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「東京から大阪(大阪から東京)に引っ越しが決まったけれど、引っ越し費用の相場がまったくわからない……」
といった人向けの内容です。
引っ越しの料金は基本的に、移動距離×荷物の量(トラックの大きさ)で決まります。
また、引っ越しの時季や業者の稼働状況も料金に影響します。東京-大阪間は約500kmもあるため、正しい費用感を理解しておかないと、数十万円損をしてしまうこともあり得ます。
そこでこの記事では引っ越しの人数やケース別の、東京-大阪間の引っ越し料金の相場をお伝えします。
この記事で相場を理解した上で、複数の見積もりを取り、最適な業者を選んでくださいね。
東京-大阪間の距離
東京と大阪間は約500kmあります。引っ越しの中でも「長距離」に分類されます。
引っ越しの料金は移動距離×荷物の量で決まります。
東京-大阪間は移動距離が長いため、ある程度の出費は覚悟しなければいけません。
しかし需要や交通網の関係で、他の地域の同距離間の引っ越しよりも割安になる傾向にあります。
以下では単身と家族の場合に分けて、具体的な相場を見ていきます。
単身者が東京-大阪間の引っ越しをするときの料金相場
東京と大阪という大都市間の引っ越しで多いのが転勤による単身赴任の引っ越しです。
そのため各引越し業者は単身者向けのサービスを充実させています。日通の単身パックなどは有名ですね。
単身向け専用プランを使えば意外と安い
参照:単身パックL(WEB割引き実施中) | 単身のお引越し |引越しは日通
単身パックなどの業者が提供する「単身向けプラン」による東京-大阪の相場は4万円前後です。
例えば以下は、日通の単身パックで「東京都渋谷区→大阪市北区」で簡易的な料金検索を行った結果です。
参照:単身パックL(WEB割引き実施中) | 単身のお引越し |引越しは日通
荷物が少なければ思ったよりも安い、と感じたのではないでしょうか。
閑散期であれば、さらに安く引っ越しすることもできます。
ただし引っ越し業者が提供する単身専門プランは、コンテナのサイズが決まっており、最低限の荷物しか運べません。
以下は日通の単身パックの例。
参照:単身パックL(WEB割引き実施中) | 単身のお引越し |引越しは日通
大型の家電や家具を1つ載せるだけでも、かなりスペースを取ってしまいます。
ある程度の荷物の取捨選択は必要そうです。
荷物が多い単身者
単身者専用プランのコンテナにすべての荷物が収まりきらないときには、コンテナの数を増やすか、通常の引越しプランを利用することになります。
コンテナの数を増やす場合、シンプルに掛け算をします。先程の料金検索例も、ざっくり2ボックスは2倍、3ボックスは3倍の料金になっていますね。
参照:単身パックL(WEB割引き実施中) | 単身のお引越し |引越しは日通
もしくは通常の引っ越しプランを使う場合、単身者であれば、よほどの量でない限り、2tショートトラックで十分です。
参考記事:引っ越しの2tショート・2tロング・3tトラックの違い・積める量はどれくらい?積みきりを使う方法も
2tショートトラックの東京‐大阪間の引っ越し料金の相場は以下のとおり。
- 通常期:約87,000円〜約162,000円程度
- 繁忙期:約13万円〜約243,000円程度
赤帽を使う場合
ちなみに、軽トラックのチャーター便である赤帽を使って東京-大阪間を引っ越しすると、10〜11万円程度が目安となります。
荷物は単身パックの3倍近く積むことができます。
ただし、赤帽は往復の高速代を請求されることがあるなど、チャーター便という特性から、長距離の引っ越しはどうしても割高になってしまいます。
ここまでの単身者の引っ越しの料金相場をまとめると、以下のとおりです。
- 単身向け専用プラン:4万〜13万円前後
- 引っ越し業者の通常プラン:
- 通常期:約8.7万円〜約16万円程度
- 繁忙期:約13万円〜約24.3万円程度
- 赤帽:10〜11万円程度
ただし上記はあくまで目安です。
引っ越し業者を検討する際は、一括見積もりサイトを利用することで料金が半額近く安くなることもあります。
1社だけで決めることなく、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
家族で東京-大阪間の引っ越しをするときの料金相場
家族での引っ越しの場合も荷物の量によって料金が大きく変わります。
そのため、一概に目安の金額を提示することができません。
そこでこの記事ではトラックのサイズ別に4パターンの料金相場をお伝えします。
【2人家族】2tロングボディを使う場合の目安
夫婦だけ、もしくは子どもがいてもまだ小さかったりする家族なら、2tトラックで十分なことも多いでしょう。
2tトラックにはショートボディとロングボディがありますが、ここではロングボディを想定します。
2tロングの荷台は畳4枚半ほどの広さで、想像以上に荷物を積載できます。
参考記事:引っ越しのとき1台のトラックに積める荷物の量~2t・2tロング・3tで比較
2tロングトラックの東京‐大阪間の引っ越し料金の相場は以下のとおり。
- 通常期:約14万円〜約26万円程度
- 繁忙期:約21万円〜約39万円程度
関連記事:夫婦2人で引越しをするとき費用の目安
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【2〜3人家族】3tトラックを使う場合の目安
3tトラックの荷台の広さは畳6枚分ほどで、2~3人家族で荷物がやや多めでも対応できます。
間取りで言うと2DK程度の荷物を積載できます。
3tトラックの東京‐大阪間の引っ越し料金の相場は以下のとおりです。
- 通常期:約16万円〜約30万円程度
- 繁忙期:約24万円〜約45万円程度
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【3〜4人家族】4tトラックを使う場合の目安
参照:シャーシラインアップ | 日野レンジャー(中型トラック) | 日野自動車
3K以上の間取りで3~4人家族がすべての荷物を積み込むには、最低でも4tトラックが必要になります。
ただし4tトラックは全長が9m以上あり、狭い路地には入れません。
そのため、3〜4人家族の引っ越しでは2tトラックを複数台使うことも少なくありません。
4tトラックの東京‐大阪間の引っ越し料金の相場は以下のとおりです。
- 通常期:約22万円〜約41万円程度
- 繁忙期:約33万円〜約61万円程度
繁忙期になると引越し業者も強気の見積りを出してきますので、できる限り繁忙期を避けるようにしたいですね。
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【5人家族】一戸建ての引っ越しの場合の目安
この規模の引っ越しでは、3t、4tトラックを複数台使うことが多いです。
また作業員の数も5〜7人程度と多くなるため、どうしても高額な費用がかかります。
5人家族の東京‐大阪間の引っ越し料金の相場は以下のとおりです。
- 通常期:約31万円〜約58万円程度
- 繁忙期:約46万円〜約87万円程度
荷物の量が多くなるほど、引越し業者間の料金差も大きくなります。
可能な限り、たくさんの業者から見積もりを取り、比較するようにしたいものです。
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長距離の引っ越し料金を抑えられるかもしれない「混載便」「帰り便」
近距離の引っ越しであれば、荷物を積んだトラックでそのまま転居先まで運ぶのが一般的です。
しかし東京‐大阪間のような遠距離の場合、他の家族の荷物と一緒に大きなトラックで運ぶ「混載便」や、荷物を降ろした後の復路のトラックを利用する「帰り便」を利用することで、さらに料金を抑えられることがあります。
混載便のメリット・デメリット
混載便のメリットは、何と言っても引っ越し料金を抑えられることです。
自分専用のトラックを貸し切るよりも、圧倒的に料金が安くなります。
その分、混載便には以下のようなデメリットがあります。
- 荷物が紛失するリスクが高まる
- 家電・家具の破損リスクが高まる
- 引っ越しに日数がかかる
- 荷物の量が多いと利用できないことがある(荷物が少ない人に向いている)
混載便は他の荷物との調整が発生するため、どうしても引っ越しに日数がかかってしまいます。
東京-大阪間は需要があるため、そこまで時間がかかることはないですが、少なくとも2、3日多めに時間がかかります。
「荷物が少ない人向けで、時間がかかり、少しリスクがあるけれど、料金を抑えられるのが混載便」と考えるのが良いでしょう。
引越し価格ガイドなどで見積もりを取る際、混載便が利用できるか相談してみることをおすすめします。
関連記事:長距離の引っ越しは混載便とチャーター便のどちらを選ぶべきか
帰り便のメリット・デメリット
また長距離の引っ越しならではの方法に、東京または大阪で荷物を降ろした空のトラックを割安で利用する「帰り便」という方法もあります。
業者としても空のトラックで出発地に帰るよりは、荷物を運んだ方が効率よく、収益を上げられます。
- 業者が限られる
- タイミング良く帰り便を見つけるのが難しい
など、少々難易度は高いですが、見積もりを取る際には、帰り便が利用できないか、相談してみると良いでしょう。
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東京-大阪の引越しにかかる日数
東京-大阪間の場合、トラックを貸し切って引っ越しをするのであれば、通常は荷物を積んだ翌日には引越し作業が完了します。
ゴールデンウィークや年末年始など、道路が混雑していなければ、午後から作業を開始しても、翌日中には引越し作業が終わる可能性が高いです。
ちなみに一般的には午前中から作業を開始するよりも、午後から作業を開始した方が料金が安くなることが多いです。
参照記事:引越し見積もりの金額は午前開始と午後開始でどれくらい変わるのか?
また先述のとおり、混載便を利用すると、貸し切りで引っ越しをするよりも多くの日数がかかります。
東京-大阪の引越しを安くするコツ
引越し業者の見積り相場はまさにブラックボックスです。
荷物の量がまったく同じ2組の家族が、同じ日に東京と大阪の引越しをしたとしても、料金が2倍も違ってしまうことがあります。
そこでここでは少しでも引っ越し料金を安くするためのコツやヒントをお伝えします。
- 足元を見られない交渉を意識する
- 長距離の場合、大手業者の方が安くなることがある
- 可能な限り荷物の量を減らす
- 引っ越し日時を業者にまかせる
- クレジットカードを使う
- 最低でも3社から見積もりを取る
足元を見られない交渉を意識する
交渉と聞くと難しそうですが、最低限、以下のポイントを押さえるだけでも、安い見積もりを引き出せる可能性が高くなります。
- 「急いでいる」は禁句(スケジュールに余裕を持って見積もりを取る)
- こちらから予算を伝えない
「急いでいる」のようにこちらの弱みを見せると、容赦なく高い見積もりを提示されます。
実際に急を要する引っ越しであっても、淡々とスケジュールを伝えるようにしましょう。
できるだけ不利な交渉にならないように、引越し先の住所が決まったら早めに見積もりを取るのが理想です。
また「会社から引越し費用がこれくらい出ます」や、「これくらいの予算で考えています」などと、こちらから予算を伝えるのも辞めたほうが良いでしょう。
本当はもっと安くなる場合でも、こちらの予算に近い見積もりを提示される可能性が高まります。
ただし、もし交渉がうまく行かなくても、複数社から見積もりを取れば良いだけですので、気楽に見積もりを依頼してみてください。
長距離の場合、大手業者の方が安くなることがある
東京-大阪のような遠距離の場合、大手の業者を使った方が安くなる可能性が高いです。
大手の業者は割高なイメージがあるかもしれませんが、それはあくまで近距離の引っ越しの場合です。
大手は全国に中継所や拠点を持っており、先述した混載便などを利用することで、効率よく荷物を運べます。
長距離の引っ越しこそ、大手も含めて一括で見積もりを取れる引越し価格ガイドをのようなサイトを利用する価値が高まります。
可能な限り荷物の量を減らす
引っ越し料金は、荷物の量(トラックのサイズ)と、移動距離で決まります。
東京と大阪間の移動距離は変えられませんが、工夫次第で荷物の量を減らすことはできます。
これを機に古い家電は引越し先で買い替えるなど、検討するのも良いでしょう。
また現住所の自治体で粗大ごみの回収を行っていないか調べてみることもおすすめします。
引っ越し日時を業者にまかせる
引っ越しの日時を業者にお任せする方法も、見積もり金額を安くするために有効な方法です。
引っ越しスケジュールを柔軟に対応できるなら、業者の都合に合わせることで、格安な見積もりを引き出せることがあります。
クレジットカードを使う
東京-大阪間の引っ越しとなると、それなりに高額な引っ越し料金がかかります。
引っ越し料金をクレジットカードで支払うことができれば、カードごとのポイント還元を受けられますし、分割払いもできます。
ただし、すべての引越し業者がクレジットカード払いに対応しているわけではありません。特に中小業者は対応していなことが多いです。
長距離の引っ越しは大手の方が安くなる傾向が高いため、クレジットカード払いできることも多いはずです。
最低でも3社から見積もりを取る
引越し業者がそれほど忙しくない時期であれば、3社程度で十分です。
また繁忙期には5社以上から見積りをとるのが望ましいと言えます。
正直、複数の業者から見積りを取るのは面倒です。
しかし東京-大阪のような長距離になると、見積もり金額が数十万円も違って来ることもあります。
少しでも見積もりの負担を減らすためにも、一括見積もりをうまく活用して、少しでも安く引っ越ししてくださいね。