結婚をきっかけに引っ越しをする人も多いことでしょう。
新郎と新婦のそれぞれに家から、新たな生活の場となる新居への引っ越しはなんともワクワクとした気分になることでしょう。
しかし、新婚生活のスタートのためにはさまざまな出費がかさむため、なるべくならば引っ越し費用は安く済ませたいところです。
ここでは、新婚さんが引っ越しをするときの、コストダウンの方法について解説してみたいと思います。
新婚さんにぴったりの2ヵ所積みのメリット
引越し業者の中には、2ヵ所積みに対応してくれるところがあります。
2ヵ所積みというのは、2ヵ所の別々の場所から積み込んだ荷物を、新たに住むことになる1か所の家まで運んでくれるというサービスで、まさに新婚さんの引っ越しにぴったりのサービスといえます。
新郎と新婦がそれぞれ別々の日に引っ越しをするとなると、業者にしてみればトラックやスタッフをそれぞれの日に手配しなければならなくなるので、非常に効率が悪くなり、料金的にも割高になります。
それに対して2ヵ所積みであれば、基本的には引っ越し作業が1日で済んでしまうこととトラックが1台で済んでしまうことによって効率がよくなり、結果的に料金の節約になるわけです。
2人分で2tトラックに積みきれる程度の荷物であれば、料金的にはおそらく3万円から5万円程度におさまってしまうと思います。
もちろん、実際の引越し料金は移動距離や時期などによっても大きく変わってきますので、必ず数社から事前に見積もりを取っておくようにしましょう。
あまりにも2人の荷物が少ない場合には、2ヵ所積みのプランではなくて、それぞれが単身パックなどを使った方が安くなる可能性もありますので、検討をしてみるといいでしょう。
参考記事:引越し単身パックのサービスと料金を比較してみましょう
引っ越しに時間がかかってしまうという2ヵ所積みのデメリット
2ヵ所積みのデメリットとしては、荷物の積み込みのために2ヵ所の家を回る必要があるため、どうしても引っ越しが終わるまでに時間がかかってしまうという点があげられます。
2ヵ所の家が近い場合にはそれほど問題にはならないと思いますが、それぞれが現在住んでいる家が遠い場合には、1台のトラックが2ヵ所を回るのではなく、トラックを2台用意してそれぞれの家を回る形での2ヵ所積みを利用する方がいいかも知れません。
新郎と新婦のそれぞれの家で同時に引っ越し作業をスタートすることが出来ますので、1台のトラックで2ヵ所を回るやり方にくらべるとかなり時間の短縮にはなります。
しかし、トラックやスタッフをそれぞれ別に用意する必要があることで費用は高めとなってしまいますので、2ヵ所積みのメリットである料金の安さが半減してしまう可能性があります。
いずれにしても、どういったやり方が費用と効率の面でベストなのかを引越し業者と相談しながら決めていくようにするといいでしょう。
効率よく不要品の処分をすすめましょう
結婚することによって、別々の場所で暮らしていた2人が1つの場所で一緒に住むことになるわけですから、引っ越しにあたって多くの不要品が出てくると思います。
たとえば、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジといった家電品なども1つあれば十分なはずですし、家具なども2つはいらないものが多いと思います。
また、サイズ的に一回り大きなものを新たに買うということであれば、両方で使っていたものが不要品ということになります。
必要のないものはなるべく持って行かないようにした方が引っ越し料金の節約になりますので、二人で話し合って何が必要で何がいらないかを事前に決めておくといいと思います。
また、単純に不用品として処分をしてしまうと、処分料が発生してしまうことになります。
せっかく引っ越し費用を節約することが出来ても、処分料が発生してしまったのではあまりメリットを感じなくなってしまうに違いありません。
リサイクルショップに持ち込んだり、出張買取りをしている業者などに依頼をして、現金化することのできるものはなるべく売却をするようにした方がいいでしょう。
また、リサイクルショップや出張買取りの場合だと買取り金額がかなり安くなってしまうので、ネットが得意な人であれば、小物などはヤフオクやメルカリなどを利用して個人売買で処分をした方がいいと思います。
意外なものが高額で売れて、臨時収入が発生する可能性もあります。
参考記事:不要品を処分することで引っ越しの費用をガッツリおさえる方法
どちらの家具や家電を残すべきかの判断基準
ダブってしまう家電や家具のうち、どちらを残すべきかで悩むことも多いと思います。
しかし、自分たちで判断基準を作ってしまえば、あとはそれに従って淡々と判断をしていけばいいわけです。
おおまかな判断基準としては「値段が高いもの」「年式が新しいもの」「使い勝手がいいもの」などがあげられます。
また、テレビや冷蔵庫、洗濯機といった家電品の場合には「サイズが大きい方」という判断基準も重要になるかと思います。
2人とも小さなものしか持っていない場合には、思い切って両方とも処分をしてしまって大きなサイズのものを新たに購入するという判断も必要になってくるでしょう。
新たに購入するのであれば、これから子供などが生まれて家族が増えることを想定して、余裕のあるものにしておくといいでしょう。
このように、お互いが所有している家財を処分すべきか残すべきかについては、2人の家にある家電や家具をそれぞれリストアップして、値段や購入年月が分かるような一覧表にして、それを見ながら話し合いで決めて行けばいいと思います。