引越し業者は見積もりを出したあとにどれくらいの受注率になるのでしょうか?

引越し営業マンの受注率はどれくらい?
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引越しの営業マンというのは、見積りを出した案件がすべて受注につながるわけではありません。

多くの場合は、相見積もりの形で他社と比較をされる中で、受注につなげて行かなければなりません。

たくさんの見積もりをとってしまうと、あとでお断りの連絡をするのが大変になってしまうので、あまり多くの業者から見積もりは取りたくないという人がいます。

しかし、その点は心配ご無用であるといえます

なぜなら、引っ越しの営業マンというのは、受注できずにお断りをされることの方が多いからです。

引越し業者の営業マンは、実際に提出した見積もりに対して、どれくらいの受注率になっているのでしょうか?

どこの引越し業者も見積もり作成費用は基本的に無料です

交渉中の営業マン引越し業者が仕事を受注するためには、どこの業者も基本的には見積書を作成することになります。

まれに電話口で大まかな金額を伝えただけで受注をしてしまうような引越し業者もいますが、あとでトラブルのもとになるので、そういった業者は使わない方が無難です。

どこの引越し業者も、見積もりの作成は基本的に無料で行ってくれます。

しかし、無料とはいっても実際に現地まで下調べにいくための人件費や交通費、見積もり作成のための手間などはかかっているわけですから、もし受注できないとなるとその分が赤字になってしまうことになります。

引越し業者にお断りの連絡をしにくいという人は、おそらくそういったことも心配してしまっているのかも知れません。

確かに、その1件の見積もりだけで考えた場合には、受注できないことで見積もり作成費用が赤字になってしまいます。

しかし、実際には引越し業者というのは1年間を通してたくさんの仕事を受注しているわけです。

受注できなかった分の見積もり作成費用は、受注できた分の経費で十分にペイできる仕組みになっているのです。

つまり、分かりやすくいえば、引越し業者に実際の仕事をお願いした人が、お断りした人の見積もり作成費用まで負担しているということになります。

参考記事:引越し業者に上手にお断りをするにはどうすればいいでしょう?

一括見積もりサイト経由だと4件~5件に1件程度しか受注できない

受注率引越し業者の営業マンは、1件でも多くの仕事を受注すべく、連日たくさんの見積書を作成しています。

最近では、一括見積もりサイト経由で引っ越し見積もりを依頼する人が増えてきたために、4社~6社程度を比較して安い引越し業者を探すのがあたり前になりつつあります。

つまり、引越し業者にしてみれば、確率的には5件程度の見積もりを出して、1件とれるかどうかといったところになると思います。

受注率でいうと、20%程度といったところでしょうか。

もちろん、営業マンによってはこの数字が30%になったり40%になったりすることもあると思いますし、10%程度しか取れない営業マンもいるかも知れません。

トップ営業になると、6割~7割の受注率になると言われていますが、そういった人はごく一握りの優秀な営業マンだけです。

いずれにしましても、一括見積もりサイト経由による見積もり依頼の場合は、受注できる確率よりもお断りをされる確率の方がずっと高いということをどこの業者も自覚していますので、必要以上にお断りをすることに対してナーバスになる必要はないといえます。

同じ業者ばかりがずっと受注し続けることはない

同じような条件で見積もりを作成したとしても、各引越し業者によって見積もりの算定基準がことなるために、金額には大きな差が生じることも少なくありません。

そこで、疑問に思うのが、永久に受注できない引越し業者というのはいないのだろうか、ということです。

つまり、安い業者は常に安い見積もりをだすことで受注を続け、高い業者は何度見積もりをだしても競争で負けてしまい受注できない状態が続く可能性があるわけです。

もし本当にそのようなことが起こるのであれば、一括見積もりサイトに参加する引越し業者は、つねに受注できている一部の安い業者を除いて、どんどん減って行ってしまうに違いありません。

しかし、実際には一括見積もりサイトに参加している引越し業者の数は、ほとんど変化していません。

つまり、どこの引越し業者もある程度はコンスタントに仕事が受注できていることになります。

なぜそのようなことが起こっているのでしょうか?

引越し業者の見積もりが高いか安いかは相対的に決まる

一括見積もりサイトに参加している引越し業者は、大手から中小までさまざまですから、本来であれば料金にはある程度の差が生じてしまうのは当然のことです。

そして、単純に考えれば安い業者が受注を独占できそうに思われます。

しかし、実際には一部の安い業者だけが独占的に受注をすることはなく、参加している業者はコンスタントに仕事を受注しているわけです。

なんとも不思議に感じるかもしれませんが、これは別に談合をして持ち回りで受注をしているわけではありません。

そんなことをされたのでは、一括見積もりサイトは信用を失ってしまうでしょう。

実は、「安い引越し業者」「高い引越し業者」というのは、絶対的なものではなく、状況に応じて相対的に「高い引越し業者」になったり「安い引越し業者」になったりするのです。

つまり、引越し業者の料金というのは、ある意味では魚のネタのように、業者ごとに「時価」的な要素があるわけです。

つまり、以前に引っ越しをしたときに一番安かった引越し業者が、今回はなぜか一番高かったというようなことも、普通に起こり得るのです。

それぞれの事情で料金に差が出てしまう具体的な事例

棒グラフなぜ引越し業者の見積もりは、同じ業者であってももらうタイミングによって金額が変わってしまうことがあるのでしょうか?

具体的に説明してみましょう。

たとえば、移動距離や荷物の量から考えて、相場的には8万円が妥当だと思われる引っ越し案件があったとします。

これに対して、A引っ越し会社はたまたまその時期にトラックのスケジュールに空きがあるため、なんとか受注したいと思って、安めの6万円で見積もりを作成します。

B引越し会社は、運悪くその時期に自社の所有するトラックに空きがなく、もし受注をするとなると他の支店からトラックを借りて来るか、外注の形でトラックを手配しなければならなくなるため、<相場よりも高くださないと割に合わないので12万円で見積もり作成します。 C引越し会社は、別の支店からたまたまその時期にこちらの地域に荷物を運んでくるトラックがあるので、そのトラックを空荷で返すのはもったいないので、安くてもいいから受注したいと考え4万円で見積もりを作成します。

それぞれの業者の事情により、一般的な相場が8万円の引っ越し案件であるにもかかわらず、A社6万円、B社12万円、C社4万円という大きな差が生じることになったわけです。

一番高いB社と一番安いC社には、なんと3倍もの金額差が生じてしまっています。

さすがにここまで極端な事例は少ないと思いますが、イメージ的には引越し業者の料金に差が出る理由がお分かりいただけたかと思います。

この事例で、たまたま帰り便があったために見積もりを安くすることができたC引越し会社も、別の見積もりを作成するときには、たまたま自社のトラックに空きがないために、一番高い見積もりを作成することになってしまうかもしれないのです。