夜間に引っ越しをするときに注意すべきこと~騒音や各種手続きなど

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夜中に引っ越しをしなければならないという人もいることでしょう。

一派的に引っ越しの開始時間というのは、圧倒的に午前中が多いです。

近距離であれば、早い時間に引っ越しを開始することで、その日のうちに作業を終えることも可能だからです。

しかし、人の事情というのはさまざまです。

どうしても夜間に引っ越しをしなければならない人もいるわけです。

もちろん、夜逃げなどではなく、仕事や家族の事情によって夜間に引っ越しを希望する人が実際に存在するのです。

夜間の引っ越しというのは、普通の人が寝静まっている時刻に行うわけですから、いろいろな意味で注意すべきことがあります。

夜間に引っ越しをしてくれる業者はいるのだろうか?

常識的には、引っ越しというものは日中に行うものですから、そもそも夜間に引っ越し作業をしてくれる業者が存在するのかどうか疑問に思う人も少なくないと思います。

結論から先に言いますと、夜間でも引っ越し作業をしてくれる業者はいます。

その中には夜逃げ専門の引越し業者もいますが、普通の引越し業者であっても夜間に対応してくれるところはあります。

参考記事:大きな声では言えませんが夜逃げ対応の引越し業者も存在します

もちろん、対応可能な引越し業者は限られますので、そういったプランを提供している会社を探す必要はあります。

大手の引越し業者のなかにも対応してくれるところはけっこうあるようですので、電話などで確認をしてみるといいでしょう。

夜間に引っ越しをするときはご近所への挨拶が必須です

挨拶する女性のイラスト引っ越しの作業をするときに注意をしなければならないのが、騒音の問題です。

夜間になると街は静まり返っていることが多いですし、時間帯によっては近所の人たちが寝静まってしまっている可能性もあります。

そういった状態のときに、トラックのエンジンの音や、荷物を運搬するときの作業員の会話などがひときわ目立ってしまいます。

いったい何をしているのかと気になって、様子を見に来る人もいるかも知れません。

たまたま近所に気の短い人が住んでいたら、クレームを言って来るかも知れません。

引っ越し先のご近所さんとはこれから長いお付き合いとなるわけですから、いきなり関係を悪化させてしまうのはよくありません。

そうならないためには、事前に引っ越し先のご近所に対して、夜間に引っ越しをするということを挨拶がてら伝えておく必要があります。

それをするかしないかだけで、相手の感情は大きく変わってくるものです。

もちろん、事前に挨拶したからといって、騒音を出し放題でいいということではありません。

やはり、深夜であるということを十分に意識して、なるべく物音を立てないようにして作業を進めるのがマナーです。

また、事前に挨拶をしておく必要があるのは、引っ越し先のご近所の方だけではありません。

これまで住んでいたところのご近所さんにも、夜間に引っ越しをするということを伝えておくようにしましょう。

そうしないと、夜逃げと間違われてしまう可能性がありますし、一般の人が物音に敏感になる夜間という時間帯を考えれば、マナー的には事前に挨拶がてらお伝えしておくのが当然といえます。

夜間に引っ越しをすることのメリットを考えてみる

日中に引っ越しをするのがあたり前なのに、あえて夜間に引っ越しをするからには、何かメリットがあるからに違いありません。

一番のメリットとして考えられるのは、何らかの理由で会社の休日に引っ越しをすることができなかったり、家族の休日とタイミングが合わなかったりするときでも、夜間であれば引っ越しが可能になるという点です。

たとえば、会社の休日にたまたま接待ゴルフなどが入ってしまったり、共働きの世帯で夫の休日と妻の休日があわなかったりするときです。

多くの人はなんとか都合をつけて、昼間に引っ越しをするのでしょうが、どうしても都合のつかない人が夜間に引っ越しをすることになるのだと思います。

また、夜間に引っ越しをすることのメリットとして、道路が空いているのでスムーズに移動できることが多いという点があげられます。

夜間であれば、渋滞にはまるということはまず考えられないからです。

荷物の積み下ろしをするときも、道路にトラックを駐車させたままにすることが多いと思いますが、交通量の少ない夜間であれば、それほど他のクルマの迷惑にはなりません。

また、マンションなどに引っ越しをする場合には、夜間であればエレベーターなどもすいていることが多いために、比較的スムーズに荷物を運び込むことができるに違いありません。

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夜間の引っ越しで考えておく必要があるデメリットについて

夜の引越しのポイント意外にメリットの多い夜間の引っ越しですが、当然ながらデメリットもあります。

まず一番の問題は、先ほども書きましたように、騒音の問題です。

夜間であるということを十分に認識したうえで、近所の人に対する気配りを欠かさないようにする必要があります。

もう一つのデメリットとしては、料金が割高になってしまう可能性があるということです。

普通の人が寝ている時間に作業をしてもらうわけですから、割り増しの料金になってしまっても仕方のないところです。

ただし、引越し業者によっては日中の料金と変わらない金額でやってくれるところもあるようですので、料金に関しては事前に問い合わせをしてみるといいでしょう。

また、夜間専門の格安の引越し業者などもあるようですので、どうしても安く夜間の引っ越しをしたいという人は、そういった業者を探してみるといいかも知れません。

夜間の引っ越しで気をつけなければいけないことは?

夜間に引っ越しをする際には、一般の人が活動をしていない時間帯であるがゆえに、昼間の引っ越しのようにスムーズにはいかないこともいろいろと出て来るでしょう。

たとえば、大家さんとの鍵の受け渡しの問題です。

夜間に鍵を渡してくれる大家さんはそうはいないはずですので、事前に事情を説明したうえで鍵を受け取っておくなどの対策が必要になります。

それと、ガスの使用停止や開栓も問題になるでしょう。

ガスの場合、基本的に利用を停止する場合も、新規に利用を開始する場合も立ち会いが必要になります。

そのため、利用停止の作業はその日にガス屋さんが営業をしている時間帯にやってもらい、それ以降はガスを使わないようにするしかありません。

また、転居先では、ガス屋さんの営業開始時間に立ち会いをしてもらうまで、ガスは使えないということになります。

電気の場合は、とりあえずブレーカーを上げれば利用できることが多いので、そのまま使って窓口が営業開始となる時間に連絡をすれば大丈夫です。

ただし、スマートメーターと呼ばれる最新の電力メーターが取り付けられていると、単純にブレーカーを上げただけでは使えないようですので、事前に電力会社に連絡をして利用できるようにしておいてもらう必要があります。

水道の場合も、ガスのような立ち会いは必要ありませんので、検針メーターのところにある栓を自分で開ければ利用できるようになります。

前日か翌日に、役所の方に使用開始の手続きをするようにすれば問題ありません。

健康には十分気をつけるようにしましょう

疲れた女性引っ越しの作業というのは、精神的にも肉体的にも疲れるものです。

日中の引っ越しであってもそうなのですから、普段寝ている時間に引っ越しをするとなると、かなりの疲労感を覚えるに違いありません。

人によっては夜間に引っ越しをして、朝になったらそのまま仕事に向かうという人もいることでしょう。

引っ越しが原因で体調を崩してしまわないように、しっかりと健康管理をしたうえで、体調万全で引っ越し当日に臨みたいものです。