引っ越し先に持って行くべきものと処分すべきものはどう区分けする?

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引っ越し先に持って行く荷物は、なるべく少なくした方がいいに決まっています。

なぜなら引っ越し業者の料金というのは、移動する距離と荷物の量(使用するトラックのサイズ)によって決まるからです。

しかし、実際に引っ越しのための荷造りを始めてみると、転居先に持って行くべきか処分すべきかで悩むことも多いものです。

ここでは、引っ越しの荷物を少しでも減らすために、どういったものを処分したらいいかについて考えてみたいと思います。

もう着ることがないと思われる洋服は思い切って処分する

引っ越しのための荷造りをしていると、もう着なくなってしまった洋服がたくさんあることに気がつくと思います。

いわゆる「タンスの肥やし」というやつです。

買ったときの思い入れや値段のことなどを考えると、着なくなってしまった服とはいえ、なかなか処分はできないものです。

気がつくと、そういった服でタンスがいっぱいになってしまっていたりするわけです。

しかし、ここは心を鬼にして、もう着ることはないと思われるような洋服は、思い切って処分をしてしまうことをおススメします。

引越し業者に、洋服ダンスに入れたまま運んでもらえば荷物の量は変わらないと思う人もいるかも知れません。

しかし、大きな洋服ダンスになると、中に洋服が入ったままだと重くて運搬が困難なことも多く、そういった場合にはダンボールに洋服を詰め替えなければいけません。

ダンボールの数が増えてしまえば、トラックも大きなサイズのものを使用しなければならなくなりますので、引越し料金が割高になってしまいます。

確かに、まだ着ることのできる思い入れのある洋服を処分するのはつらいかも知れません。

しかし、捨てるのではなくリサイクルショップなどに持ち込こめば誰かに着てもらえる可能性があります。

リサイクルショップでの買取り価格は雀の涙程度にしかなりませんが、捨てるよりはましだと割り切って考える必要があります。

古くなってしまった家具や家電も処分をした方がいいかも知れません

いらない家具もう長年使って古くなってしまった家具や家電も、引っ越し先に持って行くべきか処分をすべきかで悩むことが多いと思います。

そういった家具や家電はけっこうかさばることが多いために、トラックの荷台を大きく占領してしまいます。

アンティークの家具など、よほど価値のあるものでなければ、長年使った古い家具などは処分をしてしまって、転居先で新しいものを購入したほうが賢明かも知れません。

家電品も、壊れて使えなくなるまで新しいものに買い替えはなかなかしないものですが、10年近く使っているものであれば、いつ壊れてもおかしくない状態といえます。

せっかく引っ越し先まで運んでも、すぐに壊れてしまっては意味がありません。

そういったことを考えた場合、引っ越しのタイミングで処分をしてしまって、転居先で最新の家電に買い替えた方が賢いといえるでしょう。

最新の家電であれば、機能なども10年近く前のものとはくらべものにならないほど進化しているはずなので、満足度も高いに違いありません。

処分といっても、まだ動くものを捨てるのはもったいないので、リサイクルショップなどに持ち込みをしてみるといいかも知れません。

あまり年式の古い家電だと、ジャンク品扱いで二束三文になってしまいますが、捨てるよりはましだと割り切って考えましょう。

一度読んだ本や雑誌でもう一度読みたいと思っている書籍

本や雑誌が好きな人は、いつの間にか家中が書籍だらけになってしまっているものです。

特に、一度読んで面白かった本や雑誌は、また後で読もうと思って手元に残しておきたいと思うものです。

しかし、実際には二度三度と繰り返して読む本というのは意外に少ないものです。

大抵の本や雑誌は「書棚の肥やし」になっているはずです。

大量の本本好きの人にはちょっと辛いかも知れませんが、もう何年も目を通していない書籍は、思い切って古本屋などに持って行ってしまうのがいいかも知れません。

なぜなら、本というのは想像以上にかさばりますし、しかもかなりの重量級です。

大きいダンボールにまとめて入れると底が抜ける可能性もありますし、重くて持ち運びが大変になります。

正直言って、引越し業者も本の多い家の引っ越しは嫌がります。

引越し業者に気分よく作業をしてもらうという意味でも、どうしても手放すことのできない大切な本以外は、処分をしてしまうのが賢明かも知れません。

参考記事:引越し業者が一番嫌がる本の多い家の引っ越し作業

引き出物やプレゼントなどで一度も使っていないもの

お祝い事でもらった引き出物が、そのまま押入れの奥にしまったままになっていることも多いでしょう。

また、人からもらったプレゼントなども、趣味が合わずにそのまま使わずにしまってあるというケースもあると思います。

そういったものも、引っ越し先に持っていってもまず使うことはないはずなので、思い切ってリサイクルショップなどに持ち込んで売却してしまうのがいいでしょう。

ただし、先ほども書きましたように、リサイクルショップの買取り価格というのは、まさに雀の涙ほどになってしまいます。

もし、引っ越しまでにまだ時間があるのであれば、ヤフオクやメルカリなどに出品をしてみるといいかも知れません。

未使用品ということであれば、ものによっては意外に高い値段で売れることもあります。

ただし、さすがに夫や妻からもらったプレゼントなどを売ってしまうというのは角が立ちますので、使わなくても転居先まで持って行くようにしましょう。

元カレや元カノとの思い出の品がなかなか捨てられないという人

1人暮らしの人のなかには、元カレや元カノの思い出の品がなかなか捨てられないという人もいるようです。

人間というのは、そう簡単に未練を断ち切ることができないのでしょう。

しかし、そういったときの引っ越しというのは、未練を断ち切るための絶好のチャンスといえます。

引っ越しをして環境が一変することで、元カレや元カノに対する思いは薄れて行くに違いありません。

これまで住んでいたところの思い出は、その街に置いて行くのが正解だと思います。

思い出の品といっても、写真やプレゼントされた小物などでしょうから、引っ越し先に持って行ってもそれほど荷物になるわけではありませんが、新天地にまで過去の未練を持って行くのはやめた方がいいでしょう。

趣味が高じてあつめたグッズの数々はどうするべきか?

カメラコレクション趣味が高じて、いろいろなものを買い集めてしまう人もいます。

その趣味がいまも続いているのであれば、なかなか処分することはできないと思います。

しかし、過去にさんざん熱をあげたあげく、いまはまったく興味を失ってしまった趣味の場合には、買い集めた品々は引っ越しにあたってはタダの邪魔な荷物になってしまいます。

もうその趣味に興味がないのであれば、何も考えずに処分してしまえばいいと誰もが思うと思いますが、それがそう簡単にはいかないことも多いようです。

参考記事:引越し業者に受注をお断りされる部屋とは?~ゴミ部屋・オタク部屋

趣味が高じてマニアの域にまで達してしまった人にとって、それらの品々を集めるために相当なお金をつぎ込んでいるはずです。

もう興味がなくなったからといって、あっさりと処分できないことも多いようです。

そういったマニアが好むような趣味性の高いものは、ヤフオクなどに出品することによって、意外なほどの高値で売れることもあります。

引っ越しが決まったら、少しずつ出品をして売却をしてしまうのが正解といえるかも知れません。

また、先ほどの本の多い部屋と同様に、マニア向けのお宝グッズの多い部屋も引越し業者に嫌われることになりますので、そのことも頭に入れておくといいでしょう。