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引越しをする人の理由にはさまざまなものがあります。会社の転勤や学生の入学、結婚、一戸建ての購入などなど。
どのような理由であれ、引越しをする理由とその移動距離には単純に考えれば因果関係はないはずです。
しかし、実際に引越し業者を利用した人にアンケートをとってみると、意外にも近場の引越が多いということに気がつきます。
引越しというものが日本国内の家から家への単純な移動だと考えれば、確率的に遠距離も近距離もほぼ同数になってしかるべきなのに、なぜかアンケートの結果では近場の引越が圧倒的に多いというデータになりました。
ここでは、その真相について解明してみたいと思います。
引越し業者を利用する人の約4割が同一市内です
引越し業者を利用したことのある人100人にアンケート調査をしたところ、100人中75人が100Km未満の近距離であり、43人が同一市内という結果になりました。
具体的な内訳は以下になります。
1000km以上(3人)500km以上1000km未満(3人)100km以上500km未満(19人)
10km以上100km未満(32人) 10km未満(同一市内)(43人) |
移動距離の人数分布
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引越し業者を利用する人の4人中3人は100Km未満の移動距離であるということに、何か理由はあるのでしょうか?
近距離ほど自力で行う人が多そうだが。。。
常識的に考えれば、同一市内などの近場の引越しであれば、プロに依頼せずに自力で済ませてしまおうと考える人が多くなりそうなものです。
荷物の量にもよりますが、一般的な4人家族程度であれば、2t程度の小型のトラックをレンタルして何度かピストン輸送すれば引越しできてしまうでしょう。
しかし、アンケート結果を見ると、そういう思惑とは裏腹に同一市内の近距離にもかかわらず引越し業者を利用した人が4割を超えるのです。
そういったことを考えてみますと、どうやら引越し業者を利用するとかしないとかの問題と、引越しにおける移動距離にはあまり因果関係はないのでないかと推測できます。
つまり、日本人が引越しをする際の移動距離そのものが、近距離が圧倒的に多いというように考えるのが自然だということです。
人は生活圏内での引越しが必然的に多くなる
結婚を理由に転居をするケースを考えてみても、一般的には職場など自分の生活圏における身近にいる人と出会って結婚をするケースが多いでしょう。
その結果、結婚によって引越しをする人は、同一市内かせいぜい隣街までの近距離の引越しとなるケースがほとんどではないでしょうか。
また、借家に住んでいた人が一戸建てを購入する場合も同様のことが言えます。
多くの人は、いざマイホームを建てるとなった場合、やはり同一市内か近隣の地区に建てることを検討するでしょう。
住む場所というのは、あくまで現在の職場の通勤圏で考えなければいけませんので、それは当然のことです。
その結果、マイホームの購入を理由に引越しをする場合も、必然的に多くの場合が近距離ということになります。
引越し先の住宅形式に関してのアンケート結果をみてみると、およそ3分の1の人が戸建住宅への引越しとなっています。
アパート(33人)マンション(35人)戸建(32人) |
引越し先の住宅形式分布
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アンケートに答えた100人のうち、戸建てに引越しをしたと答えた32人の方は、おそらくマイホームの購入で同一市内か近隣の地区への引越しをした可能性が高いといえるでしょう。
遠距離の引越しをする人とは?
このように、引越しをする人の目的が、結婚やマイホームの購入、あるいは借家の期限切れによる借り換えなど、近距離要因が比較的多いということを考えてみますと、アンケートに回答してくれた方の75%が100Km未満の近距離に引越しであるということも十分に頷ける数字です。
その一方で、100km以上500km未満と答えた方が19人、500km以上1000km未満と答えた方が3人、1000km以上と答えたかたが3人います。
これらの遠距離の引越しに該当する人は、どういった人でしょうか?
多くの場合は転勤族か入学に伴う転居
おそらくは、そのほとんどが会社の転勤にともなう引越しか、学生が入学のために地元から大学のある地域まで引越しをするというケースだと思われます。
500Km以上の引越しとなった人の、出発地と到着地を見てみましょう。
熊本県熊本市~千葉県船橋市
北海道札幌市~東京都目黒区
茨城県つくば市~山口県山口市
秋田県秋田市~千葉県千葉市
東京都渋谷区~福井県坂井市
岩手北上市~神奈川川崎市
ある程度の人口の多い地域同士の引越しが多くなっています。
多くの企業が支店や営業所を構えるのは、ある程度人口の多い地域ということになりますので、その点から考えてもつじつまが合う結果となっています。
近場の場合は地域や人口との因果関係はない
一方で、同一市内の引越しの場合は、地域の人口との因果関係はありません。
以下の例のように、それほど人口の多くない地域同士での引越しもあれば、人口の多い地域同士の引越しもあります。
広島県呉市~広島県呉市
東京都中央区~東京都中央区
茨城県北茨城市~茨城県北茨城市
千葉県柏市~千葉県柏市
神奈川県大和市~神奈川県大和市
兵庫県加古川市~兵庫県加古川市
奈良県磯城郡田原本町~奈良県磯城郡田原本町
愛媛県松山市~愛媛県松山市
東京都世田谷区~東京都世田谷区
大分県大分市~大分県大分市
福岡県福岡市~福岡県福岡市
東京都板橋区~東京都板橋区
兵庫県伊丹市~兵庫県伊丹市
千葉県船橋市~千葉県船橋市
東京都葛飾区~東京都葛飾区
京都府舞鶴市~京都府舞鶴市
東京都葛飾区~東京都葛飾区
福岡県福岡市~福岡県福岡市
滋賀県長浜市~滋賀県長浜市
東京都足立区~東京都足立区
北海道札幌市~北海道札幌市
愛知県尾張旭市~愛知県尾張旭市
青森県弘前市~青森県弘前市
北海道札幌市~北海道札幌市
兵庫県神戸市~兵庫県神戸市
岡山県岡山市~岡山県岡山市
広島県広島市~広島県広島市
兵庫県姫路市~兵庫県姫路市
愛知県名古屋市~愛知県名古屋市
大阪府大阪市~大阪府大阪市
宮城県仙台市~仙台城県仙台市
東京都文京区~東京都文京区
千葉県銚子市~千葉県銚子市
まとめ
引越しをする人は近距離の人が多いというアンケート結果に対して、その理由を分析してみました。
人が生活をする場所というのは、職場に大きく影響されます。
そして、引越しをする場合も職場への通勤を第一に考えることになりますから、そういった事例に当てはまらない遠距離の引越しというのは非常に稀であるという結論になりました。
また、近距離の引越しであっても、最近では多くの人が自力ではなく引越し業者を利用するという事実も判明しました。
やはり、忙しい現代人にとっては引越しのような大変な作業はプロに任せた方が無難であるという考え方が主流になってきているのだと思います。
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