レイアウト図を作成しておくと当日の引越し作業がスムーズです

レイアウト作成図
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引っ越しをする前に、新居の簡単なレイアウト図を作成しておくと、当日の作業がスムーズにいきます。

単身であまり大きな荷物などがない場合はそこまでする必要はありませんが、家族での引っ越しで大きな荷物などがある場合には、行き当たりばったりの作業ではあとあと苦労することになります。

引越し業者が帰ってしまったあとに、大型の家具を別の部屋に移動しようとしたけど重くて動かない、などということになれば悲劇です。

そういったトラブルに遭遇しないためにも、引っ越し当日までに新居のレイアウト図を作成して作業員に渡すようにしましょう。

レイアウト図があれば作業効率がアップする

レイアウト図レイアウト図といっても、それほど難しく考える必要はありません。

引越し業者の作業員の方が、運んだ家具をどこに置いたらいいのかを分かるようにしてあげればいいわけです。

このレイアウト図があることで、引っ越しの作業はとても効率よくスムーズになるだけでなく、自分が現場で指示をする回数も大幅に減らすことができます。

最悪なのは、引っ越し先の間取りを自分自身で把握していない場合です。

引越し業者の作業員は、新居で荷物や家具などをおろす順番を想定して、トラックに積み込む順番を決めます。

新居での設置先が違う家具や荷物をバラバラに積み込むと、荷卸し運搬のときの作業がとても効率の悪いものになってしまうのです。

レイアウト図は、自分自身や引越し業者の当日の作業を飛躍的に向上させるものですので、面倒くさがらずに必ず作成するようにしましょう。

見取り図に簡単に書き込む程度で問題ありません

見取り図レイアウト図を方眼紙などを使って作成するように勧めている人もいるようですが、そこまでする必要はまったくありません。

大まかな家具の配置が分かればいいわけですから、不動産屋さんなどからもらう見取り図をコピーしてそこに書き込んでしまえばいいわけです。

レイアウト図には、家具や家電品の名前を記入するだけではなく、それぞれの荷物に番号をつけておくとより分かりやすくなります。

たとえば、食器棚は➀、ダイニングテーブルは➁、タンスは➂などといった感じです。

その番号を、マジックなどで紙に書いて家具に貼っておけばいいわけです。

作業員は、レイアウト図に書かれたその番号と家具に貼られた番号を照らし合わせながら作業をすればいいわけですから、迷うことなく作業を進めていけます。

レイアウト図は、自分用と作業員に渡す分の2部作っておくといいでしょう。

作業員が何人もいたとしても全員に渡す必要はなく、基本的にはリーダーに1部だけ渡せば問題ありません。

渡すタイミングは新居に着いてからではなく、旧居で荷物を積み込む前です。

なぜなら先ほども書きましたように、新居の家具の配置によってトラックに積み込む順番が変わって来るからです。

さらに理想的なのは、業者に見積もりを作成してもらう前にレイアウト図を渡すことです。

自分では容易に運び込めると思った家具も、プロの目で見ると違ってくる可能性があります。

それによって搬入方法を変えなければいけなくなったりすることもありますので、見積もり前にレイアウト図を提示できればそれがベストといえます。

新居を事前に確認しておかないとトラブルの原因に

新居を決めるときに、まったく部屋を見ずに決めてしまう人はいないと思います。

しかし、賃貸で遠方の場合だと、新居の部屋をみるのは不動産屋さんとの内見のときのみで、あとは引越し当日まで部屋に立ち入ることのない人も多いでしょう。

もちろん、単身で荷物が少ない場合の引っ越しであればそれでも問題ないことが多いですが、大型の家具などがある場合には、不動産屋さんとの内見のみでその後まったく部屋を下見しないというのは非常に危険です。

なぜなら、引っ越し当日になって家具が大きすぎて部屋の入り口から入らないことに気がついて、収拾がつかなくなるというトラブルは決して少なくないからです。

1階の窓際の部屋などであれば、サッシを外して運び入れるというとも可能ですが、2階より上の階の場合には大変な作業になってしまいます。

最悪の場合には、クレーンなどが必要になってしまうかも知れません。

引越し業者が部屋の入り口から普通に入ることを前提で段取りをしていた場合、当日の作業はそこで立ち往生をしてしまうことになります。

自分たちの引っ越しが終わらないだけではなく、業者のその後のスケジュールなども大きく狂ってしまうことになり、多額の追加料金が発生してしまうに違いありません。

そういったことにならないためにも、レイアウト図の作成をかねて、新居の下見は必ずやっておくようにしましょう。

参考記事:引っ越しをする前に転居先で事前にチェックしておくべきこと

下見のときにレイアウト図に書き入れるべきこと

家具を図る人新居の下見にいったときに、実際の部屋を見ながらどこにどんな家具を置くかという大まかなレイアウトを考えるようにします。

その際に、旧居にある家具や家電品などのサイズを事前に測定しておくことが大切です。

サイズを頭に入れた状態で部屋を下見することで、明らかに搬入が無理な家具はその時点で気がつくはずです。

また、レイアウト図には家具や家電を置く場所を書き入れるだけではなく、玄関や各部屋のドアの縦と横のサイズなど実測してメモ書きをしておくといいでしょう。

そうしておくことで、引越し当日になってドアから家具が入らないなどというトラブルを防止できます。

その他、部屋の仕切りなどの段差など、気がついたことをなんでもかまわないのでメモをしておくことで、業者が段取りをするときに役立つことがあります。

それと、下見のときに忘れがちなのが、コンセントの場所やテレビアンテナの接続場所の確認です。

レイアウト図に書かれたとおりにテレビを設置したけれども、そこにはコンセントもアンテナの接続ターミナルもないということになると悲惨なことになります。

業者がいる間であればなんとかお願いをして運んでもらうことも可能ですが、業者が帰ってしまった後に気がついたら自分たちで移動をしなければならなくなります。

まさに引越しにおいては「備えあれば憂いなし」ということが言えますので、しっかりと新居を下見したうえでレイアウト図を作成するようにしましょう。