長距離の引っ越しでは出発日から到着までの所要日数はどれくらいかかる?~200kmまでなら当日・東京から大阪なら翌日

日数を気にする近距離の引っ越しであれば、荷物の運び出しから新居への搬入まで1日で終わるのが一般的です。

そのため、引っ越しの計画も比較的立てやすいと思います。

ところが、長距離の引っ越しの場合には、旧居から荷物を運び出したあと、目的地である新居に荷物を運び入れるまでに何日もかかってしまうことがあります。

荷物を搬出するときと搬入のときのどちらも立ち会いをしなければなりませんから、あらかじめどれくらいの日数がかかるのかを把握しておかないと、予定を立てるのが難しくなってしまいます。

ここでは、長距離の引っ越しをするときに、どれくらいの所要日数がかかるのかについて、解説をしてみたいと思います。

当日に引っ越しを終えることができるのは200kmまで

引越し業者が荷物を積んだその日に荷降ろしまでを終えることができる距離は、およそ200km以内だといわれています。

移動距離が200kmとなりますと、トラックの移動時間だけで3時間~4時間くらいはかかってしまいます。

そこに荷物の積み込みや荷降ろしの時間をプラスすると、丸一日めいっぱいかかってしまうことでしょう。

ただし、移動距離が200km程度であっても、高速道路が使えないようなローカル地域への引っ越しですと、移動だけで5時間近くかかってしまうこともあります。

そういったケースの場合、荷物が少なければなんとか当日に作業を終えることも可能かもしれませんが、荷物の量が多いと積み降ろしの時間を考えた場合かなりハードなスケジュールになるかも知れません。

出発地が東京の場合は、関東地方であればすべて200km以内におさまりますので、朝一番に荷積みをすればほぼ当日に引っ越しを終えることが可能であると考えていいでしょう。

東京から西方面ですと、静岡市あたりまでであれば、当日で引っ越しを終えることができる距離になります。

大阪を出発地とした場合、福井市、名古屋市、岡山市、倉敷市、鳥取市あたりまでが、朝一番から作業を開始すれば1日で引っ越しを終えることのできる距離といえます。

翌日の到着であれば600kmくらいまでの引っ越しが可能です

長距離トラックチャーター便を使っても、移動距離が200kmを超えると当日で引っ越しを終えるというのは難しくなってきます。

その日のうちに、積み込みと荷降ろしの両方をやらなければならないので、どうしても移動できる距離は限られてしまうからです。

ところが、2日間かけて引っ越しを行うということになれば、積み込みと荷降ろしはそれぞれを別の日に行うことになりますので、トラックの移動距離を稼ぐことができます。

そのため、移動距離が600km程度までであれば、荷物を積んだ翌日中に新居に荷物を運び入れることが可能になります。

もちろん、朝一番で荷物の積み込みをするということが前提条件です。

東京を出発地とした場合、目的地が大阪や兵庫あたりまでであれば、翌日に引っ越しを終わらせることが可能になります。

東北方面だと、仙台や岩手あたりまではなんとか翌日に終えることができますが、青森までだとさすがに厳しいといえそうです。

東京から北陸方面ですと、新潟や富山、金沢あたりも出発した翌日に作業を終えられる距離になります。

移動距離1000km以内であれば出発の翌々日に作業が完了します

チャーター便を使って3日間かけて引っ越しをする場合の移動距離は、1,000km以内が目安となります。

出発から3日間かける引っ越しの場合、真ん中の日は移動だけに専念できますから、かなり距離を伸ばすことができます。

東京発の場合、岡山や広島までは3日あれば余裕です。

福岡あたりまでは十分に対応可能といえます。

北方面ですと、青森や函館までは十分に対応できますが、札幌だときついイメージになると考えておきましょう。

いずれにしましても、3日間かければ東京からほぼ全国どこでも引越しができてしまうことになります。

ただし、この3日間というのは、あくまでも道路が混雑していなければという条件での所要日数になります。

ゴールデンウィークや年末年始の帰省客で高速道路が大渋滞するようなときに引っ越しをする場合には、予定よりも日数がかかってしまう可能性は十分にあります。


日本の端から端まで引っ越しをする場合の日数

東京を中心にして、チャーター便を使った場合の引っ越しにかかる所要日数を見てきましたが、今度は日本の端から端まで引っ越しをした場合に、どれくらいの日数がかかるのかを考えてみたいと思います。

まず仙台~福岡ですが、こちらは1,430kmほどの道のりになりますので、積み込みから荷降ろしまでトータルで4日ほどかかると考えていいと思います。

中2日は完全に移動だけになりますので、4日間あれば1,400km程度の引っ越しはまったく問題ないと思われます。

函館から福岡までですと距離的には1,750kmほどになりますが、アクシデントがなければなんとかギリギリ4日で終引っ越しを完了することができる距離といえそうです。

もちろん、4日間で完了することができるかどうかは、実際に作業をする引越し業者に確認をする必要があります。

さすがに札幌~福岡だと2.000kmを超えますので、中3日でトータル5日程度の所要日数かかってしまう可能性があります。

宅急便だと北海道から九州まで翌々日に荷物が到着するのに、なぜ引っ越しはこれほど日数がかかるのか不思議に思う人もいるかも知れません。

宅急便の場合は、中継地点でなんども荷物を積みかえながらトラックが24時間休まずに移動しているのに対して、チャーター便で引っ越しをするときにはトラックが走るのは昼間だけです。

1台のトラックでずっと走り続けるわけですから、夜は普通に寝ないとドライバーの体が持ちません。

引っ越しが、宅急便などにくらべて、どうしても日数がかかってしまうのは、仕方のないことといえます。

混載便だとさらに日数がかかることになります

カレンダーを指差す距離別に引っ越しにかかる所要日数の目安を紹介してみましたが、これらはあくまでもチャーター便を使って、荷物を積んだトラックでそのまま目的地まで運んだ場合の日数になります。

チャーター便を使って長距離の引っ越しをする場合、数日にわたってトラックと作業員を拘束することになりますので、料金的にはかなり割高になってしまいます。

そこで、長距離の引っ越しのときによく利用されるのが、混載便と呼ばれる運搬方法です。

これは、荷物を積んだトラックでそのまま目的地に行くのではなく、ターミナルで大型のトラックに荷物を積み替えて、他の家族の荷物と一緒に目的地の近くまで運んでしまう方法です。

大きなトラックに複数の家族の荷物を一度に積んでしまうので、運送の効率がよくなり、その分だけ料金も割安になります。

チャーター便を貸し切りの観光バス、混載便を普通の高速バスと考えれば、混載便の料金が安くなるイメージがつかめるかと思います。

しかし、料金的には魅力的な混載便ですが、デメリットもあります。

それは、チャーター便にくらべて荷物が目的地に着くまでの所要日数がかかってしまうという点です。

同じ方面の荷物が集まって、荷台がいっぱいになるまで大型トラックがターミナルで数日間にわたって待機することになりますので、その数日間がロスになってしまいます。

東京から政令指定都市のような大きな都市への引っ越しの場合であれば、同じ方面への引っ越し希望者が多いために、1日ほどの待機期間で大型トラックの荷台はいっぱいになってしまいます。

つまり、チャーター便にくらべて1日遅れ程度で荷物が目的に着くのが普通です。

ところが、引っ越しをする人があまりいないローカルな地域の場合、大型トラックの荷台がいっぱいになるまで3日~4日程度かかってしまうこともあります。

そのような場合には、出発地で荷物を積んでから新居で荷物を降ろすまでに1週間ほど待たされてしまうことになります。

たとえ料金が安くても、立ち会いの関係上、荷物の到着日がはっきりしないと困ることも多いでしょう。

長距離の引っ越しをする場合には、料金の安さを選択するのか荷物が早く到着する方を選択するのかで悩むことになりそうです。

ただし、3月などの引っ越し業者の繁忙期になりますと、チャーター便の取り扱いをしていない業者も多くなりますので、その場合に混載便以外に選択の余地はありません。

参考記事:長距離の引っ越しは混載便とチャーター便のどちらを選ぶべきか

夕積みや宵積みで出発当日に作業を終わらせる方法もあります

引越し業者の業界用語に、「夕積み」とか「宵積み」という言葉があります。

長距離の引っ越しの場合には、当日の朝一番で荷物の積み込みを行うのが一般的ですが、出発前日の夕方以降に荷積みだけを行っておくという方法があるのです。

それが、いわゆる「夕積み」や「宵積み」です。

ある程度の荷物の量がある引っ越しの場合には、
トラックへの積み込みに2時間程度かかるのが普通です。

そのため、朝一番から作業を開始しても、出発するのは10時くらいになってしまったりします。

ところが、前日に夕積みや宵積みをしておけば、朝一番でトラックをスタートさせることができます。

2時間早く出発することができれば、移動距離的には100kmから150kmほど余分に進むことができます。

たとえば、移動距離が600kmを超える引っ越しの場合、朝一番から荷積みをしても当日に作業を終えるということは難しくなります。

ところが、夕積みや宵積みをしておけば、翌朝一番で出発できますから、移動距離が700km~800kmほどであれば、出発した日に作業を終えることが可能になります。

関連記事:あえて遅い時間に引っ越しの作業を開始する夕積みや宵積みのメリットとデメリット

長距離でもその日に引っ越しを終えたいなら赤帽

一般の引っ越し業者の場合、600kmを超えるような距離だと到着は翌日になってしまうのが普通です。

しかし、赤帽であればかなりの長距離であっても、がんばってその日に荷物を運んでくれたりすることがあります。

赤帽のドライバーは基本的に個人事業主ですので、ドライバー本人の裁量であらゆるニースに対応してくれることが多いです。

東京から福岡まで13時間かけてその日のうちに荷物を運んでくれたという事例も実際にあります。

東京から福岡までは1,100kmほどの距離がありますから、普通の引越し業者が当日に配送をしてくれるということはまずありません。

また、赤帽であれば、東京で宵積みをして、翌日の早朝に大阪で荷物を受け取るなどというやり方にも対応をしてくれたります。

もちろん、赤帽は軽トラですからたくさんの荷物を積むことができません。

一人暮らしの人が急ぎで引っ越しをしたいときなどに、赤帽の利用を検討してみるといいでしょう。

長距離の引っ越しには大手の業者を利用したほうがお得?

大手の引越し業者当日で引っ越しが終わってしまうような近距離の場合であれば、地元の中小の引越し業者を利用した方が料金的には安くなるかも知れません。

地元の引越し業者は、規模が大きな業者にくらべて会社の経費がそれほどかかりませんので、見積もり金額を低くおさえることが可能になります。

ところが、長距離となると事情が異なります。

長距離の場合は、大手の引越し業者を利用した方が安くなる可能性があるのです。

特に物流系の大手引越し業者は、長距離に強いといわれています。

物流系の引越し業者というのは、日通やクロネコヤマト、佐川急便といった誰もが名前をしっている会社のことです。

こういった大手の物流会社は、大型のトラックが日本全国を縦横無尽に走り回っています。

物流系以外の引っ越し業者であっても、東京から政令都市間のような需要の多い区間には大型トラックによる専用の便が毎日のように走っていますが、ローカルな地域まで含めた場合には、物流系の会社には太刀打ちできません。

日通やクロネコヤマトが、「単身パック」や「単身引越サービス」といった、単身者向けのサービスを格安で提供できるのは、まさにそういった全国の物流網があるからなのです。

ですから、遠方への引っ越しを計画している人は、大手は高いという思い込みは捨てて、物流系の大手引越し業者も含めて複数の業者に見積もりを取ってみるといいでしょう。

長距離の引っ越しは費用もそれなりに高額になりますので、複数の業者の見積りを比較して少しでも安いところに依頼をするようにしましょう。

複数の業者の見積もりを比較するには、以下のような一括見積もりサイトの利用が便利です。

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