引っ越しをするときには、なにかと費用がかかるものです。
特に、東京から北九州のような長距離の引っ越しの場合には、業者に支払う費用もそれなりの金額になることを覚悟しなければいけません。
事前に相場を知っておくことで、引越し業者と見積もりのやり取りをする際の参考になると思います。
ここでは、実際に東京から北九州市まで引っ越しをする際の、引越し業者に支払うべき料金の相場や目安について解説をしてみたいと思います。
単身者が東京から北九州市まで引っ越しをするときの費用はどれくらい?
最近は単身赴任をする人も増えていますので、引越し業者もそれに対応して単身者向けのプランに力を入れているところが多いようです。
単身者向けの専用サービスであれば、一般的なプランにくらべると料金的にはだいぶ安くなりますが、東京から北九州市までの距離は1000km以上ありますから、ある程度の出費は覚悟しなければなりません。
また、ある程度荷物が多くなると、単身者専用プラン以外の方法で引っ越しを検討しなければなりませんが、その場合の費用も具体的に見ていきたいと思います。
単身引越サービスを使って東京から北九州まで家財を運ぶケース
クロネコヤマトには「単身引越サービス」というサービスがあります。
幅104cm、奥行き104cm、高さが170cmのコンテナに荷物が収まるという条件であれば、東京から北九州市まで格安で引っ越しができることになります。
日通にも「単身パック」というサービスがありますが、内容的にはほぼ同様になります。
料金的には、引越し業者があまり忙しくない時期であれば、東京から北九州市まで3万5千円~4万円程度で利用できると思います。
これが、3月などの繁忙期となりますと、1コンテナあたり5000円ほど割高になります。
いずれにしましても、引越し業者の一般的なサービスを利用するよりは格安になりますから、家具や大型の家電などがない人は利用をしてみるといいでしょう。
料金はコンテナ単位で課金されますので、荷物が多い場合にはコンテナの数を増やすことで対応できます。
たとえば、コンテナ1つのときの料金が3万5千円だった場合、2つ利用すると7万円になるわけです。
東京~北九州間を軽トラなどのチャーター便を利用した場合の料金
荷物が多い場合であっても、大きめの家具や家電などがなければ、単身向けのサービスのコンテナの数を増やすことで対応可能です。
しかし、コンテナに収まらない大きな荷物が1つでもある場合には、他の方法を考えなければなりません。
単身専用プラン以外で単身者が引っ越しをするとき利用することの多いサービスが、赤帽などの軽トラックによるチャーター便です。
軽トラックにはそれほど多くの荷物を積むことができないと思いがちですが、実際には想像以上に荷台は広く、単身向けプランのコンテナ3つ分の荷物を積むことができます。
それでは、実際に東京から北九州市まで赤帽を使って荷物を運んだ場合どれくらいの料金になるのでしょうか?
平日で、高速料金が別途という条件で13万円~15万円というのが相場になると思います。
これが休日の場合ですと、2割増しになります。
料金だけを単純に比較した場合、引越し業者の単身者向けプランのコンテナを3つ利用した方が安くなります。
しかし、先ほども書きましたように、1つでもコンテナに収まらないような大きな荷物があった場合には、単身専用プランは利用できません。
引っ越しの際に自分が持って行く荷物を精査したうえで、どの方法を利用すべきかを冷静に考える必要があります。
また、赤帽などの軽トラチャーター便の場合、東京~北九州市のような1000km以上の長距離には対応していないことも多いですので、事前に確認をしておくことをおススメします。
以下のような一括見積もりを利用することで、引越し費用が最大で50%も安くなることがあります。
東京から北九州市まで家族で引っ越しをするときの費用はどれくらいか
引っ越しというのは、移動する距離が長くなればなるほど料金も高くなっていきますから、東京から北九州市までだとかなりの費用がかかることを覚悟しなければなりません。
単身者であれば、専用プランや赤帽などを利用することである程度費用を押さえることはできますが、家族の引っ越しとなると荷物の量も増えてきますので、トラックも大きなサイズのものが必要になります。
使用するトラックのサイズが大きくなれば、当然のことながら料金もそれに応じて高くなります。
ここでは、家族の人数別に東京から北九州市まで引っ越しをする際の料金の目安について書いてみたいと思います。
子どものいない夫婦が2人で東京から北九州市に引っ越しをするケース
家族といっても、子どものいない夫婦2人だけの場合であれば、それほど大きなトラックは必要ないでしょう。
大きな家具や家電品をたくさん持っている夫婦でなければ、2tトラックで十分かと思われます。
また、2tトラックで引っ越しをするといっても、東京から北九州市までは1000km以上ありますから、トラックを貸し切りにして運ぶチャーター便はあまり現実的ではありません。
2tトラックに積み込んだ荷物を、ターミナルで大型のトラックに積みかえて他の家族の荷物と一緒に運ぶ混載便を利用することで費用を押さえることができます。
混載便のデメリットとしては、チャーター便にくらべて荷物の到着までに時間がかかってしまうことや、他の家族の荷物と一緒に運搬するために、誤配などの可能性があることです。
ただし、料金的には東京から北九州市まで10万円~20万円程度とリーズナブルです。
場合によっては、単身者が軽トラのチャーター便を利用するときよりも安くなることもあります。
ただし、3月などの繁忙期になりますと、15万円~30万円程度まで料金が跳ね上がってしまうこともあります。
また、これらの料金には、荷造りサービスなどのオプションは含まれていませんので注意が必要です。
4人家族が4tトラックで引っ越しをするときにかかる費用の目安
4人家族が東京から北九州市まで引っ越しをするときの料金の目安を考えてみましょう。
4人家族といっても、夫婦と小さな子どもが2人の場合には、それほどたくさんの荷物があるわけではないと思われますので、3tトラックで十分に対応できるでしょう。
しかし、子どもがある程度大きくなって、大人4人での引っ越しとなると、荷物の量もそれなりにあると思いますので、4tトラックが必要になるかも知れません。
もし、4tトラックをチャーターして東京から北九州市まで引っ越しをするとなると、22万円~40万円程度はかかってしまうと考えていいでしょう。
これが繁忙期になると、33万円~60万円くらいが相場になってしまいます。
ただし、繁忙期になりますとチャーター便の取り扱いをしていない引越し業者も多いですし、料金的に少しでも安くしたいということであれば、混載便を利用することになります。
混載便であれば、4人家族が東京から北九州市まで引っ越しをした場合でも、16万5千円~30万円くらいで済んでしまうでしょう。
繁忙期であっても、24万5千円~45万円くらいでおさまる可能性が高いと思います。
いずれにしましても、引越し業者の料金というのは定価がなく、業者の規模やスケジュールの空き具合などによって料金は大きく変わってきます。
少しでも安く引っ越しをしたいのであれば、複数の引越し業者に見積もりをもらって比較をしてみるとことが大切です。