引越し見積りが通常よりも割高になるケースとは?~道幅・エレベーターなし・狭い階段

たくさんのダンボール引っ越しの見積りを作成してもらうためには、原則として営業マンに現場の状況を確認してもらう必要があります。

当日使用するトラックのサイズを決めるために、荷物の量を把握する必要があるからです。

また、引っ越し業者の営業マンが見積もりを作成するにあたって確認をするのは、荷物の量だけではありません。

建物の前の道幅や、家の構造などもしっかりとチェックをすることになります。

なぜなら、同じ荷物の量で同じ距離を移動する場合であっても、建物が建てられている場所や構造によって、引越し見積もりの金額は大きく変わってしまうからです。

実際に、どういったケースで引越し見積りが割高になってしまうのでしょうか?

横持(よこもち)の距離が長ければ長いほど引越し見積もりは高くなります

引っ越しをするためには、トラックに荷物を積み込む必要があります。

しかし、建物によっては玄関先から直接トラックに荷物を積み下ろしできないケースも少なくありません。

道幅が狭くてトラックを家の前に駐車することができなかったり、マンションなどで駐車スペースからエントランスまでの距離が長かったりする場合です。

そういった場合には、トラックを遠くに止めておいて、そこまで台車などを使って荷物を運ばなければなりません。

そういった荷物の運搬方法を業界用語で「横持(よこもち)」というのですが、この横持の距離が長ければ長いほど、引っ越しの料金は割高になることになります。

もちろん荷物の量によっても変わりますが、一般的な2トントラックでの引っ越しの場合、横持の距離10mあたり1000円~1500円が見積もりに加算されると考えていいと思います。

もし、玄関からトラックまでの距離が100mあるとしたら、1万円~1万5千円が加算されることになります。

また、横持なしで荷物の積み込みができると思われる場所であっても、当日に道路工事や交通事故などでトラックが入れないようなことがあるかも知れません。

そういった場合でも、追加で横持料金が発生する可能性がありますので、念のため頭に入れておくといいでしょう。

エレベーターのないマンションの引っ越しも料金が割高になります

ある程度の高さのあるマンションであれば、エレベーターが設置されているのが普通だと思います。

しかし、5階建て以下のマンションだと、エレベーターがないこともよくあります。

階段の踊り場エレベーターがないということになれば、階段を使って荷物を運ばなければなりませんが、その分手間や時間がかかることになりますから、料金的には割高になることになります。

エレベーターなしのマンションであっても、2階までであれば通常の料金と変わりませんが、3階以上の場合に割り増し料金が適用されることが多いようです。

荷物の量によっても料金は変わりますが、一般的にエレベーターなしマンションの場合、1階上がるごとに1000円~2000円の料金が加算されるようです。

大型の家具や家電を、階段を使って上げ下ろしをする作業というのは思った以上に大変です。

また、荷物に傷をつけたり破損させてしまったりしないように、階段に養生をする必要もあります。

そういった手間暇を考えた場合、1階あたりこの程度の割増料金で済むのでれば、むしろ割安感があるのではないかと思います。

いずれにしましても、エレベーターのないマンションに住んでいる人は、引越し料金が割高になる可能性があるということを頭に入れておくといいでしょう。


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高層マンションの引っ越しは割高になることが多いです

5階以下のエレベーターのないマンションは、引越し料金が割高になるということがお分かりになったかと思いますが、逆に高層マンションの場合も料金的に割高になることが多いです。

もちろん、高層マンションにはエレベーターがありますから、荷物の上げ下げ自体は特に苦労をするということはありません。

しかし、高層マンションの場合、敷地そのものが広いことが多いため、駐車場からエントランスまでの距離が遠かったりします。

その場合、先ほども書きましたように横持という作業が発生することになります。

高層マンションまた、高層マンションの場合には、エレベーターの移動時間や待ち時間が思った以上にかかることが多いものです。

そのため、どうしても作業員の待機時間が増えてしまって効率が悪くなってしまうことになります。

高層マンションによっては、途中でエレベーターを乗り継ぎしなければならないようなところもあります。

そういった効率の悪さを考慮した場合、どうしても料金的には割高にならざるを得ないということになります。

まだ、個別の引っ越しであればいいのですが、新築マンションの一斉入居となると、さらに料金は割高になる可能性が高くなります。

エレベーターの台数は限られているのに、大勢の人が一斉に引っ越しをしてくるわけですから、順番待ちで思ったように作業が進みません。

引越し業者のなかには、「新築マンションの一斉入居はやりたくない」と本音を漏らすようなところもあります。

階段が狭い場合も料金が割高になることがあります

すべての荷物を玄関からスムーズに搬出搬入できれば何も問題はありません。

しかし、大型の家具などは、そのまま階段を使って二階からか下ろすことが困難なものもあります。

マンションなどの階段であればある程度の広さがあるので問題ありませんが、一般家庭の階段は狭いことが多く、大きなベッドなどを運び出せないことがあります。

そういった家具は、購入したときに窓から運び入れたか、パーツで運び入れて部屋で組み立てているはずです。

分解してパーツの形で運び出せればいいのですが、引越し業者も家具の専門家ではないので、簡単にはいかないこともあります。

そういった場合には、窓から荷物を運び出すことになります。

窓から運び出す方法には、手吊りとクレーンによる方法がありますが、料金的には2万円~3万円程度が加算されると思っておいた方がいいでしょう。

階段を使って下ろすことができない荷物が2階にある人は、思った以上の出費になることを覚悟しておいた方がいいと思います。

外階段のある特殊な建物だと1階でも引越し料金が割り増しになります

丘陵地のマンション建物は、必ずしも平らな場所に建てられているとは限りません。

住んでいるのはアパートの1階なのに、丘になったところに建物が建てられているために、出入りをするために外階段を使わなければならないようなところもあります。

こうった特殊な建物の場合は、引越し業者は単純にアパートの1階として見積もりを算出することはありません。

外階段を使う場合、階段10段あたり1階分として料金を加算するのが一般的です。

もし外階段が20段ある場合には、3階建ての建物から階段を使って引っ越しをする場合と、同じ料金が発生すると考える必要があります。

引っ越しの料金といのは、単純に建物の何階に住んでいるかということではなく、作業員の手間がどれだけ発生するかという部分で決まることになります。

手間が増えれば、余分に時間がかかったり、作業員の人数を増やさなければならなかったりしますので、料金が割り増しになるのは当然のことです。

営業マンに現地を確認してもらわないで引越し業者と契約をしてしまって、当日になって追加料金のことでトラブルになるのは、まさにこうった特殊なケースが多いのです。

確かにアパートの1階には違いありませんが、業者にしてみれば「話が違う」ということになるわけです。

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