泥棒に狙われやすい無防備な賃貸物件に引っ越しをしないための基礎知識

泥棒に狙われやすい無防備な賃貸物件とは?
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賃貸物件を選ぶときには、なるべく泥棒に狙われにくところにしたいものです。

日本国内では、年間に5万件~6万件もの空き巣被害が発生しているという現実があります。

泥棒に入られてしまってから後悔しないために、引越しをする前にどのような賃貸物件が狙われやすいのかを、事前に知っておくことが大切です。

空き巣に狙われやすい物件というのは、いったいどのような特徴があるのでしょうか?

ベランダに目隠しがある集合住宅は要注意です

アパートのベランダアパートやマンションなどに空き巣に入る泥棒は、住人の出入りが多い玄関側からではなく、ベランダ側から侵入することが多いといわれています。

ベランダの中に入ったあと、身をひそめながら窓の一部を破壊して、解錠してしまうわけです。

そんなときに、空き巣にとって好都合なのが、ベランダに取り付けられている目隠しです。

目隠し板は、住人のプライバシーを守るという意味においては必要な物かも知れませんが、泥棒が身を隠すにはこれほどありがたいものはありません。

腕のいい泥棒であっても、施錠されている窓を破るには、数分程度の時間がかかってしまいます。

普通の柵になっているベランダだと、そういった作業を外から誰かに見られてしまう可能性がありますが、目隠し板があればあわてずにゆっくりと作業をすることができるわけです。

住人のプライバシーを守るためにベランダに取り付けられた目隠しが、実は空き巣の役に立っているということはなんとも皮肉なことですね。

引っ越しにあたって物件選びをするときには、プライバシーを守ることを優先するのか、空き巣に狙われないことを優先するのかで悩みそうですね。

1階と2階が泥棒に狙われやすいといわれています

トンカチで窓を割る1階や2階の部屋は、引っ越しの荷物を搬入するのは楽でいいのですが、空き巣には一番狙われやすくなります。

1階が狙われやすいというのは容易に想像がつくと思いますが、2階であっても近くに大きな木があったり高い塀があったりすると、そういった物を利用して空き巣は容易に侵入をしてしまいます。

多くの人は、玄関まわりセキュリティを気にしますが実は意外なルートで空き巣は部屋に入り込んでくるのです。

引っ越しにあたって物件選びをするときには、そういった点にも十分に注意して、内見をする必要があるといえそうです。

3階以上の部屋であれば防犯上安心ということではありません

屋上のマンション1階や2階が空き巣に入られやすいということはイメージ的に分かることですが、かといって3階以上が安全ということではありません。

都会などでは、隣の建物と隣接していることが多いものですが、3階以上の部屋であっても隣の建物から飛び移るような形で侵入されることも少なくないのです。

特に、3階以上の階に住んでいる人は、まさか空き巣が入ることはないだろうという安心感から、ベランダ側の窓を施錠せずに外出してしまうことがあります。

泥棒にしてみれば、窓を破って解錠する手間が省けるので、ある意味では1階や2階の部屋に侵入するよりも楽なわけです。

ちなみに、1階や2階が泥棒に狙われやすいというのは、3階以下の建物に限った話で、それ以上の高さの建物になると、実は最上階が一番狙われやすいのです。

なぜかというと、屋上のフェンスを乗り越えてその下の最上階の部屋に侵入ができてしまうケースが多いからです。

泥棒にしてみれば最上階は人目につかず、ベランダ側の施錠をしていないことも多いので、とても仕事がやりやすいということになるわけです。

マンションの屋上に出るためのドアは施錠されているのが一般的ですが、ドアについている鍵が旧式のものであることが多いため、彼らはピッキングによって簡単に解錠してしまいます。

屋上の出口なんて普段は誰もきませんから、あわてずにゆっくりとピッキングできるわけです。

引っ越し先で案件を探す際には、オートロックのマンションだからと安心せずに、屋上出口の鍵の形状や管理がどうなっているのかに関しても、しっかりと気にかけるようにしたいものです。

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警備会社と契約しているマンションでも泥棒は入ります

警備する若い男性セキュリティを売りにしているマンションなどでは、警備会社と契約しているところも多いようです。

しかし、警備会社と契約しているマンションだからといって安心はできません。

なぜなら、警備会社と契約しているマンションをあえて狙うような泥棒も実際にいるからです。

警備会社というのは、警備法により25分以内に現場に到着しなければならないという決まりがあります。

逆にいうと、現場に到着するまでに20分以上かかってしまってもいいことになります。

プロの窃盗犯が仕事をするのには、20分もあれば十分すぎます。

ある調査によると、泥棒の約70%は5分以内に部屋に侵入できなければあきらめるといわれています。

5分以内に部屋に侵入することを目的としている彼らにとって、20分というのは相当に余裕を持って仕事のできる時間なのです。

警備会社と契約しているマンションばかりを専門に狙う泥棒は、警備会社の拠点からマンションまでどれくらいの距離があるのかを事前に調べたうえで、警備員が到着するまでなるべく時間のかかるようなマンショをねらうわけです。

警備会社と契約をしているマンションに住んでいる人は、拠点からマンションまでの距離なんて気にしませんし、つい安心して施錠を忘れて外出してしまうことも多いものです。

また、そういったセキュリティの高いマンションに住んでいる人というのは、経済的に豊かな人が多いので、泥棒にしてみればまさに「おいしい現場」ということになるのです。

物件を内見するときに防犯上確認しておきたいこと

これまで、空き巣に狙われやすい物件の特徴を紹介してきましたが、それ以外にも引っ越しの物件選びのときに注意すべき点がいくつかあります。

実際に契約前に内見に行く際に、これから紹介する点についてもしっかりとチェックしておくといいでしょう。

あまりにひっそりとした場所の物件は避けた方が無難

林や山に囲まれたアパートある調査によると、泥棒が侵入をあきらめるときの一番の理由として「誰かに声をかけられた」ということがあげられています。

泥棒は、自分の行動を人に見られるのを極端に嫌います。

そういったことを考えた場合、人通りがあまりないようなのどかなところに建っていて、空室の多いような集合住宅に引っ越しをするのは避けた方がいいかも知れません。

周りにあまり人がいないということは、煩わしさという点ではメリットがあるかも知れませんが、防犯という観点で見ると好ましくないということになります。

また、内見のときに管理人が不在だったりする物件も、契約は見合わせた方が無難かもしれません。

管理人がいるというだけで、泥棒は仕事がしづらくなってしまうはずだからです。

補助鍵がついているかどうかもチェックしましょう

泥棒は、補助鍵がついているような部屋の侵入もあきらめることが多いようです。

7割の泥棒は5分以内に部屋に侵入することを目的にしているわけですから、鍵が2つあることで解錠の手間が2倍になるようなところはなるべく避けたいと考えるわけです。

もちろん、鍵はピッキングしやすい旧式のものではなく、最新のものであることが重要です。

防犯カメラが設置されていれば泥棒はかなり警戒します

防犯カメラが設置されている物件も空き巣はかなり嫌がります。

防犯カメラといっても、それほど画像が鮮明に映るわけではないのですが、空き巣の場合は過去に何度も逮捕歴のある再犯の人が多いために、画像がそれほど鮮明ではなくても警察に人物を特定されてしまう可能性が高いわけです。

腕のいい泥棒ほど、みずから墓穴を掘るようなまねはしないわけです。