本記事にはプロモーションが含まれております
かつては、引っ越しといえば家族や知人に手伝ってもらって、自力でやるのが一般的でした。
しかし、最近では引越し業者を利用する人が非常に多くなり、それに伴い業者の数も増えてきました。
引越し業者をこれまで一度も使ったことのない人でも、テレビCMなどを通じて知った大手業者の名前はいくつか出て来ることでしょう。
そんな数ある引越し業者の中で、いったいどの会社が人気なのでしょうか。
ここでは、100人のアンケート結果をもとに、人気の引越し業者を探ってみたいと思います。
アンケート結果から見えた人気の業者
アンケートは、ネットのクラウドソーシング上で応募のあった100人から回答をもらい、そのうちの97名が利用した引越し業者について答えてくれています。
回答に含まれていた業者の数は24社で、その内訳は次の通りです。
サカイ引越センター(33人) アート引越センター(17人) アリさんマークの引越社(11人) クロネコヤマト引越センター(10人) 赤帽(4人) アーク引越センター(2人) 日通(2人) 佐川急便(2人) アーオイ引越センター(1人) ウェルカムバスケット(1人) キリン引越センター(1人) スタームービング(1人) ダック引越センター(1人) ハート引越センター(1人) 引越屋バンバン(1人) ビック引越センター(1人) ファミリア引越センター(1人) まちの引越し屋さん(1人) やさか引越センター(1人) リーフトランスポート(1人) ワクワク引越しサービス(1人) 引越しの匠(1人) 関東引越社(1人) 高田引越センター(1人) |
利用した業者の分布
|
サカイ引越センターがダントツの1位
アンケート結果を見ていただければ一目瞭然ですが、サカイ引越センターが33人でダントツの1位になっています。
アンケートに答えてくれた人の、およそ3分の1がサカイ引越センターを利用したことになります。
2位のアート引越センターが17人ですから、その差は約2倍です。
アート引越センターもテレビCMなどで認知度が高い業者ですが、サカイ引越センターに圧倒的な差をつけられています。
3位のアリさんマークの引越社は、11名となっています。
知名度的には、サカイ引越センターやアート引越センターに勝てないアリさんマークの引越社ですが、宅配便業界の王者であるクロネコヤマトを抑えて堂々の3位は立派です。
やはり、ネットでの一括見積もりなどが一般的になってきた昨今においては、単に知名度だけではなく、料金やサービスなどを比較したうえで総合的に引越し業者を選ぶ傾向が強くなっているのでしょう。
参考記事:サカイ引越センターのプランやサービスを比較してみる
サカイ引越センターが人気である理由
サカイ引越センターが2位に圧倒的な差をつけて1位となった理由は、いったいどこにあるのでしょうか?
もちろん、テレビCMなどによりその知名度が抜群だったという点はあるでしょう。
しかし、アート引越センターなどもそれなりの知名度の高い業者ですし、それだけの理由でこれほどの圧倒的な数字の差になるとは考えにくいです。
サカイ引越センターは本拠地が関西ですので、アンケートの回答者が関西地区の人に偏っていた可能性もあります。
そこで、アンケートに答えてくれた人の住んでいた場所を地域別に比較してみましょう。
東京都(17人) 兵庫県(8人) 千葉県(8人) 福岡県(7人) 神奈川県(6人) 広島県(6人) 北海道(5人) 愛知県(5人) 大阪府(4人) 岡山県(4人) 埼玉県(3人) 青森県(2人) 山口県(2人) 宮城県(2人) 岐阜県(2人) 茨城県(2人) 和歌山県(1人) 福島県(1人) 福井県(1人) 奈良県(1人) 徳島県(1人) 鳥取県(1人) 大分県(1人) 石川県(1人) 静岡県(1人) 滋賀県(1人) 高知県(1人) 群馬県(1人) 熊本県(1人) 京都府(1人) 宮崎県(1人) 沖縄県(1人) 愛媛県(1人) |
月別の人数分布
|
この結果を見て驚いたのが、サカイ引越センターの本拠地である大阪の人がたった4人しかいないということです。
大阪以外の関西圏も、兵庫が8人、愛知が5人、京都1名、和歌山1名と少なめです。
それに対して関東の回答者は、東京17名、千葉8名、神奈川6名、埼玉3名、茨城2名と、関西圏の回答者にくらべて圧倒的に多くなっています。
このことから、アンケートの回答者がたまたま関西の人が多かったために、サカイ引越センターが1位になったのではないかという仮説は完全にくずれます。
むしろ、関東圏の人たちがサカイ引越センターを積極的に利用しているイメージです。
料金やサービスなどが総合的に評価された?
サカイ引越センターが多くの人に利用されているということがアンケート結果からわかりましたが、そのはっきりした理由は見えてきません。
単に知名度だけによる結果と考えるのも無理があり、かといってアンケート回答者の地域的な問題でもないということが地域別データから分かりました。
やはり、サービスや見積もり金額、営業マンの対応といった、実際に利用してみた人ではないとわからない何かがあったのだと思われます。
そういう意味では、サカイ引越センターの1位というのは、総合力の勝利といっても良さそうです。
今回のアンケート回答者の7割以上を、サカイ引越センター、 アート引越センター、 アリさんマークの引越社、クロネコヤマト引越センターの引越し大手4社で締めています。
大手の引越し業者の場合、中小の業者にくらべて経費がかかる分、割高になるといわれていますが、実際に引越しをする人は大手を選ぶ傾向にあるようです。
やはりそこには、金額だけでは決められない、大手ならではの安心感やきめ細かいサービスといった魅力があるに違いありません。
一括見積もりサービスといった、各社の見積もり金額を比較するためのサイトが流行していますが、単純に金額だけで決める利用者は意外にも少数派なのかも知れません。