引越し業者がみつからない!~3月中旬以降は引越し業者が受付拒否をすることも

引越し業者が見つからなくて困る

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日本国内にはたくさんの引越し業者が存在します。

最近では、一括見積もりサイトなどを利用して、複数の業者の見積もり金額を比較したうえで少しでも安いところに仕事を依頼するのが常識になりつつあります。

そのため、仕事の依頼をすればどこの引越し業者も喜んで引き受けてくれるだろうと思いがちです。

確かに、引越し業者の仕事があまりない閑散期であれば、それは正解です。

しかし、引越し業者が一年で一番忙しくなる3月中旬以降だと、想定外のことが起こることがあります。

どんなことが起こるのかといいますと、「受付拒否」されてしまうのです。

お客様からの仕事を断るなんてありえないと思うかも知れませんが、引越し業者としても出来ない仕事を引き受けるわけにはいきませんので仕方がありません。

スタッフや配車のスケジュールがびっしりと埋まってしまう状況になってしまうと、それ以上の仕事を受け入れることはできなくなってしまうのです。

3月中旬から下旬になって、のんびりと引越し業者を探そうなどと考えていると、業者が見つからずに引っ越しができなくなってしまう可能性も十分にあります。

参考:「引越し難民」の緩和のための政府の取り組みに関する質問主意書

参考:引っ越し混雑予想カレンダー

繁忙期には引越し業者が超強気になります

電卓と万札3月中旬以降の繁忙期には、引越し業者はお客様に対して超強気な対応をしてくるところが少なくありません。

「引越し当日に、約束の時間に不在だった場合には10分あたり5,000円を待機料として追加でいただきます」

などという、常識ではあり得ないような要求をお客様に対してしてくる引越し業者もあるようです。

引越し業者を20分待たせたら10,000円、30分待たせたら15,000円の追加料金が発生することになります。

そんな対応をされたら誰でも腹立たしく感じるに違いありませんが、繁忙期になるとそう簡単に別の引越し業者を見つけることができませんので、対応の悪い業者であっても我慢してお願いするしかないわけです。

引越し業者は、一般的な客商売とは違い、一度仕事を依頼したお客様がなんどもリピーターになってくれるわけではありません。

引っ越しというのは、一生のうちにそう何度もするものではありませんので、次にいつ仕事をくれるか分からないお客に対して、必要以上にゴマをするつもりはないわけです。

大手の引越し業者は3月中旬以降には受付拒否になる?

無理です超強気で対応の悪い引越し業者であっても、仕事をやってくれればまだましな方で、3月中旬以降になると、大手の引越し業者を中心に「受付拒否」という現象が起こります。

スケジュールがびっしりと詰まってしまって、新たな仕事を受け入れる余地がまったくなくなってしまった状態といえます。

そういった時期には、電話をしてもつながらないことが多いですし、仮につながったとしても見積もりを出してくれなかったりします。

引っ越しがしたいにもかかわらず、業者が見つからないというまさに引越し難民状態となってしまうわけです。

また、引越し業者が見つかったからといっても安心できないのがこの時期なのです。

無料でくれるはずのダンボールを持ってきてくれなかったり、当日の作業開始時間の連絡をくれなかったりということが起こると、黄色信号です。

そのまま依頼した仕事の話は立ち消えとなって、当日に引越し業者が来てくれないなどということも実際に起こり得ます。

参考記事:引越し業者のトラブルで一番多いのは~当日に業者が来ない!

特に、正式な契約をせずに電話によって口頭の約束をしただけのときには、かなり危険であると考えるべきです。

引越し料金を約半分にする方法はこちら

料金もかなり強気ですし値引きも期待できません

高い見積書3月中旬以降の繁忙期には、引越し業者は非常に強気ですから、料金的にもかなり割高になることを覚悟しなくてはいけません。

どこの引越し業者も、この時期は自分たちが超売り手市場であることが分かっていますから、強気の見積もりを出してくることになります。

閑散期の2倍以上の料金になることも少なくありません。

同じ荷物の量で、同じ距離の引っ越しをしたにもかかわらず料金が2倍以上になってしまうなんてありえないと思うかも知れませんが、引っ越しの料金というのは需要と供給の関係で決まってしまうため仕方がありません。

海外旅行ツアーの料金が、ゴールデンウィークや年末年始のときに一気に高くなるのと、基本的には同じ理屈です。

高いから他の引越し業者を探すといっても、他の業者も同様に高いわけですからどうしようもないわけです。

そのような状況ですから、値引きもまず期待できないといっていいでしょう。

本来であれば受付拒否をしたいと考えている引越し業者に、なんとか仕事をお願いするわけですから、高望みはできません。

引っ越しの繁忙期には、仕事を引き受けてくれる業者が見つかっただけでもありがたいと考えるしかありません。

ここ数年特に繁忙期の対応が厳しくなった理由

業者の男性が✖サインもともと、3月中旬以降は1年で一番引っ越しの多い時期で、どこの引越し業者も大変な思いをしているのですが、ここ数年はさらに厳しい状況になっているようです。

その理由として、通販関係の荷物が大量に増えてきたことにより、物流がパンク寸前になっているという点があげられます。

クロネコヤマトがAmazonとの契約を見直す動きになったり、宅急便の料金の値上げに踏み切ったりしたのも、その流れからきています。

また、佐川急便のドライバーが忙しさのあまり荷物を投げつけるショッキングな映像が話題になったりもしました。

まさに物流業界はパンク寸前状態なのです。

そんな状態のときに引っ越しのピークがやってくれば、どうなってしまうかは容易に想像できることでしょう。

引越し業者が受付拒否をする時期がどんどん前倒しになり、早いところだと2月下旬以降には受付拒否になってしまったりすることもあるようです。

通販を利用してものを購入する人がどんどん増えるとともに、春先に引越し難民となってしまう人の数も増えて行くことになってしまうわけです。

繁忙期に引越し業者を見つけるにはどうしたらいいのか?

これからますます繁忙期に引越し業者を探すのは大変になりそうですが、引っ越しをしないわけには行きません。

引っ越しをするからには何らかの事情があるわけですから、業者が見つからないという理由でそれをやめるということは基本的にできないはずです。

会社の転勤であれ大学への入学であれ、引っ越しというのは人生の重大なイベントとかかわってきます。

レストランが混んでいるから外食を取りやめるといったような、簡単な話ではないのです。

それでは、繁忙期に仕事を引き受けてくれる引越し業者を探すにはどうすればいいのでしょうか?

なるべく地元の中小の引越し業者に依頼をする

中小の引越し業者繁忙期に、早々と受付拒否をしてしまう引越し業者というのは、大手が中心です。

引越し業者を探そうと思ったとき、誰もがまず頭に浮かぶのがテレビCMなどによって名前を知っている「サカイ引越センター」や「アート引越センター」といった大手の業者です。

そのため、どうしてもそういった知名度の高い業者に仕事の依頼が集中してしまうことになります。

3月中旬以降に急に引っ越しが決まって業者を探さなければならなくなったときには、そういった大手はさけて、地元の中小の引越し業者をあたってみるといいでしょう。

大手のような至れり尽くせりのオプションサービスなどはないかも知れませんが、料金的には大手とくらべて割安になるところが多いようです。

参考記事:大手と地元の引越し業者のどちらを選ぶのが正解なのでしょうか?

あえて代表の受付センターを避けて連絡してみる

受付の女性が電話に出る大手の引越し業者は、全国から仕事の依頼を受けるために受付センターを設けています。

繁忙期には、この受付センターに全国から仕事依頼の電話が集中することになります。

そのため、あまりに依頼が多すぎて対応ができない状態になると、受付を一時的にストップしてしまうこともあるわけです。

そういった場合には、あえて全国対応の受付センターをさけて、引越し業者の地方の拠点に直接電話をしてみるといいでしょう。

地域にもよりますが、すんなりと電話が通じて対応をしてくれることもあるようです。

繁忙期に引越し業者を探すためには、多くの人とは違った行動をしてみることが、ポイントになります。