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引っ越しのときに頭を悩ませる家具にベッドがあります。
かつての日本では、畳の部屋に布団を敷いて寝るというスタイルが一般的でした。
そのため引っ越しのときでも、とりあえず布団さえ運んでしまえば寝ることはできました。
ところが、最近ではフローリングの洋室にベッドを設置して寝るというスタイルが、あたり前になりつつあります。
その結果、引っ越しをするときにも、ベッドという超大型家具をどうするかという点が大きな問題になったりします。
ここでは、引っ越しをする際にベッドをどう扱うのが正解なのかについて考えてみたいと思います。
単身パックではベッドを運ぶことができません
1人暮らしのひとが引っ越しをするときに、最近人気になっているのが単身パックと呼ばれるサービスです。
決められたサイズのコンテナに収まる量の荷物であれば、15,000円~というリーズナブルな料金で家財道具を運んでくれます。
必要最小限の家財道具しか持っていない人であれば、この単身パックを使うことで格安で引っ越しができることになります。
しかし、引っ越し先にベッドを持って行きたいということになると話は別です。
どうやっても単身パックのコンテナにベッドはおさまりませんので、ベッドだけを別途で運ばなければならなくなります。
たとえば、クロネコヤマトの「らくらく家財宅急便」をつかってシングルベッドを運んだ場合、近場であっても16,254円~の料金がかかってしまいます。
つまり、単身パックを使って運んだ他の家財道具一式と、ほぼ同じ料金がベッドだけでかかってしまうことになります。
そうなると、そこまでしてベッドを運ぶ必要があるのかという問題が発生します。
なぜなら、15,000円ほど出せば、通販で新しいベッドが送料込みで買えてしまったりするからです。
遠距離の引っ越しということになれば、どう考えても新しいベッドを購入したほうが安上がりになりそうです。
ただし、引っ越し先で新しいベッドを購入するとなると、古いベッドを処分しなければなくなります。
まだ新しいベッドであれば、近くのリサイクルショップなどに電話をして、引き取りをしてもらえるかどうか相談してみるといいでしょう。
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単身赴任であればベッドなしで生活をしてみるのもあり?
単身赴任などで、いずれ自分の家に戻ってくるということであれば、あえてベッドを運んだり現地で購入したりせずに、ベッドなしの生活をしてみるのもいいかも知れません。
ただ、引っ越し先が和室であれば問題はないのですが、洋室だった場合にはフローリングにそのまま布団を敷いて寝るというのは、あまり寝心地のいいものではありません。
現地でマットレスなどを購入して、布団の下に敷くようにした方がいいでしょう。
布団で寝る場合のデメリットとして、毎日布団を敷いたりしまったりという手間が発生してしまうという点があげられます。
ベッドで生活をすることに慣れてしまった人にとっては、これはなかなか面倒なことです。
洋室の場合には押入れがないことも多いので、収納に困る可能性もあります。
単身赴任で、自分以外の人が部屋に入ってくることがないということであれば、万年床にしてしまってもいいと思います。
ただし、ときどき布団を上げてやらないと、湿気によってカビなどを発生させてしまうことになるので注意が必要です。
関連記事:単身赴任の引越しと家具や家電の買い替え
家族の引っ越しとなるとベッドのサイズが格段に大きくなります
1人暮らしの人が単身パックなどを利用して引っ越しをする場合には、移動する距離によっては現地でベッドを購入したほうがお得になる可能性があるということが分かりました。
それでは、家族で引っ越しをする場合にはどうでしょうか?
家族で引っ越しをする場合には、トラックのサイズと移動する距離によって大まかな引越し料金が決まることになります。
そのため、ベッドを積んでも積まなくてもトラックのサイズが変わらないということであれば、引越し料金にそれほど大きな差は生じないはずです。
ところが、ベッドを転居先に持って行くことによって、トラックのサイズがワンサイズアップすることになってしまったりすると、その分だけ料金もアップします。
家族の引っ越しとなると、子どもたちのシングルベッドだけではなく、夫婦が使っているダブルベッドやクイーンベッドなども運ばなければならなくなりますので、トラックのサイズはかなり大きなものになるでしょう。
ベッドがなければ2tトラックで運べたのに、ベッドがあるために3tトラックが必要ということになれば、それだけで引越し料金は数万円アップすることになります。
大型のベッドはそのまますんなりと搬入できないことも多い
1人暮らしの人と違い、家族の場合は大型のベッドを所有していることが多くなりますが、引っ越し先の建物によってはそのまま運べないケースも出てきます。
クイーンサイズやキングサイズといった大型のベッドで、子どもと川の字になって寝ている家族もいることでしょう。
そういったベッドの場合、そのままでは玄関から運び入れることができなかったり、エレベーターに載せることができなかったりということが起こります。
場合によっては、クレーンを使ってベランダ側の窓から搬入しなければならないこともあるかも知れません。
そうなってしまった場合、料金的には2万円ほど余分にかかってしまいます。
ただ、そのことが事前に分かっていればそういった段取りで作業を進めることができますが、現地まで運んでしまって初めて搬入できないことに気がついたときには、パニックになることでしょう。
引越し業者にしても、当日になって急きょクレーン車を用意するというのは難しいですし、かといってベッドを屋外に放置したままにしておくわけにも行きません。
そういったことにならないように、転居先にベッドなどの大型家具を持って行くときには、ドアやエレベーターなどの寸法を事前にチェックしておくことが重要になります。
ベッドの分解や組み立てを引越し業者に依頼することができるか?
ベッドのサイズが大きくて、玄関から搬入できないような場合でも、必ずしもクレーン車などの手配が必要になるとは限りません。
なぜなら、ベッドによっては分解可能なものも少なくないからです。
玄関口やエレベーターが狭かったとしても、分解をすれば大型のベッドであっても問題なく搬入できる可能性があります。
しかし、問題はそのベッドの分解や組み立てを誰がやるかということです。
自分でやるにしても、大型のベッドになるとかなり大変な作業になりますし、分解はできても組み立てができなくなってしまうというケースも少なくありません。
なんとか形にはなったけれども、なぜか部品が余ってしまった、などということもあり得ます。
そういったときに、引越し業者がベッドの分解組み立てを行ってくれると、非常に助かります。
実は、大手の引越し業者であれば、事前にそのことを伝えておけばやってくれることが多いようです。
基本プランのなかに組み入れてくれる業者もありますし、オプションとして料金が別途かかる業者もあります。
見積もりをとるときに、対応が可能かどうかを確認しておくといいでしょう。