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引っ越しをするときには、いま住んでいるところの家財品をすべて新居に運ぶか、不用なものは処分をする必要があります。
そのため、引っ越しが終わったあとの旧居には何も残っていないのが基本なのですが、実際には忘れ物をしてしまう人も多いようです。
近場の引っ越しであれば、忘れ物に気がついた時点で取りに行けばなんの問題もありませんが、遠方への引っ越しとなると、忘れ物をとるためにわざわざ旧居を訪れるというのは容易ではありません。
それでは、実際にどのようなものが引っ越しのときに忘れ物として置き去りにされてしまうのでしょうか?
押入れの天袋にある荷物はつい忘れがち
引っ越しのときには、さまざまな家財をダンボールに詰めて荷造りをするために、家主といえどもそのすべてを把握するというのは不可能です。
そのため、引っ越しが終わってから数日すると、引越し業者に「○○がないんですけど?」という連絡が入ることも少なくないようです。
もちろん、引越し業者による荷物の紛失というのも実際にありますが、それ以上に依頼主の方が、気がつかずに旧居に置き忘れてしまうことの方が多いようです。
特に見落としがちなのが、押し入れの天袋の中です。
押入れの中にあるものはすべて完ぺきに荷造りしたと思っても、天袋は普段の視線よりも上の位置にあるので、つい確認をするのを忘れてしまうようです。
荷造りをしたダンボールが部屋に山積みになってしまうため、一時的にその中のいくつかを空いている天袋に仮置きをすることがあります。
また、大切なものを人目に触れないようにと、天袋の奥の方にしまっていたりすることもあります。
本人は、すべての荷物をトラックに積んだはずだと思い込んでいますので、それらの荷物が新居で見当たらないとなれば引越し業者を疑うことになるわけです。
引越し業者の作業員も、過去にそういった苦い経験を何度もしているので、忘れ物がないかを一通りはチェックしたうえでトラックをスタートさせることになりますが、スケジュールがタイトでバタバタしているときなどには、うっかりと確認を忘れてしまうこともあるようです。
すべての荷物をトラックに積み込んだあと、最後にもう一度だけ押入れの天袋を確認したうえで旧居をあとにするようにした方がいいでしょう。
ベランダにある荷物もうっかりしがちです
天袋とならんで忘れ物をしやすい場所が、ベランダです。
部屋の中がきれいに片付いたら、つい安心してそのまま出発してしまいがちですが、ベランダにも大切な荷物があることが少なくないのです。
ベランダに置き忘れるもので一番多いのが物干し竿ですが、これはそれほど高価なものではありませんし、転居先で新たに購入してもいいと思えるものなので、仮に忘れたとしてもそれほど問題になることはないでしょう。
ベランダの忘れ物で困るのが、エアコンです。
エアコンの室外機はベランダに設置されていることが多いですし、室内機も業者が取り外した後に邪魔にならないようにベランダに置いておくことがあります。
引越し業者にエアコン脱着サービスを利用した場合であっても、業者がやるのはエアコンの取り外しと取り付けだけであり、運搬そのものは当日に来る引越し業者の作業員たちが行うというのが一般的です。
自分が取り外したものであれば忘れるということはまずありませんが、他人が外したものに関してはあまり意識の中にないために、バタバタと作業をしているうちにすっかりと記憶の隅から抜け落ちてしまうことになりがちです。
エアコンは高価な品物ですので、物干し竿のようにあきらめて転居先で簡単に購入するというわけには行きませんので、なんとか忘れないようにしたいものです。
引っ越しのときに忘れがちなのが照明器具
引っ越しの荷物の中で、意外にも忘れやすいのが照明器具です。
部屋の真ん中にあって目立つはずの照明器具をなぜ忘れるのか疑問に思われるかも知れませんが、あまりにもあたり前のように存在するために、逆に忘れてしまうわけです。
他の荷物は引っ越しの前日までにしっかりと荷造りをしているはずですが、照明器具に関しては、当日に真っ暗な状態で作業をするわけには行きませんので、事前に取り外しておくわけにも行きません。
バタバタと搬出作業を終えたあとに、部屋に荷物が残ってないかを確認すると、それで一安心して、そのまま照明のスイッチを切って部屋を出て行ってしまうわけです。
照明器具というのは、部屋の天井に取り付けられている状態があまりにも自然なために、荷物であるという意識が薄れてしまうのでしょう。
すべての荷物を運び出し終えて部屋を出るときに、いま消灯した照明器具のことに注意を向けるようにしないといけませんね。
関連記事:引っ越しのとき注意をしたい照明器具のお話
引っ越しで持って行くものは屋外にもあります
部屋の中の荷物をすべて運び終えることで、旧居での仕事はすべて終わったと勘違いしがちですが、最後に家の周りをぐるっと1周することも忘れないようにしましょう。
家の外にも、つい置き忘れてしまいがちなものがあります。
先ほどベランダに置き忘れることが多いというお話をさせていただいたエアコンですが、1階の場合には普通に家の外に室外機が設置されています。
業者が事前に取り外しをしてくれていても、室外機がそのまま屋外に置かれていることが普通ですので、忘れないようにしましょう。
また、屋外の荷物で忘れがちなのが自転車です。
ホームセンターなどで、9800円で買える自転車であれば忘れてしまってもあきらめもつきますが、10万円近くもする電動アシスト自転車などを置き忘れてしまったら大変ですので注意をするようにしましょう。
ただし、自転車の場合は、引っ越し業者が見積もりを作成しに現地にきたときに見落としていることもあるので、その場合にはトラックに積み込みできるかどうかが問題になります。
引っ越しの家財の中に自転車がある場合には、当日に忘れないようにすることはもちろんのこと、見積もり作成のために営業マンがきたときにも、そのことをしっかりと伝えておくことが大切です。