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最近の引越し業者は、単純に荷物を運ぶだけではなく、オプションとしてさまざまなサービスを提供しています。
それらのオプションをフルに活用すれば、依頼主は自分でやることがほとんどなくなってしまうほどです。
確かに、そういった引っ越し業者のオプションサービスは便利なのですが、気になるのはその料金だと思います。
ここでは、引越し業者にオプションサービスを依頼したときの、料金の目安について考えてみたいと思います。
ダンボールへの箱詰めなどの荷造りや荷解きの料金
引っ越しが決まったら、当日までにしっかりと荷造りをしておかなければなりません。
しかし、現代人はなかなか忙しく、荷造りをする時間が取れないという人も多いようです。
そういった人たちによく利用されているのが、引越し業者による荷造り荷解きのサービスです。
荷造りも素人が適当に行うとダンボールの底が抜けてしまったり、中身を破損させてしまう危険がありますが、専門のスタッフに行ってもらうことで、その点は安心できることになります。
荷造り荷解きのオプションサービスを利用する場合には、実際の作業に要するスタッフの人数に応じて金額が算出されます。
目安としては、1人あたり経費込みで15,000円~25,000円程度と考えておくといいでしょう。
単価に関しては、繁忙期か閑散期かによっても変わってきますし、業者によっても変わってきますので、必ず事前に見積もりを取るようにしましょう。
それでは、1人あたり1日にどれくらいの数のダンボールを処理できるのかといいますと、だいたい30個~40個程度と考えるといいと思います。
一般的な4人家族が引っ越しをするときに使用するダンボールの数は、50~80個程度だといわれていますので、スタッフ2名で1日程度の作業量になると思います。
1名あたりの料金が15,000円~25,000円ですから、2名だと30,000円~50,000円ということになります。
この金額は、荷造りか荷解きどちらか一方のみの場合ですので、両方を行ってもらうと単純にこの2倍の金額がオプション料金としてかかることになります。
単身者などで荷物が少ない場合には、便利屋などを利用するのもいいかも知れません。
1時間あたり3,000円程度で作業をしてくれますので、荷物が少なく短時間で荷造りが終わる場合には、安上がりとなるでしょう。
参考記事:引越し業者の荷造りサービスはあまり利用されていないという事実
エアコンの取り外し設置オプションにかかる料金
エアコンの取り外し及び設置のオプションサービスを提供している引越し業者も多くなっています。
もちろん、自分で直接電気屋さんに依頼をしてもいいのですが、引越し業者とは別に電気屋さんを探すのは面倒です。
これまで住んでいた地域であれば、電気屋さんを探すのもそれほど難しくないと思いますが、まったく土地勘のない転居先でエアコンの取り付けをやってくれる電気屋さんを探すのは困難といえるでしょう。
それでは、引越し業者にエアコンの取り外しや取り付けをオプションで依頼した場合、実際にどれくらいの料金が発生するのでしょうか?
取り外しの場合は、よほど場所が悪くて作業がやりにくいといったことがなければ、7,000円~10,000円が相場といえます。
設置の場合の料金はそれよりも高くなり、10,000円~15,000円程度が目安になると思います。
設置にあたって配管剤やモールなどの追加部品が発生する場合には、その分は別途で支払うことになります。
洗濯機の設置にはどれくらいの費用がかかるのか?
洗濯機の設置費用は、もともとの引っ越し見積もりに含まれているのではないかとお思いの方も少なくないでしょう。
確かに、引越し業者は洗濯機を旧居から運び出したあと、トラックに積み込んで新居まで運んでくれます。
しかし、洗濯機というのは運んだだけでは使えません。
水道の蛇口から給水口までを接続しなければなりませんし、排水の処理も必要になります。
実は、引越し業者が行ってくれるのは、指定の場所まで洗濯機を運ぶところまでで、給排水の接続などはオプションサービスとして別途になっているところがほとんどです。
もちろん、そういった技術的なことに関して自信のある人は自分で行ってもいいのですが、故障や水漏れなどを起こす可能性もありますので、あえてオプション料金を払って引越し業者にお願いをしてしまった方が賢いかも知れません。
特に、ドラム式洗濯機の場合は、ちょっと面倒ですので、専門知識のある方にお任せしたほうが無難といえます。
料金の目安としては、普通の全自動洗濯機の取り付けが3,000円~5,000円となっています。
ドラム式洗濯機の場合はもう少し高く、5,000円~8,000円が目安となります。
蛇口が合わずに新たな部材が必要になる場合には、別途で部材の料金がかかります。
荷物を一時預かってもらうときのオプション料金
近場の引っ越しで、旧居から新居への荷物の輸送が1日で完了してしまう場合は問題がありませんが、遠方などへの引っ越しの場合には、荷物を積むタイミングと受け取るタイミングが合わないことがあります。
そういった場合には、引越し業者の倉庫などで荷物をいったん預かってもらう必要が出て来るかも知れません。
もちろん、引越し業者はタダでは荷物を預かってくれません。
倉庫の保管料や荷物の積み下ろしの人件費がかかりますので、その分をオプション料金として請求されることになります。
料金の目安としては、4人家族程度の荷物の場合で、積み下ろしの人件費として70,000円円程度、倉庫の保管料として1日あたり4,000円程度を見込んでおく必要があります。
たとえば、5日間あずかってもらうとすると、70,000円+4,000円×5日=90,000円ということになります。
想像以上に高い金額になることがお分かりいただけるかと思います。
引っ越しの費用を少なくするためには、荷物の積み込みと荷卸しは出来るだけタイムリーにすることが重要であるといえるでしょう。
また、荷物の一時預かりサービスは、すべての引越し業者が対応できるわけではありませんので、事前に確認をしておく必要があります。
仮に対応している業者であっても、繁忙期などの忙しい時期には取り扱っていないことも多いので注意が必要です。
ピアノを運んでもらう場合のオプション料金は?
引越し業者は、基本的には家具や家電はすべて運んでくれますが、ピアノなどの重量物になると話は別です。
ピアノの場合、アップライトピアノでも200kg~250kgほどの重量がありますから、一般の引っ越しスタッフでは対応ができません。
そのため、オプションサービスとして、ピアノ専門のスタッフが別途対応することになります。
料金的には、運ぶ場所や移動する距離によって大きく変わることになりますが、1階から1階への搬入搬出で、なおかつ同一市内などの近距離であればアップライトピアノで2万円~3万円が目安となるようです。
これが300kg~350kgほどの重さがあるグランドピアノだと、2倍近い料金がかかることになります。
さらに、2階以上の階にあげる場合には、割り増し料金になります。
窓から2階まで手吊りで上げる場合には、アップライトピアノの場合で、10,000円程度の割り増しになるようです。
クレーン車を使う場合にも、10,000円~20,000円の追加料金が発生することになります。
また、エレベーターが使えないマンションなどの場合、階段を使って人力で上げた場合、1階あたり5,000円ほどの料金がプラスされることになります。
引っ越しに伴うピアノの運搬費用の詳細に関しましては、以下のページをご覧になってください。