ越し見積もりの金額というのは、まったく同じ条件にもかかわらず、高い業者と安い業者で2倍ほども違ってしまったりします。

一般の人にとっては、引っ越しの相場なんてわかりませんから、業者の都合によっていくらでも調整できてしまうわけです。

ですから、引っ越し見積もりを取るときには、こちらもある最低限の知識を持つことが大切になります。

引っ越しの見積もりの内訳は、大まかに「実費」と「付帯サービス」に分けられます。

「付帯サービス」というのは、いわゆるオプションのことになりますので、重要なのは「実費」の方です。

そして、その実費の中でもメインとなる項目が人件費です。

引っ越しというのは人の力で荷物を扱う仕事になりますから、人件費がメインになるのは当然です。

この人件費の目安ですが、平日であれば、作業員1人あたり1万2千円~1万3千円程度の相場で計算されるのが普通です。

これが休日になりますと、作業員1人あたり1万4千円~1万5千円が目安になります。

あとは、この1人当たりの金額に、当日来る作業員の人数をかけ合わせればいいわけです。

部屋の間取りや荷物の量によって変わりますが、引越し業者は2人~4人程度のチームで作業にあたるのが普通です。

これらの人件費に、トラックなどの車両費や梱包資材費などを合算して、引っ越し見積もりが出来上がるわけです。

ちなみに車両費ですが、家族の引っ越しで4トントラックをチャーターする場合であっても、2万円~2万5千円が相場になります。

あとは、梱包資材費が荷物の量に応じて、1万円~2万円程度加算されます。

引っ越し見積もりをとったときには、これらの知識をもとにして相場よりも高いのか安いのかを判断するといいでしょう。

もちろん、引越し業者が忙しかったり、荷物の運搬がしにくかったり、あるいは遠距離だったり、といった条件のときにはこの限りではありません。

また、引越し業者によっても、見積もり金額にかなりのばらつきがありますので、必ず複数の引越し業者から見積りをとって比較をすることが大切です。

月末だとなぜ引っ越し見積もり相場が高くなるのか?

月末の引っ越しだと見積もり金額が高い?どこの引越し業者も月末に予約をすると、基本的に料金がかなり割高になります。

理由は単純で、月末に引越しを希望する人が多いからです。

引っ越し見積もりの金額というのは、他の条件がまったく同じであればスケジュールの込み具合によって大きく変わります。

つまり、スケジュールが詰まっていると相場的に高くなり、スケジュールに空きがあると相場的に安くなります。

そのため、引越しをする人の多い月末というのは、必然的に料金が高くなってしまうのです。

そもそも、なぜ月末に引越しが集中するのでしょうか?

理由はいくつか考えられますが、賃貸住宅の契約が月末で切れることが多いのが一番の理由だと思われます。

今の部屋に契約ギリギリまで住んで、次の物件に移った方が家賃を無駄にしなくて済みます。

しかし、転居先までの距離が遠かったり、荷物がたくさんあったりする引っ越しのときには、月の初めと月末の料金の差は無視できないほど大きなものになります。

場合によっては、家賃を多少無駄にしたとしても、あえて月の初め~中旬に引越しをした方がトータルでお得になる可能性があります。

少しでも安く引越しをしたいのであれば、そういったことも検討をしてみる価値があります。

引っ越し見積もりを安くするには最低何社を比較すればいい?

引越し見積もりは何社から取ればいいか?引越し業者に仕事を依頼するときに絶対にやってはいけないのが、1社だけしか見積もりを取らずに、そのまま業者の言いなりで契約をしてしまうことです。

引っ越し見積もりというのは、まったく同じ条件にもかかわらず、2倍もの差が生じることが普通にあります。

つまり、あなたが1社しか引っ越し見積もりを取らずに、たまたまその業者が相場よりもはるかに高い業者だった場合、大損をしてしまう可能性があるわけです。

しかし、複数の引越し業者から見積もりを取ることによって競争が生まれますから、安い業者と契約できる可能性が高くなります。

それでは、何社くらいから引っ越し見積もりをとったらいいのでしょうか?

繁忙期以外の通常の時期であれば、最低3社程度の引っ越し見積もりを比較すれば十分だと思います。

その3社とうまく交渉をすれば、確実に料金が安くなるからです。

ところが、3月中旬以降の繁忙期になると、3社では少ないです。

できれば、5社~10社に見積もりを取った方がいいでしょう。

なぜなら、この時期はどこの業者も忙しいので、強気の引っ越し見積もりを出すことが多く他社の見積もりの方が安いと分かった時点で、辞退をしてしまう業者もいるからです。

そのような状況では、3社程度だとまともな交渉が出来ない可能性が高くなります。

5社~10社に引っ越し見積もりを取れば、なかには最初から安い金額を提示してくる引越し業者もいますし、何社かに辞退をされたとしても、残りの業者と交渉を続けることができます。

ただ、なるべくたくさんの引っ越し見積もりを取った方がいいといっても、業者を探したり1社ずつ連絡をしたりするのが大変だと感じる人もいることでしょう。

そういった方は、一括見積りサービスを利用してみるといいでしょう。

ネットから簡単な項目を入力するだけで、最大10社から無料で引っ越し見積もりを取ることができます。