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引っ越しをするということは、これまでと全く異なる住居や環境で生活をすることになるわけですから、ある程度は事前に下調べをしておくことが重要になります。
人によっては、不動産屋さんとの内見で一度下見をしただけで、あとはぶっつけ本番で引っ越しをしてしまうこともあるようです。
しかし、そういった場合に、転居先で予想も出来なかった事態に遭遇し、引っ越しがスムーズにいかなくなってしまうこともあるのです。
また、しっかりと下調べをしておかないと、いつかそこを退去することになったときに不動産屋とトラブルになることもあります。
ここでは、引っ越しをする前に、転居先の何をチェックしておくべきかについて具体的に解説をしてみたいと思います。
あとで引っ越し先の不動産屋に濡れ衣を着せられないために
賃貸物件の場合は、退去するときにもとの状態にして部屋を明け渡さなければなりません。
もし、あなたが転居先で数年済んだ後に再び引っ越しをすることになった場合、壁や床についている傷や汚れが元からあったものなのか、あなたが住んでいる間についたものなのかを判断することは困難です。
そういった場合、退去をするときに不動産屋から補修費用を請求されてしまう可能性があるわけです。
絶対に自分がつけた傷や汚れではないことを証明するためには、あなたが引っ越しをする前からその傷があったということを証拠として残しておく必要があります。
不動産屋立会いのもとで画面に日付の残るデジカメで撮影をしたり、文書の形でしっかりと書き残しておくことが大切です。
もちろん、そういった文書には、双方が確認したことを証明するための捺印をしておくことを忘れないようにしましょう。
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具体的に引越し先でチェックすべきところはどこか?
不動産屋に濡れ衣を着せられないために、引っ越しをする前にあなたがチェックしておくべきところは、壁や床に出来た傷や汚れだけではありません。
その他にも何点かチェックすべきところがあります。
実際にどういった点をチェックしなければならないのか、具体的にみていくことにしましょう。
画びょうのあとや釘のあともしっかりとチェック
人が住んでいれば、カレンダーや予定表などの紙を壁に貼り付けることがよくあります。
テープなどで貼り付けるようにすれば壁に跡は残らないのですが、テープだとどうしても剥がれてしまうので画びょうを使ってしまうことも多いと思います。
また、壁掛け時計を取り付けたり家具の転倒防止のために、壁に釘を打ったりビスをねじ込んだりということもあります。
そういった、画びょうのあとや釘を打ち込んだあとなども、あなたが住む前からついていたものに関しては、しっかりと不動産屋と確認をしたうえで記録に残しておきましょう。
また、壁紙は古くなってくると自然に剥がれてきたり浮いてきたりします。
これも退去時にあなたのせいにされて壁紙の貼り換え代を請求されないように、元からあったものであることの証拠をしっかりと残しておきましょう。
床やドアなども入念にチェックをしておきましょう
不動産屋と事前に確認をしておくべきところは、壁まわりだけではありません。
床も重要なチェックポイントです。
床の場合は、傷や汚れだけではなく、家具をおいてあった場所の凹みを確認することが大切です。
重量のある大型の家具を長い間置いたままにしておくと、その重みで家具のあった場所に凹みが出来てしまうことがあります。
そういったところも見逃さずに、しっかりとチェックをしておくようにしましょう。
また、ドアやサッシの閉まり具合なども、確実にチェックをしておくことが大切です。
家は、長年住むことによって歪が生じてドアや窓などが開きにくくなることがあります。
こういった箇所も事前にチェックをして、あまりにもひどい場合には不動産屋に修理の依頼をしておきましょう。
引越し当日に困らないための下調べ
転居先で引っ越し前にチェックしておくべきことは、退去するときに不動産屋に濡れ衣を着せられないためのものばかりではありません。
しっかりと調べておかないと、引越し当日にトラブルになってしまうこともあるのです。
たとえば、各部屋のドアのサイズです。
もし、事前にドアのサイズを確認しておかないと、大型の家具を搬入する予定だった部屋のアが小さくすぎて、家具が入らないなどというトラブルが考えられます。
また、そういった場合に、窓からの搬入が可能なのかどうかなども、しっかりと調べておく必要があります。
2階に荷物をあげる必要がある場合には、階段の広さなども重要なチェックポイントです。
また、家電を置く予定の場所にコンセントがあるかどうかや、テレビのアンテナの接続場所も確認をしておくようにしましょう。
これらの、転居先の部屋の状況に関する下調べの結果は、レイアウト図などにしっかりと書き込んで、引越し業者に渡しておくと当日の作業がスムーズにいくことでしょう。
関連記事:引っ越しの際に便利なレイアウト図の作成
転居先で生活をしだしてから困らないためのチェック項目
転居先を事前にしっかりチェックしておかないと、無事に引っ越しを終えたとしても、いざ生活を始めてみたら意外な落とし穴があるかも知れません。
実際に生活を始めてから困らないために、何点かチェックすべきポイントがあります。
玄関の鍵は新しいものに交換されているか
まず、玄関の鍵が新しいものに交換されているかどうかを確認しましょう。
鍵が古いままだと前の住人が合鍵を持っている可能性があり、生活をするうえで不用心です。
悪質な不動産屋になると、交換費用だけ請求しておいて実際には交換しない場合があるので注意が必要です。
水道や排水などに異常や問題点はないか
水道や排水などは、生活をするうえにおいて重要な部分です。
もし、水道水の出方に異常があったり異臭がしたりした場合には、引っ越しをする前までに不動産屋に確実に対応をしてもらう必要があります。
また排水においても、流れ方がおかしかったり排水口から異臭がする場合には、同様に不動産屋に事前に対応してもらわなければいけません。
人間が生活するうえにおいて、水回りというのは非常に大切ですので、引っ越してしまってからあわてないようにしっかりとチェックしておきましょう。
備え付けの機器に不備がないかを確認
照明器具やエアコン及び調理器具などの、もとから備え付けてある機器のチェックも必ずしておきましょう。
備え付けてあっても、引っ越したあとに実際につかえなければ、しばらくのあいだ不自由な思いをすることになります。
そういった備え付けの機器に関しては、ひと通りスイッチを入れて動作をさせてみて、もし不具合があれば不動産屋に言って入居までになんとかしてもらうようにしましょう。
電気やガスのメーター類も確認しておきましょう
転居先には、電気や水道、ガスなどの使用前のハガキが置かれているはずです。
それらのハガキに書かれている数字と、実際のメーターが示している数字が合っているかどうかも確認しておくようにしましょう。
もし、実際のメーターの数字が、ハガキに書かれた数字よりも進んでいた場合には、その分の料金はあなたが支払わなければならなくなってしまいます。
他人が使った分の料金を支払わされるはめにならないためにも、忘れずにチェックをしておくことをお勧めします。
電気の契約アンペア数を確認する
意外に見落としがちなのが、電気のアンペア数です。
古い建物などの場合には、小さなアンペア数のブレーカーがついていたりします。
チェックをせずにそのまま住んでしまうと、エアコンをつけたまま炊飯器を使い、さらに電子レンジのスイッチを入れた途端にブレーカーが落ちてしまうなどということが起こり得ます。
もし、自分が同時に使う電気機器の容量にくらべてアンペア数が小さいと感じたら、不動産屋に相談のうえ事前にブレーカーを大きなものに変えてもらう必要があります。