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これから10万円の予算で引越しを予定している人にとって、それが十分な費用なのか、それとも不足する額なのかとても気になると思います。
引越し業者の料金は、移動距離だけではなく荷物の量や引越しをする時期によっても大きく変わります。
また、引越し業者によって10万円の予算で出来る範囲も変わってきます。
ここでは、10万円の予算で引越しの計画を立てている方に向けて、移動距離や運べる荷物の量などの目安を紹介しています。
一人暮らしの人は10万円の予算でどこまで引越しできる?
一人暮らしの方であれば荷物もそれほど多くはありませんので、10万円の予算であれば、かなり遠方までの引っ越しが可能になります。
大きな家具や家電などがない場合だと、日通の単身パックなどを利用することも多いと思います。
単身パックの場合、荷物がコンテナ1つで納まってしまう場合、10万円の予算全部はまず消化できません。
たとえば、Sサイズのコンテナだと東京~鹿児島までの引っ越しでも、44,000円ほどです。
Lサイズのコンテナであっても55,000円しかかかりません。
札幌から鹿児島までの日本縦断的な引越しであっても、Sサイズのコンテナで61,600円、Lサイズのコンテナで75,900円です。
つまり、単身パックのコンテナ1つを使った引越しでは、日本中どこに移動をしても、10万円はかからないということになります。
それでは、軽トラック便の赤帽の場合はどうでしょうか?
実は、赤帽というのは、近場の引っ越しだととても割安感がありますが、遠距離だとかなり割高になります。
軽トラック1台を貸切りにするチャーター便のため、遠距離が割高になってしまうのは仕方ありません。
赤帽を使って10万円の予算で引越しが可能な距離となりますと、だいたい800km程度と考えていいと思います。
800kmといいますと、ちょうど東京からだと広島あたりまでの距離です。
ただし、これはあくまでも平日の場合であって、土日祝日は2割ほど料金が割り増しになりますので、650kmほどで10万円の予算いっぱいになってしまうでしょう。
また、赤帽の組合によっては、遠距離だと帰りの高速代も負担しなければならないところもありますので、事前に見積もりをとって確認をすることが大切です。
10万円の予算で2人家族の方が引越しするときの目安
2人暮らしの夫婦が引越しを計画しているときに、10万円の予算でどれくらいまで移動できるのか考えてみたいと思います。
夫婦2人暮らしといっても、住んでいる部屋の間取りやライフスタイルなどによって変わってきますが、1K~2K程度の間取りに住んでいる方であれば、2トンショートトラックで十分だと思います。
2トントラックを使った引越しの場合、500km程度までの引っ越しは10万円の予算で十分に可能となります。
500kmといいますと、ちょうど東京から大阪までの距離です。
ただし、3月中旬以降の業者の繁忙期になりますと、10万円の予算だと200km程度までしか移動できないと思います。
2DKなどのやや広めの間取りに住んでいる2人暮らしの夫婦の場合、2トンロングトラックが必要になってくると思います。
2トンロングトラックの場合、通常の時期であれば200km程度までが10万円で引っ越しが可能な距離となります。
引越し業者が忙しくなる3月中旬以降の繁忙期になりますと、2トンロングトラックで運べる範囲は、せいぜい同一県内(50km程度)と考えておくといいでしょう。
関連記事:夫婦2人家族で引越しをする際の費用の目安
3人家族の引っ越しは10万円でどこまでできるのか?
3人家族が、10万円でどこまで引越し可能かについて考えてみたいと思います。
3人家族といってもまだ子供が小さくて、2Kや2DKの間取りに住んでいる家族であれば、3トントラックを利用することになると思います。
3トントラックを使って、3人家族が10万円で引越しが出来る範囲は、通常の時期で100km程度までと考えていいでしょう。
引越し業者が一番忙しくなる繁忙期だと、10万円の予算では同一市内(20km)の引越しに限定されると思います。
3人家族といっても大人3人の家族で、間取りが3K以上になりますと、4トントラックを使う必要があるでしょう。
4トントラックを使って10万円の予算で引越しできる範囲は、業者がそれほど忙しくない通常の時期であっても同一市内(20km)程度と考えておく必要があります。
作業を午後から開始する午後便や、引越し業者が自由にスケジュールを決められるフリー便などを利用すれば、10万円の予算であっても同一県内(50km程度)の引越しが可能になるかも知れません。
さすがに繁忙期になりますと、たとえ同一市内の引っ越しであっても10万円の予算では厳しいといえます。
複数の引越し業者に相見積もりを取って比較をすれば、ギリギリ10万円の予算でやってくれる会社もあるかも知れません。
4人家族は10万円の予算で引越しが可能か?
4人家族が10万円で引越しをするとなると、移動できる範囲はほぼ限られてしまいます。
引越し業者の料金が安い時期を狙ったとしても、同一市内の引っ越しで10万円程度の費用は普通にかかってしまいます。
3月中旬以降の繁忙期になりますと、たとえ同一市内の近場であっても、4人家族だと10万円では厳しくなります。
関連記事:4人家族の引っ越し費用はどれくらいか?
どうしても繁忙期に引っ越しをしなければならない4人家族で、なんとか費用を10万円におさえたいときにはどうすればいいでしょうか?
その場合、大物の家具や家電だけを引越し業者に運んでもらい、小物はマイカーでピストン輸送するという方法が考えられます。
同一市内であれば、マイカーでのピストン輸送もそれほど大変ではありません。
繁忙期に10万円の予算だと、同一市内であれば3トントラック1台か2トンショート2台の依頼が可能です。
これらのトラックに大物を詰めるだけ積み込んでもらい、残った小物はマイカーを使って自分で運べばいいことになります。
トラックに詰めるだけ積み込んで運んでもらうやり方は「積み切りプラン」などと呼ばれており、通常のプランにくらべて料金的に安くなることが多いです。
関連記事:引越し業者の積み切りプランの詳細
予算10万円以内で引越しをするための工夫
引越しのために計上した10万円の予算をオーバーしそうなとき、予算内に納めるにはどうすればいいのでしょうか?
引越し業者の見積り金額を安くする方法を、いくつか解説してみたいと思います。
先ほど紹介しましたように、「積み切りプラン」を選択して、残った小物はマイカーで運ぶという方法も選択肢の1つになります。
引っ越し先が遠方で、マイカーで何度もピストン輸送ができないというケースでは、残った小物を宅配便で送る方法が考えられます。
宅配便であればマイカーのピストン輸送のように移動距離を心配する必要はありませんし、ダンボールの数にもよりますが料金的にもそれほど高額になることはありません。
関連記事:宅配便を使って引っ越しをするときの費用
引越し業者は、3月中旬から4月上旬くらいまでが1年で一番忙しく、料金的にも通常時期の5割増しから2倍以上になることがあります。
10万円という限られた予算内で引越しをするためには、可能であればその時期を避けて引っ越しをするようにしましょう。
繁忙期以外であれば、午後から作業を開始する「午後便」を利用したり、引越し業者にスケジュールをお任せする「おまかせ便」を利用したりすることで、さらに料金を安くすることができます。
また、引越し業者の料金というのは、高い業者と安い業者で2倍以上も違うことがあります。
ですから、1社だけに見積もりをとって10万円の予算をオーバーしたからといって、あきらめる必要はまったくありません。
複数の引越し業者から相見積もりをとることで、10万円以下でやってくれる業者が見つかる可能性は十分にあります。
一括見積りサービスを利用することで、複数の引越し業者の料金を簡単に比較することができます。
少しでも安く引っ越しをしたいと考えている方は、利用してみるといいでしょう。