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引越しって業者をたのむと、そもそもどれくらいの費用かかるの?
多くの人が普通にいだく疑問だと思います。
最近ではネットによる引越しの一括見積もりサービスなどがありますから、実際の金額を知りたければそういったサイトから申し込めばすぐに相場が分かります。
しかし、まだ引越しの日時が具体的ではないために、業者から見積もりをもらうほどではないという人もいることでしょう。
ここでは、引越し業者を利用したことのある人100人に実施したアンケートをもとに、おおよその引越し費用について解説してみたいと思います。
引越し費用のアンケート結果は?
クラウドソーシング上で100人の人に、引越し費用がどれくらいかかったかのアンケートをしてみました。
その結果が以下の通りです。
25万円以上(2人)20万円以上25万円未満(3人)
15万円以上20万円未満(6人) 10万円以上15万円未満(13人) 5万円以上10万円未満(36人) 5万円未満(37人) |
支払った金額の分布
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アンケートを実施したのは100人ですが、自力で引越しをした人が3人いるので、料金に関する回答としては97人となりました。
そのうちの約75%にあたる73人の方が、10万円未満という結果となりました。
近距離であれば5万円以下が相場
5万円未満と回答した人のほとんどは同一市内などの、距離にして10Km未満の方です。
実際にアンケートに回答してくれた100人中43人の方は10Km未満の近距離の引越しでした。
関連記事:引越し業者に依頼をする人は近距離の人が多いことの解説
このことから、同一市内などの近距離であれば、引越し費用はほぼ5万円未満におさまると考えてよさそうです。
家族の人数と荷物の量でも金額が変わる
もちろん、引越しの料金は距離だけで決まるものではありません。荷物の量などによっても大きく異なってきます。
荷物の量は、一般的に家族の人数に比例して増えていきますので、家族構成を知ることによって大まかな荷物の量を推測することができます。
今回のアンケートに回答してくれた人の、家族の人数は以下となっています。
1人家族(35人)2人家族(29人)
3人家族(23人) 4人家族(12人) 5人以上(1人) |
家族の人数分布
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現代は核家族化していますので、家族の人数そのものは多くありません。
100人中87人の人が3人以下の家族構成となっています。
平均すると2.15人という結果になります。
先ほど、同一市内であれば引越し費用はほぼ5万円未満になると書きましたが、この2.15人より人数が少なければさらに安く、多ければ高くなる可能性があるということになります。
一番高い事例と一番安い事例を分析
100人にアンケートをした結果、一番料金が高かった人は40万円と答えています。
その一方で、一番安かった方は12000円との回答をしています。
ここでは、それらの事例を取り上げて、なぜそのような金額になったのかを考えてみましょう。
40万円の引越し費用はかなり特殊な事情
今回のアンケートで、25万円以上の引越し費用がかかったと答えた方が2名いました。
そのうちの一人は40万円と答えています。具体的にはどのような内容の引越しだったのでしょうか?
この方の場合、ちょっと特殊だったようです。
マンションの引き渡し日が延長になってしまったため、引越し業者に荷物を一時預かってもらっていたようです。
その費用が想像以上にかさんでしまったようです。
家族構成は3人ですから荷物の量が飛びぬけて多いとは考えにくいですし、距離的にも都内から都内への引越しですから10万円未満におさまってもおかしくない条件です。
ただし、マンションの8階から同じくマンションの8階への引越しですから、その分かなりの手間がかかってしまった可能性があります。
実際、当日の作業員の人数が6人とかなり多めです。
一般的な引越しであれば、2人から3人程度の作業員となるはずです。
アンケートで回答をもらった、引越し当日の作業員の人数は以下の通りです。
作業員1名(10人)作業員2名(38人)
作業員3名(36人) 作業員4名(6人) 作業員5名(6人) 作業員6名以上(4人) |
作業員の人数分布
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このデータを見ても明らかなように、6人という人数はかなり多いということがお分かりかと思います。
また、エアコンの脱着サービスなども利用しているようですので、その分の費用も割高になっている要因の一つといえるでしょう。
ちなみに、この方が利用した引越し業者は「アリさんマークの引越社」ですが、ここの会社の料金が特別に高いということでは決してないようです。
実際に3社から見積もりをもらって、その中では一番安かったようです。
一番高い金額を提示してきた業者は60万円ほどだったとのことですから、その業者とくらべると20万円も安かったということになります。
いずれにしましても、この都内から都内への引越しで40万円という見積もり事例は、かなり特殊なケースだということが言えると思います。
距離が見積もり金額に影響したケース
では、2番目に高かった27万円の方の事例を見てみましょう。
この方は、茨城県つくば市から山口県山口市への引越しとなりますので、かなりの遠距離引越しであるということができます。
距離にして1000Kmほどありますから、やはりそれなりの高額な引越し費用が発生してしまうことになります。
4人家族なので、多少は荷物が多めであった可能性もありますが、当日の作業員が2人だったことを考えますと、見積もり金額が大幅に跳ね上がるような金額ではないと推測できます。
ただし、マイカーの輸送サービスを利用しているようですので、その分の金額は上積されていると思います。
ちなみにこの方が利用した業者は「サカイ引越センター」ですが、3社に見積もりを取った中からこの業者を選んでいます。
高い業者との差が5万円あったとのことですから、決して高い金額ではないと考えていいでしょう。
12000円で引越しを済ませたケース
こんどは、一番金額の低かった事例を見てみましょう。
12000円と回答された方が最安ですが、この方は都内から都内への引越しに赤帽を利用しています。
家族は2人とのことですので、本来は赤帽だと厳しいのですが、大型の家電だけを赤帽に依頼して、あとは自分たちで運んだようです。
一人暮らしの人で荷物の少ない人であれば、赤帽を使うことでかなり安上がりの引越しをすることが出来ますが、2人以上だとかなりの荷物を自分たちで運ぶことになり、それなりの苦労は覚悟をしなければなりません。
関連記事:赤帽を使った引越しの詳細はこちら
まとめ
このように、引越し費用は荷物の量や移動する距離などによって大きく変わってきます。
さらに、オプションサービスを利用するのとしないのとでも大きく金額が変わりますし、時期や建物の構造などによっても大きく変わってきます。
また、各引越し業者のトラックの空き状況や作業員のスケジュールなどにも影響されたりもしますので、正確な引越し費用を知るためには、実際に何社かの業者を呼んで見積もりをしてもらうことが大切になります。
以下のような一括見積もりを利用することで、引越し費用が最大で50%も安くなることがあるようです。