長距離の引っ越しは混載便とチャーター便のどちらを選ぶべきか

どちらにするか悩む夫婦近場の引っ越しにくらべて、遠距離の引っ越しの場合には何かと気を使うことも多いでしょう。

近場であれば、万が一忘れ物などをした場合や役所への手続きをうっかりし忘れた場合などでも、それほど困ることはないでしょう。

しかし、長距離の引っ越しの場合には、失敗が許されないというプレッシャーもあり、精神的には大変だと思います。

長距離の場合には、引越し料金もそれなりにかかることになりますので、業者選びも慎重になる必要があります。

また、混載便とチャーター便のどちらを選んだらいいのかで迷う人も多いと思います。

ここでは、長距離の引っ越しをする場合の、混載便とチャーター便のメリットやデメリットについて考えてみたいと思います。


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混載便とチャーター便の特徴を比較してみる

大手の引越し業者の場合には全国に拠点があるために、長距離の引っ越しのときに拠点で荷物の積み替えをすることがあります。

同じ方向に向かう大型のトラックにまとめて荷物を混載することで、効率化をはかっているわけです。

イメージ的には、宅配便と同じような感じだと思ってもらえればいいでしょう。

こうした混載便の場合には、トラック1台を借り切って目的地まで運ぶチャーター便にくらべて、運搬業務を効率化できるため料金的にはお得になる可能性があります。

しかし、それ以上に混載便によるデメリットも多いといえます。

混載便の場合は荷物を紛失する可能性が高くなる

各家庭の荷物を運ぶトラック混載便の場合には、各家庭から個々に預かってきた荷物を、同一方向に向かう大型のトラックに積み替えることになります。

その結果、何軒か分の家族の荷物が同じトラックの荷台に積みこまれることになります。

1つの家族の分だけでも、ダンボールの数は100個を超えることがあります。

そんな荷物が、複数の家族分同じトラックの荷台でいっしょにされるわけです。

ここまでの話でだいたいの想像がついたと思いますが、この混載便というのは荷物の紛失が起こりやすいのです。

混載便の荷物には宅配便のような送り状はない

「宅配便も同じ方面の荷物をまとめて大型トラックに積み込むけど、荷物の紛失なんてあまり起こらないよ」という人もいるかも知れません。

しかし、宅配便の場合には、荷物の1つ1つにしっかりと「送り状」が貼られています。

そのラベルさえはがれてしまうようなことがなければ、荷物が行方不明になってしまう可能性は非常に低いといえます。

それに対して、引っ越しの混載便の場合にはそういった「送り状」のようなものは一切ないので、それぞれの家族の荷物が混ざらないようにしっかりと管理をしていないと、行方不明になる可能性が高くなってしまいます。

大型トラックで近くの拠点まで運ばれた荷物は、再び小型のトラックに積み替えられて、各家族の転居先に向かうことになります。

つまり、もう一度積み替えを行うことになるわけです。

何度も積み替えを行うわけですから、そのたびに荷物が行方不明になってしまう可能性が高くなるわけです。

実際に、引っ越しが終わってみたら、自分の家族のダンボールが数箱たりなかったり、別の家族のものと思われる荷物が間違って届けられていたというトラブルは、日常的に起きているのです。

特に、引越し業者の繁忙期となる3月や4月は、アルバイトの作業員が多くなりますので、そういったトラブルが発生する確率が高くなるといえます。

家具や家電などを破損してしまう可能性が高くなる

電源が入らないテレビ荷物というのは、いったんトラックに積み込んでしまえば、よほどのことがない限りは破損したりすることはありません。

引っ越しで家具や家電などを破損してしまうのは、人間が運搬したり積み下ろしをしたりするときなのです。

混載便は、目的地に着くまでに何度か荷物の積み替えをすることになるので、そのたびに荷物を破損させてしまう可能性が高くなるのです。

しかもその都度、荷物を取り扱うスタッフが変わることになります。

旧宅からトラックに積み込むときに「壊れやすい荷物なので注意して運んでくださいね」とスタッフに伝えたとしても、そのスタッフが最後まで責任を持って荷物を運ぶわけではありません。

大切な伝達事項が、積み替えのたびに引き継ぎのスタッフに伝わるとは限らないのです。

また、大きな家具などは分解をしてトラックに積み込むこともあります。

しかし、混載便の場合には分解する人と組み立てる人が異なることになりますので、元の状態に戻せなくなってしまう可能性もあります。

実際に転居先でベッドを組み立ててもらったら、なぜかネジが2本あまってしまったなどという笑えない話も実際にあるのです。

参考記事:引っ越しの際に大切な家電を壊さないための自衛術~テレビ・プリンター・電子レンジ

混載便は荷物の移動に時間がかかる

混載便の場合には、各拠点で荷物を大型トラックに積みかえて、ある程度の荷物がまとまった段階で移動をすることになります。

そのため、新居へ荷物が到着するまでには、それなりに日数がかかってしまいます。

距離にもよりますが、最大で7日から10日もかかってしまうこともあるようです。

そのため、人間だけ先に転居先に着いても家電などの生活用品が到着しないために、生活に支障が出てくる可能性もあります。

生活するための必要最低限の荷物は、自分の車で運んだり宅配便を使って別途で発送したりといった対策が必要になってくる場合もあります。

チャーター便ならば紛失の可能性は限りなく低くなります

チャーター便のトラック混載便が荷物の紛失につながりやすいということは理解できたことと思いますが、チャーター便であればそういった紛失の可能性は極力減らすことができます。

旧居で荷物を積んだトラックがそのまま転居先まで荷物を運ぶわけですから、普通に考えて荷物がなくなる可能性はきわめて低いということは理解できると思います。

しかし、チャーター便の場合は1台のトラックを借り切った状態で目的地まで走るわけですから、効率的には悪くなります。

その分、混載便にくらべて料金が高めになる可能性があるわけです。

料金が多少高くなるのは覚悟のうえで、荷物の紛失や破損は極力防ぎたいという人であれば、迷わずにチャーター便を選ぶべきです。

また、チャーター便の場合は、400km程度までの距離であれば当日中に引越し作業を終わらせることも可能なので、なんとしてもその日に引っ越しを終えたいという人にはおすすめです。

繁忙期にはチャーター便の取り扱いをしない業者も

しかし、業者によっては、チャーター便は近場だけの対応で、長距離の場合には取扱いがない場合もありますので、事前に確認をしておくことが大切です。

また、基本的には長距離のチャーター便を取り扱っている引越し業者であっても、3月や4月などの繁忙期には混載便しか取り扱わないこともあります。

繁忙期にはトラックの絶対数が不足になりがちなため、効率の悪いチャーター便はあまり取り扱いたくないのだと思います。

また、引越し業者によっては、チャーター便を利用した場合には、派遣されるのはドライバーのみで、荷物の積み下ろしは自分たちでやる必要があるところもあるので注意が必要です。

大手の引越し業者でも、クロネコヤマトなどのチャーター便はドライバーのみの派遣となります。

依頼をする前に、必ず荷物の積み下ろしまですべてやってくれる形のチャーター便なのかどうかを、しっかりと引越し業者に確認しておかないと、当日に大変な思いをすることになります。


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