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家財がそれほど多くない単身者の方が引っ越しをするときに、赤帽などの軽トラック便を使って運搬することを考えるかも知れません。
しかし、軽トラックの荷台にどれくらいの荷物を積むことができるのかをイメージできる人は多くないでしょう。
引っ越しに軽トラックを使った場合、自分の部屋にある家財を全部積むことができるのかどうか不安になる人もいるでしょう。
そういった方のために、実際に軽トラックの荷台にどれくらいの家財を積むことができるのかを、実際の引越し事例をもとに解説をしてみたいと思います。
また、最近は大手の引越し業者を中心に「単身パック」などのサービスを提供しているところが増えています。
そういった大手引越し業者の単身者向けサービスを利用した場合と、赤帽などの軽トラック便を使った場合で、運ぶことのできる荷物の量や料金などでそれぞれを比較して解説しています。
これから、軽トラックを使って引っ越しをする予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。
軽トラックの荷台のサイズは意外にも大きい
軽トラックというと、たいした荷物を積むことができないと思うかも知れませんが、実際の荷台は想像以上に広いものです。
赤帽のパネル車と呼ばれるタイプの車両の場合、横幅145cm、奥行き191cm、高さ127cmとなっています。
これは、容量でいうと3.5立法メートルとなり、日通の単身パックLプランの1.8倍ほどの容量になります。
引越し業者によっては背の高い幌を取り付けたタイプの軽トラックを所有していることも多く、この場合であれば赤帽のパネル車にくらべてさらに多くの荷物を積むことができます。
ある引越し業者が所有する幌付きの軽トラックの場合、荷台のサイズは横幅141cm、奥行き194cm、高さ205cmとなっています。
この軽トラックの荷台の容量は5.6立法メートルとなり、単身パックLサイズの3倍近くの荷物を積むことができます。
ちなみに、2tショートトラックの荷台の容量が11立方メートルほどなので、軽トラックであってもその半分ほどの荷物が積めてしまうことになるわけです。
意外に軽トラックの荷台が広いことに驚くと思います。
ただ、容量いっぱい積み込むためには、荷物をかなり高く積み重ねなければなりませんので、壊れやすいものを下にしないなど、積み込みをするときに注意が必要になります。
また、軽トラックの最大積載重量は350kgまでとなっているため、荷台の容量があるからといって、重いものをたくさん載せると積載重量オーバーとなってしまう可能性があります。
実際に軽トラックで引っ越しをするときに積める荷物の量
軽トラックの荷台の広さがかなりのものであるということがお分かりになったと思います。
しかし、赤帽のパネルタイプの容量が3.5立方メートルあるとか、背の高い幌付きタイプの容量が5.6立方メールあるとかいわれても、実際に家具や家電品をどれくらい積めるかのイメージがわかないと思います。
軽トラックを使った人が、実際にどの程度の荷物を荷台に乗せたのかを、具体的にみていきたいと思います。
軽トラックの荷台が満載となってしまった事例
背の高い幌付きのトラックが、満載となったときの事例を取り上げてみたいと思います。
このときに荷台に積みこんだ荷物は以下になります。
・食器棚(小)
・ふとん1セット
・全自動洗濯機
・足つきのベッド・マット
・金属ラック
・コタツ
・デスクトップパソコン1セット
・16インチテレビ
・ビデオデッキ
・ミニコンポ
・電子レンジ
・カラーボックス(3段)
・扇風機
・掃除機
・衣装ケース3つ
・ダンボール(中)10箱
・ダンボール(大)5箱
これを見る限りにおいては、1人暮らしの人が必要とするそれなりの生活用品を、ほとんど運ぶことが可能になります。
部屋の大きさ的には、ワンルームだけではなく1K程度まで対応が可能かも知れません。
積載率が7割程度だったときに積み込んだ荷物の事例
先ほどは、背の高い幌付きの軽トラックに荷物を満載したときの家財の例をを紹介しましたが、今度は7割程度の積載量だったときの事例を紹介してみたいと思います。
そのときに積み込んだ荷物は以下になります。
・全自動洗濯機
・ふとん1セット
・金属製ラック
・折りたたみ式テーブル
・ノートパソコン1台
・16インチテレビ
・電子レンジ
・ミニコンポ
・掃除機
・衣装ケース2つ
・ダンボール(大)5箱
学生や単身赴任の人であれば、これくらいの荷物の量が標準的といえるかも知れません。
これくらいの荷物量だと、まだまだ軽トラックの荷台には余裕があることになります。
かなり荷物が少ない場合の事例~2割から3割ほどの積載量
今度は、かなり荷物の量が少ない人が軽トラックを使って引っ越しをしたときの事例です。
荷台に占める荷物の量は2割~3割程度で、7割~8割ほどのスペースが無駄になってしまったことになります。
そのときに積み込んだ荷物は以下になります。
・ふとん1セット
・折りたたみテーブル
・衣装ケース3箱
1人暮らしとはいえ、さすがにこれだけの家財では心細くなりそうですね。
ダンボールがまったくないことから、食器などもまったくないことになり、おそらく食事はすべて外食で済ませている人なのかもしれません。
この程度の荷物であれば、軽トラックを使わずに、引越し業者の単身専用プランを利用したほうが安上がりだと思われます。
軽トラックを使った引っ越しに料金的なアドバンテージはあるか?
軽トラックには、思った以上の荷物を積むことができるということがお分かりになったかと思います。
それでは、「単身パック」などの単身引越し専用のサービスを利用した場合と、軽トラックで引っ越しをした場合には、料金的にはどちらがお得になるのでしょうか?
状況別に料金を比較してみることにしましょう。
市内の引っ越しであれば軽トラックが圧倒的に有利
単身者が同一市内に引っ越しをするケースで比較をした場合、軽トラックを利用した引っ越しの料金的なアドバンテージはかなり高くなります。
たとえば、首都圏で赤帽を使って移動距離が20km以内の引っ越しをした場合、作業時間が2時間以内であれば料金的には13,500円(土日祝日は2割増し)で済んでしまいます。
単身パックなどの単身者専用のサービスを利用した場合でも、同一市内で1万6千円~1万7千円程度かかりますから、積める荷物の量を考えた場合、赤帽のコストパフォーマンスが圧倒的に高いということがお分かりになるかと思います。
また、赤帽ではなく個人でやっている軽トラックの引越し業者のなかには、同一市内であれば1万円を切るような低料金でやってくれるようなところもあるようです。
長距離の引っ越しだと単身専用プランがお得になります
同一市内などの、ごく近距離の引っ越しの場合、軽トラックを使う場合のコストパフォーマンスは非常に高いということがお分かりになったかと思います。
それでは、遠距離の場合はどうでしょうか?
軽トラックという小さなクルマで移動をするわけですから、基本的に長距離の引っ越しは苦手といえます。
業者によっては、軽トラックによる長距離の引っ越しを引き受けてくれないところも多いようです。
料金的にも、それほど荷物が多くないのであれば、単身パックなどの専用プランを利用したほうがかなり安上がりとなります。
たとえば、東京から福岡まで単身専用のプランを使って引っ越しをした場合の料金は、3万6千円程度になります。
ところが、赤帽を使って東京から福岡まで引っ越しをした場合、15万円~18万円程度の料金がかかってしまうことになります。
赤帽のパネル車の場合、単身専用プランの2倍近い量の荷物を運ぶことができますが、それを考慮したとしてもかなり割高です。
なぜなら、単身専用引越しプランのコンテナを2つ利用した場合でも、東京~福岡であれば7万円程度で済んでしまうからです。