もし引越し当日に業者のスタッフが1名しか来なかったら?

作業員一人しっかりと事前に準備をして、いざ引越しの当日を迎えたときに、依頼をした引越し業者のスタッフが1名しか来なかったとしたら、あなたはどうしますか?

単身の場合で大きな荷物がなければ、1名でも何とかなるかも知れません。

しかし、大きな家具や洗濯機、冷蔵庫などの大型家電などがある場合には、1名の作業員で荷物の搬入や搬出をするというのはほぼ不可能です。

依頼主であるあなたが体力に自信があるのであれば、引越し業者に手を貸すことで何とかなるかも知れません。

しかし、あなたが高齢であったり女性であったりする場合には、そういった対応も難しいでしょう。

そもそも、どういったことが原因で当日に作業員が1名しか来ないという事態が発生するのでしょうか?

また、そういった状況に遭遇してしまったときには、どうすればいいのでしょうか?

作業員が1名しか来ない原因があなたにあるケース

引越し業者の作業員が当日に1名しか来ない理由は、必ずしも業者側にすべての責任があるわけではありません。

実は、あなた自身の確認不足によりそういったことが起きてしまう可能性があるわけです。

そもそも引越し業者のプランそのものが、作業員1名だけのものだったりする場合もあります。

それはいったい、どういったケースなのでしょうか?

赤帽の作業員は運転手さん1名のみです

赤帽の作業員荷物が少ない引越しの場合には、フットワークが軽くて利用しやすい赤帽は便利ではありますが、基本的に作業員は運転手さん1名のみとなりますので注意が必要です。

もちろん、運転手さんが荷物の搬出や搬入の作業を手伝ってはくれますが、あくまでもお手伝い程度と考えていた方がいいでしょう。

赤帽を依頼した場合、荷物の積み込みなどは、依頼者であるあなたも一緒にやるのが普通ですし、1人では運べない重量のある荷物などがある場合には、2人で力を合わせて運ぶ必要が出てくるでしょう。

体力に自信がなくて、どうしても赤帽に作業員2名でお願いしたい場合には、事前に相談してみるといいでしょう。

赤帽の業者のなかには、作業員2名で対応してくれるところもあります。

追加料金も、距離や拘束時間にもよりますが、近場だと1万円程度で済むことが多いようです。

レントラ便のセフル型プランはトラックの運転のみ

赤帽の場合には、運転手さんが荷物の積み下ろしを手伝ってくれますが、なかには運転手さんはあくまで運転のみで荷物の搬入や搬出には一切かかわらないような引越しのプランもあります。

たとえば「レントラ便」と呼ばれるサービスを提供している業者があります。

この業者は、時間制で運転手付きのトラックをレンタルするというコンセプトで他社との差別化を図ったサービスを提供しています。

参考記事:引越し料金が時間制で分かりやすい「レントラ便」とは?

このレントラ便も、一般的なプランであれば作業員が荷物の積み下ろしを手伝ってくれます。

さらに作業員が必要であれば、オプションで増やすことも可能です。

しかし、正規の料金よりも20%安くなる「セルフ型」というサービスを選択してしまった場合には、荷物の積み下ろしはすべてこちらでやらなくてはいけません。

もちろん、トラックを運転するためのドライバーはいますが、業務としてはあくまでもトラックの運転のみで、積み下ろしの作業は手伝ってくれません。

つまり、作業員が1名どころか、ゼロ名ということになってしまうのです。

荷物の搬出から搬入まですべて作業を業者にお願いしたいのであれば、契約するときにうっかりこの「セルフ型」で依頼をしてしまわないように注意をしなければいけません。

チャーター便を依頼するときにも注意が必要です

引越し業者の運搬方法として、混載便とチャーター便があります。

参考記事:長距離の引っ越しは混載便とチャーター便のどちらを選ぶべきか

混載便もチャーター便もそれぞれに異なる特徴があるのですが、特にチャーター便を利用する場合には、作業員の確保に注意をする必要があります。

一般に引越し業者がチャーター便と呼ぶ場合、途中で大型のトラックなどに荷物の積み替えをせずに、旧居で荷物を積んだトラックがそのまま目的地まで直行する形式のものを指します。

そのため、荷物の積み下ろしに関しても、混載便と同様に業者の作業員が普通にやってくれます。

しかし業者によっては「チャーター便」というのはあくまでもトラックと運転手さんの派遣のみで、荷物の積み下ろし作業はすべてこちら側でやらなければならない場合があります。

たとえば、クロネコヤマトのチャーター便などが該当します。

過去に、荷物の積み下ろしまでやってくれる別の業者のチャーター便を利用したことのある人が、うっかりクロネコヤマトのチャーター便も同様だろうと勝手に思い込んで申し込みをしてしまったりすると、当日に運転手さんしか来なくてあわてることになります。

引越し業者に問題があって作業員が1名しか来ないケース

バイトが来なくて困る社員見積書に作業員の人数が3人とはっきり書かれているにもかかわらず、当日の朝に引越し業者が1人で来るケースがまれにあります。

この場合は、あなたにはまったく落ち度がなく、業者側に何らかのハプニング的な出来事が生じたと考えていいと思います。

これは実際にあった事例なのですが、もともと社員1名とバイト2名の3人で依頼主の家に向かう予定のはずが、バイトが2人とも当日の朝にドタキャンしたために、社員が泣く泣く1人で現地に向かうことになってしまったのです。

繁忙期になると、引越し業者は社員だけではすべての仕事をこなすことができないために、大量のアルバイトを採用します。

しかし、引っ越しの仕事というのは思った以上に大変なために、1日や2日仕事をしただけで来なくなってしまうような情けないバイトも多いのです。

当日の朝に、社員がトラックで待ち合わせ場所に行って待っていても、バイトが一向に姿をあらわさないなどということが、実際によく起こります。

残念ながら、現代ではそんな無責任なアルバイトが増えているわけですね。

かわいそうなのは社員です。

無責任なアルバイトのせいで、本来は3人でやるべき仕事をたった1人でやらなければならなくなるため、そのあとのスケジュールも大幅に狂ってしまいます。

もちろん、自分1人で持てる荷物ばかりではありませんから、重い荷物などはお客さんに手伝ってもらう必要が出てきます。

もちろん、お客さんにしてみればすべての作業をお願いする前提で契約をしていますから、強烈なクレームにつながるわけです。

また、作業員が1名であっても来てくれればいい方で、当日になって引越し業者が来ないというトラブルも少なからずあるのです。

引っ越し業者は、事前にスケジュールを組んで1台のトラックで1日に何件もの引っ越しをするのが普通ですが、アルバイトにすっぽかしを食らってしまうと、その計画は大幅に狂ってしまいます。

その結果、スケジュールの後半に予定していたお客様にまで手が回らずに、すっぽかしてしまうなどということも起こり得るのです。

参考:引越し業者のトラブルで一番多いのは~当日に業者が来ない!

繁忙期の引っ越しには、こういったあり得ないようなことが実際に起こる可能性があるということを、あらかじめ知っておいた方がいいと思います。

作業員が1名しか来なかった場合にはどうするか?

キャンセルするか悩む女性当日に、自分の予想に反して作業員が1名しか来なかった場合には、どうすればいいのでしょうか?

どうしてもその日に引っ越しをしなくてはならないということでなければ、キャンセルをするというのも1つの選択肢だと思います。

プランを勘違いしていたなどで、あきらかに自分に責任がある場合には、キャンセル料として引っ越し代金の50%を支払う必要がありますが、自業自得なのでそれは仕方のないところです。

確実に引っ越し業者側のミスが原因ということでれば、キャンセル料が発生することはありません。

ただし、時期的に引越し業者の繁忙期だった場合、一度キャンセルをしてしまうと、なかなかスケジュールの空きがなくて次の予約が困難になってしまうことがあります。

つまり、繁忙期が終わって業者のスケジュールに余裕がでてくるまで、引っ越しができなくなってしまう可能性があるのです。

仮に作業員が1名しか来なかったとしても、自分が少し手伝えば何とかなる程度の荷物量であれば、あえてキャンセルをせずに、その日に引っ越しをしてしまう方がいいかも知れません。

もちろん、あなたが手伝った作業分くらいは、当初の見積もり金額から値引きをしてもらうべきです。

もともと引越し業者が人件費を負担すべきアルバイトが来なかったわけですから、その分をマイナスしてもらうのは当然のことです。

勘違いをしている人が多いですが、引越し業者に依頼をした場合は、依頼主であるあなたは本来であればまったく作業を手伝う必要はないのです。

むしろ、引越し業者は素人が手伝うことを嫌がったりします。感謝されるどころか、邪魔者扱いされることが多いのです。

参考:引っ越し当日に余計なことをすると業者に邪魔者扱いされる?

ですから、引越し業者の作業員が足らなくて、依頼主であるあなたに対して手伝うことを求めてきた場合には、あなたの人件費分をしっかりと業者に請求していいのです。

どうしてもその日に引っ越しをしなければならないとき

引越し中に電話をする女性
いま住んでいる部屋の契約の関係や仕事の都合などで、どうしてもその日に引っ越しをしなければならない場合もあるでしょう。

そういったときに、作業員が1名しか来なかったらどうすればいいのでしょうか?

業者側のミスであれ自分のミスであれ、とにかく引っ越しをしなければならないわけです。

この場合は、とにかくトラックだけでも当日に来てくれたことをラッキーだと考えて、友人や知人に片っ端から連絡をして応援を頼むなりして、なんとか引っ越しを終えるしかありません。

繁忙期には、引越し業者もギリギリの人数で仕事をしていますので、当日に他の現場から人を回してもらうというは困難なので、自分でなんとかするしかないわけです。

どうしても家族や友人に頼めない場合は、便利屋などに電話をすれば、うまく人の都合をつけてくれるかも知れません。

引っ越しの手伝いを得意としている便利屋も多いですので、ダメもとで電話をしてみるのもいいでしょう。

いますぐ来てもらうというのはなかなか難しいかも知れませんが、あきらめず複数の便利屋に電話することで、空いている業者が見つかる可能性はあります。

自分の勘違いで作業員が1名しかこなかった場合は仕方ありませんが、もしそれが業者側のミスだった場合には、便利屋への支払い分なども含めて、しっかりと金銭的な面での話し合いをする必要があります。

引っ越し当日に業者の作業員が1名しか来ないという想定外のことが起こったとしても、パニックにならずに、いま自分に何ができるのかを冷静に考えて行動をするようにしましょう。

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