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引っ越し業者から見積もりをもらって、実際に作業を依頼したらあとになってトラブルになってしまったという事例はあとを絶ちません。
これは、見積もりを作成する段階で業者側が想定していた内容と、実際に現場で作業をするさいの状況に大きな隔たりがあった場合に問題が生じます。
引越しが終わったあとになって、業者から高額な追加見積もりを請求されないためにも、発注前にしっかりと見積もりの内容について確認をしておくことが大切です。
こんな見積もりの業者はお断りしましょう
引越し見積もりというと、どうしてもその金額ばかりに目が行きがちですが、大切なのはその内容です。
実は、見積もりを見ただけでもその引越し業者の善し悪しが判断できることがあるのです。
見積もりは金額だけではなく内訳の確認が大切
引越し業者から見積もりをもらった時には、そこに書かれた金額だけではなく、しっかりと内訳についても確認するようにしましょう。
特に、複数の業者から見積もりをもらった場合には、ただ単に高いとか安いだけでは判断しないで、内訳の内容がまったく同じ条件になっているのかを確認することが大切です。
別途になっているサービスとそうでないものを見極める
たとえば、段ボールなどの梱包材なども無料サービスの業者もあれば、別途で必要になる業者もあります。
あるいは、ある業者は梱包作業なども含めた見積もり金額なのに対して、別の業者では梱包作業は別途になっていたりする場合もあります。
安い方に発注したと思ったら、あとから梱包作業の費用を別途で請求されて、結局高くついてしまうというようなことも起こりえます。
ひどい業者になりますと、まったく内訳の項目がなく、単に金額だけを「一式○○○○円」などと記載して見積もりを提出してくる場合があります。
うっかりこういったところに発注しますと、あとになってさまざまな名目の追加料金を請求される可能性がありますので注意が必要です。
「そんなのは見積もりに含んでいませんので追加になります」
などというセリフで、いくらでも屁理屈をこねて追加でお金を請求できてしまうことになります。
内訳がない以上、含んでいるとか含んでいないとかいう主張は水掛け論になってしまいます。
あえて内訳を書かない悪質業者の手口
悪質な業者になると、仕事を取りたいがために、あえて内訳を書かずにものすごく安い金額の見積もりを出して来ることがあります。
あとになって追加でがっぽりと不足分を取り返せばいいという発想が彼らにはあるのです。
うっかりそのような引越し業者に発注してしまっては、大変なことになります。
トラブルをさけるためにも「一式」しか書いていない見積もりを提出してくる業者に引越しを依頼するのは、絶対にやめておきましょう。
また、同様の理由から、見積もりを提出しないで電話で金額を伝えただけで作業に取り掛かろうとする引越し業者もNGです。
実際に現場を見ないでまともな引越し見積もりが作成できるはずがありませんし、ただの口頭での金額ですと、あとになって言ったとか言わないとかのトラブルになります。
「思ったより荷物が多かった」とか「庭が狭くてトラックが入れないのでものすごく手間がかかった」などの理由で、いくらでも追加請求の口実ができてしまいます。
[hikari–center]
家財チェックリストや標準引越運送約款も合わせて受け取る
引越し業者に見積もりをもらうときは、見積書だけではなく「家財チェックリスト」や「標準引越運送約款」も一緒に提出してもらうようにしましょう。
大手の引越し業者であれば、大抵はこれらをセットにして提出してくれるものですが、個人事業としてやっている引越し業者などですと、そういった書類の存在すら知らない場合もあるので、注意が必要です。
そういった業者には、最初から依頼しないようにしましょう。
実際の家財の数量をお互いが把握する
家財チェックリストというのは、実際に当日運搬する家財に関して、お互いが誤解のないようにしっかりと確認をするためのものです。
もし、業者が提出してきたチェックリストから家財が抜け落ちていたりした場合は、あとでトラブルにならないためにも正直に伝えるようにしましょう。
業者もプロとはいえ、一度現場を見ただけですべての家財を抜けなしに全部拾いきれるとは限りませんし、あなたが伝え忘れていた押入れの奥に入っている家財などもあとで気が付くこともあるでしょう。
それらの最終確認をするためのものが、家財チェックリストということになります。
[fuyouhinn–center]
万が一キャンセルになったときのトラブルを防ぐ
標準引越運送約款で特に重要なのは、キャンセルに関する決めごとです。
ここには引越し予定日の前々日までであれば、キャンセルは無料であることが書かれています。
また、引越し前日になってのキャンセルですと、見積書に記載された運賃の10%、引越し当日だと運賃の20%をキャンセル料として支払う必要があることが書かれています。
このキャンセル料はあくまで、見積書に記載された「運賃」に対してかかるもので、見積書に書かれた総額に対してのパーセンテージではないことに注意をしましょう。
引越し予定日とはいえ、当日に何が起こるかは誰にも予想が出来ません。
家族が重病にかかったり事故にあったりすることもあるでしょう。
そんなときに、この標準引越運送約款を業者から受け取っていて情報を共有できていれば、最悪の場合でも損失は運賃の20%で済むわけです。
もし、見積もりと一緒にこの標準引越運送約款の提出を拒むような業者がいたら、たとえ安くても発注はしない方が無難といえるでしょう。
ひょっとしたらモグリの引越し業者の可能性もあるからです。
モグリの業者かどうかを判断するために、見積書に国土交通省の認可番号が記載されているかを必ず確認するようにしてください。
関連記事:引越し業者とキャンセルででもめたいために
引越し業者が談合をする!?
談合などというと、公共工事の入札を思い浮かべる人も多いと思いますが、公共工事であれ引越しであれ、定価というものがなく事前に見積もりを提出する形態のサービスであれば、当然ながらそこに談合という不正が発生する余地はあるのです。
複数の見積もりを取っても安心できません
引越しの際に地元の複数の運送業者から見積もりをもらうときに気を付けなければならないのが、この談合の問題です。
引越し業者どうしはライバルであると同時に、実はパートナーであったりもするわけです。
地元の業者同士はライバルでありパートナーでもある!?
どういうことかといいますと、各業者はそれぞれ忙しいときや手が空いたときにお互いに助け合っていることが多いのです。
ある業者が、たまたまその週に仕事がいっぱい入ってしまって配車や作業員の手配がうまくつかなくなってしまった場合に、同業他社に下請けの形で仕事を回すことはよくあります。
また、それと全く逆のパターンもあるわけです。
たまたまその週にまったく仕事がなくなってしまった業者が、ライバルの会社の下請け業務をやらせてもらうということもあり得るわけです。
そのような感じで、地元の業者同士がお互いに助け合っているケースも多いのです。
そのため、ある意味では地元の業者同士は裏でつながっていることも多く、地元の業者だけから複数の見積もりをもらっても談合されて意味のないものになってしまう可能性もあるのです。
談合されないためにはどうすればいいのか?
それでは、引越し業者に談合の見積もりではなく、本気の見積もりを出してもらうためにはどうすればいいのでしょうか?
相見積もりを内緒にしておく
まずは、引越し業者から見積もりをもらうときに、他の業者にも見積もり依頼をしていることを内緒にしておくことです。
複数の見積もりを取ることを相見積もりといいますが、この相見積もりを取ることが事前に分かってしまうと、同業他社と連絡を取り合って価格調整をされてしまう可能性があるからです。
全国対応の大手の業者も含める
もう一つの方法としては、地元の業者だけではなく全国対応の大手の引越し業者からも見積もりをもらうことです。
大手の引越し業者は地元の中小の業者にくらべて料金が高いというイメージを持っている人も多いと思いますが、地元の業者に談合された場合は、大手の業者よりもずっと高い見積もりが出てくることもあります。
大手の業者とくらべてサービスの質が悪いうえに、料金まで高いとあっては踏んだり蹴ったりです。
最終的に大手の業者の方が多少高かったとしても、安心感やサービスの質をトータルで考えると決して割高ではないと感じることでしょう。
インターネットの一括見積もりサービスを利用する
談合を防ぐもう一つの方法として、インターネットの一括見積もりを利用することです。
こういったサービスであれば、その中に大手の引越し業者が含まれることも多いですし、地元の業者にしてもどこの業者に見積もりを依頼したのかが分からないので談合をするのは不可能ということになります。
以下のような一括見積もりを利用することで、引越し費用が最大で50%も安くなることがあるようです。