長距離の引っ越しは中小よりも大手の業者を使った方が無難であるといえます

高速道路と富士山全国にはたくさんの引越し業者が営業をしています。

地元に密着した中小の業者から、テレビCMなどで有名な大手の業者までさまざまです。

中小の業者にも大手の業者にも、それぞれメリットやデメリットがあります。

しかし、長距離の引っ越しに限っては、中小ではなく大手の引越し業者に依頼をした方が、さまざまな面から無難であるといえます。

なぜそう言えるのかを、具体的に説明してみたいと思います。

長距離に限っては中小業者の方が安いとは限りません

一般に大手の引越し業者よりも、地元に密着した中小の業者に依頼をした方が、費用的には安くなると思われています。

確かに、会社の規模が大きくなればそれなりに経費もかかりますし、業者によってはテレビCMなども流していたりしますので、その分がどうしても料金に上乗せになってしまうわけです。

しかし、それはあくまでも近場の引っ越しで比較をした場合であって、長距離の引っ越しをする場合には、大手の方が安くなる場合が多いのです。

大手は混載便で他の家族の荷物と一緒に運搬が可能です

荷物を積んだトラックでそのまま目的地まで行く方法をチャーター便といいますが、近距離の引っ越しの場合にはどこの業者もこの方法で荷物を運ぶことになります。

ところが、数百キロにも及ぶ長距離の引っ越しとなると、チャーター便というのは非常に効率が悪くなるわけです。

1つの家族だけのためにトラックを何日も貸し切り状態にするわけですから、業者としてもそれなりの料金をいただかないことには採算が取れないことになります。

それに対して、別々の依頼者から預かった荷物をその地区のターミナルに集め、そこから目的地の近くまで大きなトラックでまとめて運んでしまう方法がります。

それが混載便と呼ばれている方法になります。

混載便の場合には、複数の家族の荷物を1台のトラックに載せて運ぶことができるわけですから、チャーター便にくらべて非常に効率がいいことになります。

大手の引越し業者の場合は、この混載便という方法を使って、長距離引っ越しのコストを下げることが可能になるわけです。

チャーター便しか手段のない中小の業者とくらべた場合には、圧倒的に大手の方が有利だということになります。

長距離の引っ越し料金が魅力的な単身パック

tyuusyou-oote02単身者が長距離の引っ越しをする場合には、特に大手の引越し業者のアドバンテージが大きくなるようです。

なぜなら、大手の業者は単身者向けの専用のプランを用意しているところが多くなっているからです。

代表的なものに、日通の「単身パック」があります。

あらかじめ決められたサイズのコンテナに収まる範囲の荷物であれば、そのコンテナごと宅配便感覚で荷物を運んでもらうことができるのです。

単身者が近距離の引っ越しをする場合には、非常に魅力的に感じる赤帽などの軽トラック便ですが、長距離になると料金的には単身専用プランには太刀打ちできません。

大手運送会社の全国津々浦々までの流通網

中小の引越し業者が大手に対して太刀打ちできない点は、その物流網です。

大手の引越し専門会社や運送会社は、全国の都市間を大型のトラックやトレーラーが頻繁に行き来をしています。

先ほどお話しした混載便の話ともかぶりますが、そういった大手業者の圧倒的な物流量は中小の業者では太刀打ちできないものです。

特に、引っ越し以外にも多くの荷物を運んでいる、日通やクロネコヤマト、佐川急便といった大手運送会社の物流規模は圧倒的です。

しかも、こうした大手の運送会社の場合、大きな都市間だけはなく地方にも物流網を持っているため、中小の業者と比較した場合のトータルコスト的な面では相当なアドバンテージがあると考えていいでしょう。

宅配便の荷物が、あれほど安い料金で全国津々浦々まで届くのは、この全国に張り巡らされた流通網があるからに他なりません。

中小業者でも長距離の引っ越しが得意なところは存在しますが...

tyuusyou-oote03中小の引越し業者は、どうしても地域密着型の業者が多くなってしまいますが、長距離を得意とする中小の引越し業者も存在しないわけではありません。

他の運送会社と提携をして、メインとなる区間に大型トラックを走らせることで混載便の取り扱いができるようにしています。

ただし、こういった中小の引越し業者が提供する混載便の場合、どうしても大手にくらべて見劣りする部分も出て来たりすることが多いものです。

荷物の到着までに時間がかかってしまうことがある

大手の引越し業者の場合、受注をする引っ越しの件数そのものが多いために、混載便の大型トラックはすぐに満載になってしまいます。

そのため、同一方面の荷物が集まるまでの待機時間が少なく、結果として目的地まで荷物が早く到着することになります。

ところが、中小業者の場合、受注をする引っ越し業務の絶対量が少ないために、大型のトラックの荷台がなかなかいっぱいにならないことがあります。

地域によっては、1週間近くターミナルで待機になってしまうこともあるようです。

依頼者にしてみれば荷物がいつ到着するのかが分からないということになり、相当なストレスを感じるに違いありません。

また、中小の業者の場合、扱っている長距離便のルートも「東京~大阪間」など、ニーズの多いいくつかの路線に限られてしまうことがあります。

そういった点は、どうしても全国に圧倒的な流通網を持つ大手にはかなわないわけです。

荷物を積んだときの業者と下ろすときの業者が違う

中小の引越し業者が提供する混載便は、他の業者と提携することでサービスを提供することになります。

そのため、荷物を積むときの業者と下ろすときの業者が別の業者になるということは普通に起こることになります。

荷物を積むときはとても親切で愛想のいい業者だったのに、新居で荷物をおろすときには不愛想な業者が来るなどということが起こるわけです。

また、積むときと下ろすときの業者が別になるために、積むときに業者に伝えた注意事項などがうまく伝わっていないこともありますので、注意が必要です。

大手であっても、長距離の引っ越しの場合には、荷物を積むときのスタッフと下ろすときのスタッフは別の人になるのが普通ですが、同じ会社の人間同士ですから、注意事項などはしっかりと引き継いでくれるはずです。

家具の破損などが起きたときの責任の所在が曖昧になることも

tyuusyou-oote04多少愛想が悪くても、しっかりと仕事をしてくれれば問題はないのですが、こういった中小業者が提携して行う混載便の場合、荷物の破損などがあった場合の責任の所在が面倒になることがあります。

中小業者の混載便の場合、荷物を積むときの業者と長距離トラックの業者、そして荷物を下ろすときの業者がすべてバラバラというのが一般的です。

荷物を積む際に確認をしたときには何ともなかった家具が、新居に到着したときに大きなキズがついていたというような場合、どこで傷をつけられたのかを特定するのは困難といえます。

こういった場合には、あなたが責任を問うべきは、契約をした引越し業者ということになります。

たいていの場合は、荷物を引き取りに来てくれる業者が契約した業者になるはずです。

たとえ、荷物を新居に運び入れるときの業者が家具に傷をつけたとしても、あなたがクレームをいうべき業者はあくまでも契約を交わした業者ということになります。

しかし、提携しているとはいえお互いが別々の業者であるために、責任のなすりつけ合いのようなトラブルに発展することもあり得ます。

そういった面倒なことに巻き込まれないためにも、長距離の引っ越しをする際には、大手の引越し業者の混載便を利用したほうが、無難であるといえるでしょう。

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