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モンスター大家という言葉をご存知でしょうか?
入居者に対して、事細かにいろいろなことを干渉してくる、うるさい大家さんのことです。
引っ越し先では、誰にも干渉されずに穏便な生活を送りたいと、誰もが考えていることでしょう。
しかし、あなたのそんなささやかな夢は、モンスター大家のいる物件に引越しをしてしまったときから消え去ってしまいます。
モンスター大家は、あなたの日常生活のあらゆることに干渉してきますので、とても穏便な生活など送ることはできなくなってしまいます。
どうすればモンスター大家のいる物件に入居せずに済む>のでしょうか?
モンスター大家によるありえない理不尽な干渉の数々
モンスター大家のクレームは、常識では考えられないようなものが少なくありません。
たとえ大家と入居者の関係であっても「そこまでしていいのか」といいたくなる、プライバシーにまで足を踏み入れるようなひどい過干渉をされたりすることもあります。
かつては「大家といえば親も同然」などと言われた時代もありました。
しかし、隣近所が家族同然の生活をしていた江戸時代の長屋の住民とは違い、現代人は個人の生活に口を挟まれることを極端に嫌います。
実際、モンスター大家からどういった干渉があるのかを見て行くことにしましょう。
友人や知人が訪問してくるときはいちいち大家に報告する?
友人を自分のアパートに泊めたところ、モンスター大家に怒鳴り込まれたという人がいます。
怒鳴り込まれた理由は、「訪問者があるときには大家に報告する決まりになっている」ということらしい。
その入居者にしてみればまさに寝耳に水ですし、そもそも友人が自分のアパートに来るたびにいちいち大家に報告していたら、それこそ大変な手間です。
この大家が、なぜ友人が泊まりに来ていることに気がついたのかも不思議なところで、どこかで常に監視をしているか盗聴器でも仕掛けているのではないかと疑いたくなってしまいます。
ゴミの袋をいちいち開けてチェックする大家
ゴミの日に出す袋を開けて、なかを全部確認するというモンスター大家もいるようです。
きちんと分別ができているかどうかを確認するのでしょうが、ゴミというのはプライバシーに関するものも含まれていますから、中身を確認されるというのは誰でも嫌な思いをするに違いありません。
特に若い女性などは、男性の大家には絶対に見られたくないようなものもゴミの袋の中には入っていることでしょう。
女性の部屋のカーテンや下着にまで口を出してくるケースも
ある女性は、モンスター大家から部屋のカーテンの色がおかしいとクレームをいわれたり、干してある洗濯物をチェックされて下着にまであれこれ言われたりしたそうです。
たとえ大家であっても、カーテンの色や下着にまで口出しをされる筋合いはありません。
いまどき自分の親であっても、成人した子どもに対してそこまでの干渉はしないでしょう。
こうしたモンスター大家の行動は、あきらかに人権侵害であり異常としか言いようのないものです。
置手紙でネチネチクレームを入れてくるモンスター大家
ある20代の男性は、1階に住んでいる70代の女性の大家から、ことあるごとにネチネチと置手紙によってクレームをいわれ続けたそうです。
階段を上り下りする音がうるさいとか、借りた覚えのない物干し竿を返せといった、事細かなことまで置手紙によってクレームが入るのだそうです。
直接言ってくるわけではなく、置手紙によって一方的に自分の主張だけをしてくるというのはなんとも卑劣ですが、挙句の果てには不動産屋を通して「あなたとは更新したくない」と伝えてきたそうです。
自分の階下に住んでいるにもかかわらず、置手紙や不動産屋を通してクレームを言ってくる大家というのも、なんとも不気味で入居者にとっては精神的に厳しいものがあると思います。
合鍵を使って部屋のなかの様子をチェックする住居侵入大家
モンスター大家のなかには、自分が貸した部屋がどのように使われているのか気になるようで、合鍵をつかってときどき部屋のなかをチェックするものもいるようです。
確かに大家さんは合鍵を持っていますが、いつでも自由に入居者の部屋に入っていいということではありません。
多くの契約書には「火事などの緊急時には入居者の承諾を得ずに部屋に入ることができるものとする」などと書かれています。
つまり、たとえ大家といえども、部屋のなかに入っていいのは、あくまでも緊急時に限られるわけです。
それ以外のときに合鍵を使って部屋に入ったということになれば、これはあきらかに住居侵入罪ということになります。
住居侵入罪は、3年以下の懲役または10万円以下の罰金が科される立派な犯罪です。
たとえ物件が自分の所有物であっても、赤の他人が住んでいる部屋に勝手に入ることは法的にできないのです。
特に、若い1人暮らしの女性などは、男性の大家に勝手に部屋のなかに入られるのは本当に困るに違いありません。
モンスター大家と遭遇しないための物件選びのコツ
このように、ことあるごとにいちいち干渉をしてくるモンスター大家には本当に困ったものですが、物件を選ぶときに事前にモンスター大家かどうか分かる方法はないものでしょうか?
モンスター大家に遭遇しないために、実際に何ができるのかを考えてみたいと思います。
60代後半以降の人が大家の物件は避けた方がいい?
入居者の生活に必要以上に干渉するモンスター大家は、会社を定年退職した60代後半の人に多いといわれています。
サラリーマン時代は会社で仕事をしていたために、アパートの管理にそれほど時間を割くことはできなかったはずです。
ところが定年退職をしたとたんに、他にやることがないためにアパートの管理に集中するようになり、つい過干渉になってしまうようです。
定年をすぎた人が必ずしもモンスター大家になるということではありませんが、できれば昼間にアパート管理以外の仕事をしている大家さんの物件を選んだ方が無難かも知れません。
大家の家が同じ敷地内にある場合は要注意です
モンスター大家の過干渉に悩まされている人が住んでいる物件の多くは、大家が同じ敷地内や同じ建物内に住んでいるというケースが多いようです。
大家の家とアパートが離れた場所にあるのであれば、入居者の行動をいちいちチェックするというのは容易ではありません。
しかし、同じ敷地内や同じ建物に大家が住んでいる場合には、入居者の行動をつねに監視できることになります。
1人暮らしの若い女性のなかには、大家さんが近くに住んでいてくれた方が安心だとの考えから、あえてそういった物件を選ぶこともあるようですが、場合によってはそれがアダとなる可能性もあるわけです。
カーテンの色や下着の趣味までチェックされたのでは、たまったものではありません。
不動産業者が管理をしている物件であれば基本的に大丈夫
大家がモンスター化するのは、自分で物件の管理をしている場合が多いようです。
最近では、むしろそういった物件は減っており、多くの大家は仲介をしてくれた不動産業者などにそのまま物件の管理を委託しています。
もちろん、不動産業者が大家というケースもありますが、暇を持て余した個人の大家のように、必要以上に入居者の生活に過干渉してくるということは少ないと思われます。
モンスター大家からの被害を避けるためには、大家が管理を外部に委託している物件を選ぶようにするといいでしょう。
特に分譲賃貸などは、オーナーが住んでいるのは遠方のことが多いので、干渉されることはまずないと考えていいでしょう。