レンタカーを借りて自力での引越しをおすすめしない理由

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引越し業者に依頼すると高いというイメージを持っている人もいるようです。

業者の場合は、人件費やトラック輸送費の他に広告宣伝費や会社の利益が料金の中に計上されているので、自分でレンタカーを借りて引越しをした方が安上がりでメリットが多いような気がします。

でも、それは本当なのでしょうか?具体的に検証してみましょう。

1. 自力で引越しをする場合のメリットとデメリット

まず、引越し業者を頼まずに、レンタカーを借りて自分ですべてをやった場合のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

1-1. すべてを自分の意志で自由に計画出来る

機嫌が良い男性引越し業者を使う場合は、ある程度業者に合わせなければならない部分もあります。

特に3月などの繁忙期では、なかなか自分の都合のいい日時に業者を手配できない場合もあります。

しかし、自分ですべてをやるのであれば、すべてを自分のペースで進めることが出来ますので、これは大きなメリットと言えます。

また、すべてを自分で行う場合であれば、プライバシーが守れるというメリットもあります。

引越し業者を依頼すると、どうしても自分のプライベートな部分もある程度知られてしまいますので、それが嫌な人にとっては自分でやる引越しのメリットは大きいでしょう。

1-2. なれないトラックでの運転は結構つらいもの

軽トラックを運転する男性しかし、実際に自分で引越しをやってみると、想像以上に苦労が多いことに気が付くでしょう。

レンタカーで2t車を借りてきたにしても、日頃トラックなど運転する機会のない人であれば、慣れない道をなれない車での運転には相当な神経を使うはずです。

それでなくても、荷物の積み込みでぐったりしている状態での運転ですので、長距離の引越しだと相当に堪えるはずです。

参考記事:自力で引越しをした人の体験談~業者を頼むより本当にお得?

1-3. 友人や知人の助けを借りないと難しい

友人と引越しまた、大きな家具などがあった場合、家族だけでそれを運搬するのはとても困難で、結局は友人や知人などの手を借りることになるでしょう。

そうなりますと、プライバシーの部分も業者に依頼した場合と変わらなくなります。

むしろ赤の他人よりも、友人や知人だからこそ知られたくないものもあるでしょう。

また、友人や知人にお手伝いをお願いした場合は、謝礼を手渡したり食事をごちそうしたりしなければなりませんので、結局は人件費が発生することになります。

しかも、友人や知人は引越しに関しては素人ですから、プロの引越し業者とくらべると手際も悪く、大切な家具などを傷つけてしまうかも知れません。

業者であればクレームを入れて弁償してもらうことも可能ですが、友人や知人だとそれもできずに、泣き寝入りするしかなくなるでしょう。

2. 自力でやった場合にかかる費用はどれくらい?

意外に苦労の多い自力での引越しですが、費用の面ではどうなのでしょうか?

もし費用の面でのメリットがなければ、自力でやる意味はほとんどなくなってしまうことでしょう。

2-1. 実際にかかる費用の内訳

それでは、実際に自力で引越しをする際に発生する費用について、項目別にみていきましょう。

東京都中央区から横浜まで、ワンルームに住む一人暮らしの人が、友人2人に手伝ってもらって引越しをした場合を想定しています。

2-1-1. トラックのレンタル費用

引越しによく使われるアルミコンテナ付きの2tトラックを、ニッポンレンタカーで6時間借りた場合の料金は12,960円です。

実際には、6時間だとかなり厳しいので、2時間超過した場合の料金4,536円も計算に入れておきましょう。

2-1-2. ガソリン代

東京都中央区と横浜を往復した場合の距離は、およそ120kmとなります。

トラックの場合軽油ですので、少し多めにみてこれを10リットル使ったと仮定します。

1リットルあたり110円で計算して1,100円ということになります。

2-1-3. 高速道路代金

下道を走って行ったのでは時間がかかってしまいますので、当然高速道路を利用することになります。

レンタカーを借りた営業所まで返しにいかなければなりませんので、往復分で計算しますと1860円になります。

2-1-4. 食事代金

手伝ってくれた友人たちとの食事は、当然こちらが負担しなければなりません。

3人で昼食と夕食の2回食事をすることになると思いますが、特に夕食はビールなどのアルコールを提供するなど多少奮発しなければならないでしょう。

そのため、食事代金も10,000円程度を見ておく必要があります。

2-1-5. 友人たちへの謝礼金

たとえ親しい友人とはいえ、1日引越しを手伝ってもらったならば多少の謝礼はしなければなりません。

一般的には一人当たり5,000円が相場と言われているので、2人分で10,000円見ておく必要があります。

2-1-6. 梱包材および雑費

最近の大手の引越し業者であれば、荷物を詰め込むための段ボールや梱包材は無料で用意してくれるところが多いですが、自力で引越しをするとなると、これらもすべて自分でそろえなければなりません。

これらの雑費の費用として3,000円程度は見ておく必要があります。

2-2. トータル金額と引越し業者との比較

引っ越し料金を計算するそれでは、それぞれの項目で計算した費用を合計してみましょう。

●トラックのレンタル費用:17,496円
●ガソリン代:1,100円
●高速道路利用料金:1,860円
●食事代金:10,000円
●友人たちへの謝礼:10,000円
●梱包材および雑費:3,000円

以上を合計すると43,456円となります。

はたしてこれは高いのでしょうか安いのでしょうか?

ある一人暮らしの方が、名古屋から京都まで引越しをした際に、6社から見積もりを取得した時の事例です。距離的には、130km程度となりますので、東京~横浜よりは長距離の引越しとなります。

また、荷造りなどもすべて業者さんにお任せでした。

A社:36,000円
B社:37,000円
C社:47,000円
D社:65,000円
E社:70,000円
F社:79,000円

東京~横浜間を自力で引越しをした場合の費用43,456円とくらべてどうでしょうか?

意外に引越し業者は高くないというイメージになると思います。

場合によっては、引越し業者を使った方が安くなるケースもありそうです。

以下のような一括見積もりを利用することで、引越し費用が最大で50%も安くなることがあるようです。

2-3. 結局のところ餅は餅屋に任せるのが無難です

費用にほとんど違いがないとなれば、レンタカーを使って自力で引越しをするメリットはほとんどなくなってしまいそうです。

友人や知人に気を使い、なれないトラックの運転で疲れ果て、重い荷物を運んでクタクタになった挙句、引越し業者と費用に差がないとなると自力でやるのが馬鹿らしくなってしまうことでしょう。

引越し業者はプロですから、素人が自力でやった場合と同額の費用で請け負っても十分に利益を出せてしまうんですね。

やはり、引越しに限らず餅は餅屋にまかせるのが一番だということになりそうです。

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