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「え?夏休み中に引っ越しするの、、?」
日本の引っ越しは入学や転職・転勤の関係で3~4月が一般的で、業者の繁忙期とも言われています。
そのため、引っ越し費用を抑えるために6~8月の時期を狙って引っ越しを検討している人も多いかもしれませんね。
ただ真夏の引っ越しにも落とし穴があります。
そこでここでは夏に引っ越しするメリットとデメリット・引っ越しの際の注意点を紹介します。
暑さ対策など、夏の引っ越しを安全に、効率よく行う方法をお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
夏(6〜8月)の引っ越し料金の相場
実際に夏の引っ越し料金の相場がどれくらい安いのか一番気になるところです。
引っ越し料金は荷物の量と移動距離によって決まるため、一概に相場を示すことはできません。
例えば、ひっこしするZoohが独自に算出した3人家族が20km以内の引っ越しをする場合の料金相場は以下のとおりです。
- 3、4月の繁忙期:8〜14万円ほど
- それ以外のシーズン:5.5万円〜9.5万円ほど
参考記事:3人家族が引越しをする際の相場や費用の目安はどれくらい?
すごくざっくりですが、繁忙期はそれ以外のシーズンの約1.5倍ほどの料金がかかることがあります。
逆に言えば、繁忙期以外のシーズンは多少の差はあれど、特定の月が圧倒的に安くなることはありません。
6~8月の引っ越しの料金相場が、ほかの繁忙期ではない月よりも特別に安いわけではないということですね。
一方で後述しますが、夏は賃貸物件が良い条件で借りられることが多いことから、賃貸契約まで含めたトータルの引っ越し料金は安く抑えられる可能性があります。
夏に引っ越しをした人の声
実際に夏の時期の引っ越しは、暑さをかなり気にする人が多いみたいです。
絶好のお引っ越し日和!
…嘘。真夏日とか無理。 段ボールたちを奥の部屋からリビングに運んで重いものと軽いもの分けたりしようと試みたけど暑すぎて息が切れる。
体力ないのに暑いなんて命の危険しかない、クーラーキンキンにしとくから、引っ越し屋さん
ごめんなさい、後は頼んだ…🤮— ゆうきもちこ (@yuki_mochico) May 18 2023
経験済みですが夏の引っ越しはしんどいですよね🥺 熱中症に気を付けてください🙇♀️
— AYA·͜·ミケポRT🈲(@pmcpmc01)June 28 2023
蒸し暑い中、大量の衣類の整理や大型の電化製品の発送、食料品の処理など体力を消耗します。
そのため、水分補給がしっかりとできる環境や室温調節が可能な環境を整えておくことが重要です。
夏(6〜8月)に引っ越しするデメリットと注意点
一般的に夏の引っ越しのデメリットや注意点には以下のようなことがあります。
- 新規の空室はそこまで多くない
- 食材・調味料の管理が大変
- 遠方の引っ越しは渋滞することがある
- 害虫対策が大変
新規の空室はそこまで多くない
6~8月はほかの月と比べて賃貸物件の退去者が少なく、新しい物件が集まりにくい傾向にあります。
良い物件がいまいち見つからなかったり、すぐに埋まってしまうことも多いです。
気になる物件は早めに内見を依頼しましょう。
食材・調味料の管理が大変
夏の引っ越しでは冷蔵品・冷凍品や生鮮食品の管理には特に注意が必要です。
冷蔵庫の運び出しの際には霜取りと水抜きが必要になるため、搬出の16〜24時間前に電源を切っておく必要があります。
そのため、使いかけの食材や調味料がある場合、新居に運ぶか使い切る(処分する)いずれかを選択します。
食品を新居に運ぶ場合
食品を送る方法は、大きく分けて宅急便を利用する方法と自分で持ち運ぶ方法の二種類に分けられます。
宅急便はクール宅急便を利用します。
食品ごとに冷凍・冷蔵の二つのタイプを使い分ける事が出来ます。
ただ、食品の量や重さによって送料が変化すること、引っ越し時の余分な出費につながることは注意が必要です。
引っ越しにかける費用をできるだけ削減したいならクーラーボックス・発泡スチロールの利用がおすすめです。
参照:Amazon
クーラーボックスの種類によっては保冷時間が大きく異なるので、運搬する時間や気温に合わせてボックスの材質や大きさを選びましょう。
発泡スチロールの保冷時間は、数時間〜半日程度が目安です。
クーラーボックスに比べてより安価に手に入るほか、軽量で持ち運びに適していますが、傷のつきやすさや水漏れ・ニオイのつきやすさがデメリットです。
食材を使い切る・捨てる
一方で、冷蔵庫に入っているものを引っ越し前にできるだけ消費して、暮らしの準備が整ってから食材調達するという方法もあります。
引っ越し料金は荷物の量によって決まるため、どうしても持って行きたいもの以外は処分してしまう方が、結果的にお得になることもあります。
とにかく暑い!対策は必須
真夏の引っ越しには、やはりしっかりとした暑さ対策が欠かせません。
引っ越し作業は大量に汗をかきますが、ついつい水分補給を忘れがちで脱水状態になる危険性もあります。
また引っ越し当日の新居はエアコンが使えない可能性もあります。
エアコンが備え付けの部屋でも引っ越し作業は窓やドアを開け放して行うため、冷房効果は期待できません。
ハンディファンの活用やこまめな水分補給を心がけるようにし、引っ越し当日は動きやすく通気性の良い服装を選ぶようにしましょう。
遠方の引っ越しは渋滞することも
夏季休暇やお盆の時期は、交通渋滞が起こりやすいです。
特に長い移動時間が必要な遠方への引っ越しでは、業者のトラックが渋滞に巻き込まれて到着が遅れてしまうことも考えられます。
渋滞を避けるスケジューリング、可能な限り混雑を避ける時間帯に引っ越しできるよう、業者と相談してみましょう。
害虫対策が大変
夏の時期は虫害発生しやすいです。
家具の隙間や排水溝などの湿気がたまりやすい場所に害虫が発生しないよう、対策することが大切です。
引っ越し前後でできる防虫対策には、以下が挙げられます。
- 燻煙タイプ・置くタイプの殺虫剤を活用する
- 湿気が生じやすい環境を作らない
- 部屋の清潔を保つ
- 害虫駆除サービスの利用
家具に潜む害虫には、燻煙タイプの殺虫剤がおすすめです。入居前に部屋ごとに一つずつ置いておくとダニやゴキブリなど、様々な害虫を駆除できます。
ただし、燻煙タイプの殺虫剤には害虫の侵入を防ぐ「防虫効果」はあまり期待できないため、置くタイプの殺虫剤を併用するのが効果的です。
その他、引っ越し時のダンボールには湿気が生じやすいため早めに破棄する、部屋を清潔に保つことも重要です。
さらに対策が不安な場合は害虫駆除サービスの利用を検討しても良いかもしれません。
専門家からのアドバイスやその後の害虫対策にも期待できます。
夏(6〜8月)に引っ越しするメリット
引っ越し料金以外にも、夏に引っ越しするメリットはあります。
- 日程の調整がしやすい
- 子どもが新学期から新しい学校に通える
- 家賃交渉ができる可能性がある
- 家電が安くなる
日程の調整がしやすい
夏の時期に引っ越しをするメリットとして一番に挙げられるのは、まとまった時間が取りやすいという点です。
引っ越しには、準備期間から新居での暮らしがスタートするまで、3日〜1週間はかかります。
その点、仕事や学校の予定を考慮する必要がなく、家族全員がまとまった時間が取れる夏休み期間は引っ越しに適しているといえます。
子どもが新学期から新しい学校に通える
夏休みに引っ越しするメリットとして、子どもが新しい学校で新学期から区切りよくスタートできるという点も挙げられます。
学期の途中から転入すると授業内容が途中からになるため、前の学校と進みが変わり子供にとって負担になります。
夏の期間にゆとりをもって新しい学校の履修要綱の確認や校内見学を済ませておくことで、休暇明けの登校時に準備万端な状態で臨めます。
家賃交渉ができる可能性がある
引っ越しシーズンが一段落するこの時期は、ハイシーズンに契約されなかった物件が売れ残った状態となります。
大家さん的には少しでも空室を減らそうと、家賃を下げるなど、借り主に有利な条件を設定することがあります。家賃交渉もしやすくなると言われています。
また6~8月はハイシーズンでは難しい賃貸の入居日の指定にも、柔軟に応じてもらえることが多くなります。
フリーレントの期間が設けられたり、礼金や敷金が除かれたりなどの対応もあるようです。
家電が安くなる
夏は冷蔵庫やエアコンなどの家電の需要が高まり、大型家電の新しい機種が多数、発売されます。
そのため今まで売られていた家電が型落ちして値下げされることがあります。
引っ越し先で新しい家電を使用する予定がある時や、一人暮らしを始める場合には引っ越しに最適な時期と言えます。
秋(9〜10月)に引っ越しをずらすのはあり?
猛暑や食材の管理、虫害の防止を考えると、真夏の期間を避けて9~10月に引っ越しをずらすことを考える人も出てくると思います。
9月は転勤シーズンで、8月と比べると少しだけ引っ越し料金の相場が高くなります。
10月の中旬以降は繁忙期以外のほかの月と同じ程度に相場は落ち着いています。
引っ越し時期の調整が可能なようでしたら、暑さが和らいで作業もしやすくなる秋に引っ越しを検討してみるのも良いですね。